お風呂が大好きな私達日本人。湯船に浸かって1日の疲れを癒すのが毎日の楽しみという人も多いのではないでしょうか?
今回は、ドイツの入浴剤から筆者が愛用している物や、実際に使ってみて良かった物をブランド別に紹介します。
入浴剤が豊富なドイツ
ドイツではシャワーで済ませてしまう事がほとんどで、家にバスタブが無いという人も珍しくありません。
個人差はあるものの、バスタブがあるとしても、お湯を張って湯船に浸かる頻度は「週末のみ」などかなり少ないです。筆者の友人の中には「バスタブは犬のシャンプーの時しか使わないよ」なんて人も。
そんなことからドイツ人はお風呂に入らないのかと思っていた筆者ですが、それと矛盾するかのようにドラッグストアには様々な種類の入浴剤が売られています。そしてこの入浴剤、香りが良いだけではなく色々な効果が期待でき、しかも値段は驚くほど安いです。
ドイツに来てから全く湯船に浸からなくなった筆者を再びお風呂へ導いたのも、この入浴剤たちなんです。とはいっても毎日入る訳ではありませんが。では早速、筆者が愛用している物や、実際に使ってみて良かった物をブランド別に紹介します。
クナイプ
日本でもお馴染みのクナイプ。ホリスティック論(5つの柱である水療法、植物療法、運動療法、食事療法、規則正しい生活との結びつきにより、人間が持つ本来の力を引き出すというもの)を唱えるセバスチャン・クナイプ氏が1891年に創設したブランドです。
クナイプの特徴は成分や環境に配慮した商品。バスソルトに使用されている塩は、なんと地下460mの場所にある2億5,000万年前の古代海水から精製されたミネラルたっぷりの天然岩塩。血行を良くして体を温めてくれるだけでなく、美肌効果もあります。
更には症状に合わせて様々な種類があります。こちらは風邪を引いた時用のバスソルト。体が温まるだけでなく、ユーカリのスーッとする香りが鼻や喉にとても心地いいです。
植物のエッセンシャルオイルをふんだんに使用したバスオイルやエッセンスもクナイプの得意分野。匂いがきつ過ぎず、心地よいアロマでかなりリラックスできます。
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テテセプト(tetesept)
こちらのブランドもクナイプと同じくらい有名で種類が沢山あり、「風邪」や「関節と筋肉に」、「背中と肩」など症状別の商品があるのもクナイプと似ています。
写真左に写っている「背中と肩」のバスソルトは1日中パソコンに向かった後に使うと、肩の凝りなどをほぐしてくれてとても気持ちがいいです。
またパッケージが可愛い冬限定バージョンもあります。保湿成分配合で冬の乾燥肌をすべすべにしてくれるという優れものです。
ドレスナー・エッセンス(Dresdner Essenz)
その名の通りドレスデン生まれの入浴剤からも、冬バージョンが沢山でていました。オレンジやベリー、クローブをはじめとするスパイスなどの香りが、ほっこりとした心地よいバスタイムを演出してくれます。
どの商品も肌を乾燥から守る成分がはいっているので乾燥肌の人におすすめ。お風呂上りは肌がしっとりしますよ。
レープクーヘンのスパークリングバスなどドイツならではの商品はお土産にも良さそうですね。お湯の匂いも本当にレープクーヘンなので、まるで自分がお菓子になってしまったかのような不思議な気分になります。
※日本のAmazonで購入可能です
バスソルトやスパークリングバスには「Duftprobe」と書いてある丸い印があります。ここには小さい穴が開いていて匂いをかぐことが出来るので、商品を選ぶときの参考にしてください。
香りも効能も素晴らしいドイツのバスソルト。ドイツの観光で歩き回った後にホテルで使ったり、気に入った物や珍しい物は日本へのお土産にぜひ買ってみてください。