長野の魅力ってなんだ?ドライブ&郷土料理で考え直してみた
日本

関東は高温多湿の毎日。生まれて以来、一昨年の3月まで長野に住んでいた私は、とにかく湿気というものにまだ慣れません。

長野にはさぞかし爽やかな風が吹いているだろうなあと、考えはじめてしまったらもう止まらない。1人でも行く!ということで、早速計画をして行ってきました。

今まで知らなかった長野の魅力や気が付いていなかった魅力を見つけたので、ご紹介させてください。

長野は広い!

長野県はおおまかに北信(長野市周辺)・東信(上田市周辺)・中信(松本市周辺)・南信(飯山市周辺)の4つの地域にわけられます。

天気も違えば言葉や文化もそれぞれ。縦長の地形で、山も数えきれないほどあるので、県内からでも他の地域を訪れるのがやや困難なこともあるくらいです。

そういったわけで、長野とひとくちに言っても大変広く、爽やかな風が吹く場所はたくさんあります。行きたい場所もたくさんあります。

都内から車で、どこ行こう

今回は、幸運なことにニッポンレンタカー渋谷駅東口営業所さんのご協力もいただけることになったので、東京からもアクセスしやすく、車でまわりやすい場所に狙いを定めます。

都内から車でとなると、一般的なルートは2つ。1つは、関越道から上信越道を通るルート(北信・東信方面)。ただ、上信越道は群馬と長野の県境付近でそれなりにカーブやアップダウンが多く、少し大変。それに、北信の山は夏も良いけど冬にこそ訪れたいところ。

もう1つが、圏央道から中央道を通るルート(中信・南信方面)。圏央道も中央道も走ったことがないものの、そんなに激しいコースではなさそう。南信は魅力的だけど、1人で運転して行くには少し遠いのが難点。

今の時期、標高の高さや高原の開け具合から考えると、中信地方の高原の素晴らしさにかなうものはないのではないか、などと考えを巡らせ、エリアは中信地方に絞られました。

そのなかでも今回は、中央道から行くと手前にあってアクセスしやすい蓼科高原に決定!

折しも「蓼科グランドホテル滝の湯」さんで「ディスカバー信州~信州再発見~」という70種類のメニューで信州のおいしさを余すところなく提供する夕食バイキングをやっているとの情報もいただいたので、久々の郷土料理も楽しみにお邪魔することに。

蓼科高原は日帰りでも十分に観光できる距離ですが、強行軍を敢行するよりも十分に堪能したい気持ちが勝って、1泊2日の小旅行。お昼過ぎに渋谷を出発して、夕方までに蓼科高原に着。翌日周辺観光をして夜までに帰宅というゆるゆるな計画を立てました。

良いお天気の出発当日。ニッポンレンタカー渋谷駅東口営業所から始まる蓼科高原旅行


ニッポンレンタカー渋谷駅東口営業所に到着。

赤いかわいい車が待っていてくれました。用意していただいた車はトヨタ パッソ。新しい車内設備やシステムに緊張しながら、まずは邪魔にならないところへ車をよけてナビを入力。そして出発です。

1日目の目的は、高速ドライブを楽しんで、夕方までにホテルに到着すること。不慣れで苦手意識しかない都内の道と首都高も、運転のしやすいコンパクトカーとナビのおかげですんなりと通過できました。

途中の談合坂サービスエリアで初めての休憩。

改めて車内設備を確認していると、「#レン活フォト」のステッカーを発見。レンタカーが写った写真に「#レン活フォト」のハッシュタグをつけて、InstagramやTwitterで発信すると素敵なプレゼントがもらえるとのこと。

何かチャンスがあるかも。

<レンタカーの提供をいただきました>
ニッポンレンタカー渋谷駅東口営業所
東京都渋谷区渋谷1-16-14
24時間営業
公式HPはこちら

あっという間に諏訪南インターチェンジに到着

談合坂サービスエリア後、休憩の必要も感じる間もなくホテル最寄りの諏訪南ICへ到着しました。

ちょっと心配していた山梨から長野へ入る際の山越えも、ほとんど山を感じさせない道のりで楽々ドライブ。ここからは、ビーナスラインを通ってホテルまで向かうことにしました。

ビーナスラインとは、蓼科高原のある茅野市から上田市にあたる美ヶ原高原までを結ぶ全長約76kmの道のことで、蓼科高原、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰、美ヶ原といった有数の景勝地を結ぶ観光道路です。

当日知ったのですが、2017年日本の絶景ロードの1位に輝いたそう。

入り口。

ビーナスに歓迎されながら山道を登ります。

蓼科湖の横で、#レン活フォト用の写真も撮ってみましたが……出来栄えは不問だと良いな、と思いました。

ビーナスラインがビーナスラインたる所以(つまり絶景)を目にする前に左側に「蓼科グランドホテル滝の湯」の看板が見えました。


観音様が並ぶ道を進み、ホテルに到着!

ビーナスライン
公式HPはこちら

本当に余すところなくメニューに採用されていた長野県の郷土料理の数々


今回の旅の楽しみの1つ、70種類ものメニューが並ぶ夕食バイキングへ!

石窯も本格的!

バイキングの70種類のメニューは、お品書きをざっと眺めただけでも、長野県全域の郷土料理や名産品がまんべんなく取り入れられているという印象です。


70種類全制覇を目指したため、遠慮がちの盛り付け。

結局40種類ほど食べたところで満腹になってしまいましたが、長野県の独自メニューはほぼ網羅できたのではないか、と思えるところまでがんばったので、こちらのホテルを訪れた際には絶対食べていただきたいメニューを勝手に紹介します。

おやき、お蕎麦、きのこ、山菜など王道の郷土料理や、お肉やうなぎ(意外かもしれませんがこちらも名産品)ももちろんありましたが、そこはあえて外して、こんなお料理も知っていただきたい! 食べていただきたい!というメニューからのセレクトです。

おすすめ度&郷土料理度も高い「おたぐり」


馬の産地、南信地方の郷土料理の「おたぐり」は、馬のモツ煮です。

南信地方の馬肉文化は有名ですが、馬のモツ料理は県内でもお目にかかる機会はありません。北信地方で育ったわたしは食べたことがなく、存在も知りませんでした!

日ごろ食しているモツ煮よりも、モツ感の強い味わいなので、好き嫌いは分かれそうですが、わたしは断然好き派です。ジビエ料理、鮒寿司、ブルーチーズが好きな方には間違いなくおすすめ。

郷土料理過ぎる「やたら」と「いもなます」

次にご紹介する「やたら」と「いもなます」は、普段は郷土料理代表には選ばれないだろう、普通の家庭料理です。派手さに欠けるため、70品目もあるメニューのなかでは選ばれにくいかもしれませんが、ぜひお試しいただきたいお料理です。


まず「やたら」。左のなにやら細かく混ざっている料理です。

これは北信地方の郷土料理なので、わたしの家庭の味ど真ん中。野菜をやたらめったら刻んでいれる、やたらめったら美味しい料理です。

キュウリやナスといった夏野菜と味噌漬け、シソやミョウガ、ショウガなど薬味系野菜を刻んで混ぜるだけ。味が足りなければお醤油をさっとかければ完成という簡単レシピ。

次に「いもなます」。右の紅白のお料理です。こちらも北信地方の郷土料理ですが、慶弔時などちょっと特別なときに作られることが多いお料理。

長時間水にさらした細切りのじゃがいもをさっと炒めて、塩・砂糖・酢で味付けをします。写真のものはニンジンも入っているおめでたい時のバージョン。

我が家では父が長野出身にも関わらず苦手だったため、あまり登場しなかったのですが、その分親戚の家で出てきたときには嬉しかったなーと、なんだかしみじみしながら味わいました。

「おたぐり」のような知らなかった郷土料理を知ることができたのも嬉しかったですが、「やたら」や「いもなます」といったニッチなソウルフードまでメニューにあることが、この味で育った身としてはたまらなく嬉しかったです。

長野県出身者として紹介しないわけにはいかない新しい郷土の味「信州サーモン」


海なし県の長野県が、その開発に約10年かけた「信州サーモン」。平成16年に承認されたマスとトラウトの掛け合わせで一代限りという貴重性のある新品種です。

掛け合わせの通り、マス・サケ系の味なのですが、お刺身で食べると濃厚な味に驚きます。濃厚ですが、臭みや脂みは感じないのでどんどん食べたくなる信州サーモン。長野に居たころから進んで食していました。

こちらと並んで「アルプスサーモン」もご紹介。アルプスサーモンはトラウトは混ざっていない、マスの養殖品種とのこと。信州サーモンと比べるとマス感が強めのせいか、酒蒸しよりもマリネのほうが美味しく感じられました。

見た目はほぼ同じな信州サーモンとアルプスサーモン。それぞれの味覚の違いや、サーモンとの違いを味わっていただきたい食材です。

素材の美味しさ「野菜」と「わさび」


きれいな水と空気で育った野菜とわさびの美味しさは言うまでもないのですが、やっぱり格別でした。

こちらのお肉はオーストラリア産牛でしたが、主役はこの刻みわさび。このわさびがあることで、お肉の脂身をさっぱりおいしくいただくことができます。大好き。

県内在住でも、ほかの地域のお料理を食す機会はなかなか少ないものです。今回のメニューではかゆいところに手が届く的なお料理が並んでいて、「そうそうこれこれ」とか「これがあの料理か」と思いながら、あれこれ試すことができました。

長野の郷土料理を食べるなら、詳しくはこちらのホームページをチェック!
ディスカバー信州 ~信州再発見~(蓼科グランドホテル滝の湯)
長野県茅野市北山蓼科4028
開催期間:2017年7月15日(土)~9月30日(土)
公式HPはこちら

長野の高原を楽しむ!

2日目も本当に良いお天気。絶好の観光日和です。本日の目的は、ビーナスラインドライブと八島湿原と横岳坪庭。

蓼科高原を出発したらビーナスラインに沿って、白樺湖、車山高原を通りながら八島湿原まで進み、湿原散策をしたあと折り返して蓼科高原に戻って北八ヶ岳ロープウェイで横岳坪庭へ行く、というルートにしました。

ビーナスライン入り口から白樺湖あたりまでは、森林の中の道という感じ。森の香りが強く、森林浴をしている実感がかなりあるルート。

白樺湖でボートに乗ったりするのも気持ちよさそう。白樺湖を抜けると一気にこれぞ「ビーナスライン」という風景が!



次々と現れる絶景に運転しながらわくわくが止まりませんでした。展望台がある度に車を寄せて眺めて感嘆するということを繰り返していたので、八島湿原まで想定していたより倍の時間がかかってしまいました。

そんなこともあって八島湿原の駐車場はすでに満車。路肩に寄せて順番待ち。絶景遅延と渋滞遅延のため、八島湿原を1周する散策や車山高原は諦めることにしました。


湿原を手前から堪能して、次なる目的地坪庭へ向かいます。

復路でもやっぱりきれいなビーナスラインに感動。

八島湿原
長野県諏訪郡下諏訪町

北八ヶ岳ロープウェイ乗り場に到着! 標高2,237mの坪庭へ


土曜日ということもあってなかなかの賑わいでしたが、10分おきに運行しているロープウェイですぐさま山頂へ行くことができました。

山頂駅を出ると広がる坪庭。

もともと火山系の山が好きなこともあって、岩のゴツゴツ感と丈の低い木々の緑にひたすら心を奪われながら散策路を進みます。

どこを見ても黒い岩と濃い緑。


風景を眺めたり、写真を撮ったりと、かなり立ち止まりながらの散策でしたが、40分ほどで1周できてしまいました。

車やロープウェイといった文明の利器や、それを管理している人たちのおかげで、なんら山登り能力も装備もないわたしが標高2,237mまで到達できることに心の底から感謝です。

高速で渋滞もしそうだしそろそろ帰らないとと思いながらも後ろ髪ひかれていたのですが、パンフレットを眺めていると、なんとこの坪庭、春には残雪の壁のなか散策ができる模様。

雪壁……! これはまたぜひ来たい。来よう!と、元気になって下山です。

坪庭
長野県茅野市北山
北八ヶ岳ロープウェイ公式HPはこちら

長野の良さとお山の良さを大発見

今回の蓼科高原への旅行は、わたしにとっては再発見だけでなく新たな発見まであった充実の旅でした。

やっぱり山はいいなぁ、また行きたいなぁ、と思うと同時に、本格山登りをする勇気はまだ持てないわたしでも山を十分に楽しめる設備が整っているって本当にありがたいと感じました。

長野県だけにとどまらず、日本には無数の山があって、どの山にも素敵な魅力があるに違いありません。また坪庭再訪もするとして、新たに素敵なお山も発見しに行きたいものです。

と、関東へ移住してからしばらく遠ざかっていた山への熱量も復活し、ちょっと早めの夏レジャーのつもりの蓼科旅行でしたが、この夏中にまた別の山に行きたいなと関東近郊を眺め始めたのでした。

本気でおすすめしたいレンタカー旅

用心しましたが案の定渋滞にはひっかかり、行きより時間がかかった帰り道でしたが、運転自体は楽な道のりで気持ちとしてはあっという間にニッポンレンタカー渋谷駅東口営業所さんへ。

実は、渋谷という大都会でレンタカーを借りるということに少し心配もあったのですが、出発前も不安のないよう対応してくださり、返却の際もたくさんの人が一斉に帰ってくるなかスムーズに案内してくださって、何も困ることがありませんでした。

旅先での移動しやすさやフレキシブルに動けるところ、また、道中で立ち寄るサービスエリアや道の駅、たまたま見つけた観光スポットなど、車ならではの楽しみ方があることは言わずもがな。

ご協力いただいたことはさておき、本当にレンタカー旅おすすめ!(特にニッポンレンタカー渋谷駅東口営業所さん)と思いました。

この記事を書いた人

竹中塁

竹中塁

長野生まれで長野育ち。2016年春に関東へ移住しました。 旅行は行くのも好きですが、人の旅行話を聞くことも大好きです。 ジャンルを問わず何かを読むことが好き、種類を問わず動物が好き、誰かに作ってもらったお料理が好き。苦手なものはネギ。これは戌年だからしかたがないらしいです。

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