多くの日本人選手が活躍するブンデスリーガ。
本場のサッカーを生で観戦したいと思うサッカーファンの方も多いのではないでしょうか?
今回は筆者が実際に観戦してきた試合の様子をレポートします。少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
試合前からすでに盛り上がるサポーター
筆者が観戦したのはニュルンベルクのホームスタジアムで行われた対ドルトムント戦でした。
せっかくなので試合前にニュルンベルクの街も見物しようと思い、一行は旧市街へ。そこで目にしたのは、なんと敵地にいながら我物顔で自分達のチームの応援歌を歌うドルトムントサポーター達だったのです。
ほぼ全員ビール片手に大声で熱唱。向こう側からニュルンベルクのサポーター一団が来れば、その場で応援合戦が始まります。喧嘩にでもならないのかと、見ているこちらがヒヤヒヤしてしまう光景でした。
スタジアム周辺ではグッズや食べ物を販売する店が出ているので、ここで記念にチームのマフラーやタオルを買うのもお勧めです。
たまに日本人だと分かると「カガワ―!」や「ウチダー!」など適当に日本人選手の名前を叫んでくるサポーターもいて面白いです。
いよいよ試合開始!
試合が始まる前からスタジアムの中は盛り上がっていていますが、ゲームが始まるとその興奮も最高潮になります。
最前列の席には熱心なサポーターがいて、歌を歌いながら旗を振って応援です。
ゴールが決まりそうになると皆が一斉に立ち上がり「行け行けー!」と応援。しかしゴールを外してしまうと、頭を抱えながら席にまた座る、この繰り返しでした。
そして、相手にゴールを決められてしまうと、周りのサポーターは絶望の叫びをあげて暴言みたいなのもいくつか飛び出します。言葉は悪いですが、ちょっと子供みたいでした。
筆者はサッカーにそこまで興味がないので冷静に観察できたのですが、そこまで熱心になれる事はすごい事だと思いました。あれだけ声を張り上げて応援していれば、結構ストレス発散にもなりそうです。
帰りの電車はラッシュアワー並み
試合が終われば皆一斉に帰ろうとするので、スタジアム周辺とスタジアムからの電車はものすごく混雑します。
試合がある時には臨時列車も出ますが、それでもいっぱいいっぱい。筆者もまさか、ドイツでラッシュアワー級の混雑を体験するとは思ってもいませんでした。
そして、満員電車の中でもまた合唱が始まります。まだまだ元気なドイツ人サポーター達は楽しそうに歌っていますが、もし皆さんが疲れていたりしたら、ちょっとイラッとしてしまうかもしれません。
冬は寒い
冬にサッカー観戦をしに行く方は服装に要注意です。
ドイツの厳しい冬空のもとで行われる試合ですが、観ている人たちはあまり動かないので時間が経つにつれてどんどん体の芯から冷えてきます。沢山重ね着をして温かい恰好で観戦に臨んでください。
逆に夏シーズンはサッカー観戦にはベストな時期です。
ドイツの夏はカラッとしていて気持ちよい暑さなので、ビールなど飲みながらほろ酔い気分で楽しく観戦できそうですよ。
美しい街並みや建物もドイツ観光の醍醐味ですが、サッカー観戦からはまたひと味違ったドイツの姿が見えてくるかもしれません。