北海道で生まれ、現在は北海道名物料理のひとつとして知られる「スープカレー」。現在では北海道を飛び出して全国各地へ店舗展開し知名度を高めているお店もありますが、観光ガイドブックやグルメサイトではあまり見かけない個人店でも、有名店に匹敵するほどの美味しさを誇るスープカレーを提供するお店があります。
今回は、札幌市民が足繁く通うスープカレーの隠れた名店を3店舗ご紹介。どのお店も個性豊かな特徴があるので、ぜひあなたの好みのお店を探してみてください。
札幌スープカレー曼荼羅|西区西町

まずご紹介するのは、西区西町の国道5号線沿いにお店を構える「札幌スープカレー曼荼羅」さんです。こちらのお店はこの記事で紹介するお店で唯一レトルト食品が販売されているお店ではありますが、まだまだその知名度は高くなく、穴場的なポジションで根強いファンがいるお店のひとつ。
今回は西区にある本店をご紹介しますが、現在は中央区の北海道神宮そばにも新店舗がオープンしています。

同店のスープカレーはオリジナルスープと薬膳スープからベースのスープを選ぶことができ、薬膳スープは専門家の監修を受けた本格的なものとなります。薬事法の関係で詳細な効能はここでお伝えすることができないため、ぜひ現地でお店の方へ詳細を聞いてみてください。

かつては筆者も足繁く通った同店。現在は転職のためなかなか足を運ぶことができなくなりましたが、訪れるといつもオーダーしていたのは「ホルモンから揚げ」のスープカレーです。
別添えのホルモンから揚げは、トッピングとしてスープへ投入するのも良し、そのまま食べるのも良しと、さまざまな楽しみ方ができます。筆者は薬膳スープで楽しむことが多いのですが、ぜひお好みのスープで楽しんでみてください。
●札幌スープカレー曼荼羅
北海道札幌市西区西町南18丁目1-40 クリエイトビル 1F
Soup Curry 藍色|豊平区福住

筆者の知る限り、おそらく札幌市内で一番場所がわかりにくいであろう隠れ家中の隠れ家的スープカレー店が、豊平区福住で営業する「Soup Curry 藍色」さん。
同店は福住・桑園通にかかる西岡橋高架橋の下にお店があるのですが、そこへたどり着くまでがまさに初見殺し! Google Mapなどの地図アプリでナビゲーションしても非常に場所が分かりにくく、橋の手前にある側道から高架下へ進んだ先にお店があるため、初めての訪問時はとても苦労しました。

同店は和出汁を使ったスープカレーを得意としており、商品の名前も「黄金色」や「紅葉色」など日本古来の色を彷彿させるネーミングが特徴。季節ごとに限定商品も登場するので、販売状況を公式SNSで確認してからお店へ向かいましょう。
●Soup Curry 藍色
北海道札幌市豊平区福住2条10-1-3西岡橋高架下1F
Kitchen GRIZZLY|手稲区前田

最後にご紹介するのは、手稲区の石狩手稲通沿いにお店を構える「Kitchen GRIZZLY」さんです。こちらのお店は青果店直営のレストランとして営業しており、スープカレーだけでなく、ルウカレーやハンバーグ、パスタなどの料理も提供。スイーツにも定評があるため、カフェとして気軽に利用するのもおすすめです。

同店のスープカレーは、どの商品を選んでもおよそ20種類の野菜が使われており、旬の野菜を中心に使用するため、季節によって若干ラインナップが変わります。手ごろな価格で野菜たっぷりのスープカレーを食べることができるのは青果店直営のお店ならでは!
ウェスタンアメリカスタイルのユニークな内装にもぜひ注目してみてください。
●Kitchen GRIZZLY
北海道札幌市手稲区前田9条11丁目3-66
札幌で楽しむスープカレー! 隠れた名店を発掘しに行こう

今回はちょっぴりローカルモードでおすすめのスープカレー店をピックアップしてみました。札幌以外ではなかなか食べられる機会がないお店ばかりなので、札幌を訪れた際にはぜひ気になるお店へ足を運んでみてくださいね!