冬の日本海側は雨や雪の日が多く観光ともなると少しテンションが下がってしまいますよね。しかし、天候に関係なく誰でも間違いなく楽しめる場所があります。それが今回ご紹介する魚津水族館! 創設110年という現存する水族館としては日本で最古の水族館。昭和の時代を感じる渋い外観からもその歴史を感じます。では早速中に入って見ましょう!
いつまでも見ていたくなる水槽
中に入ってまず驚くのが、外観から想像できなかった明るい綺麗な水槽!
富山の河川に生息するコイ科の魚やアユが活き活きと泳ぎなんとも気持ち良さそうです。北アルプスの雪解け水が富山の淡水魚を育んでいます。
こちらは波の水槽(現在は機械が故障のため人力で波を起こします)
アジが元気に泳ぐ姿はずっと見ていられます。実はこの水槽のお魚は全て「釣り」で採集されています。お魚の採集方法の中で一番傷つけない方法を取り入れダメージを最小限におさえています! だから元気なのですね!
100円で餌が購入できます。上から餌をあげるとアジが集まりその光景もまた迫力があり面白い!
迫力ある大水槽でのお食事タイムのショーは必見!
奥に進むと見えてきたのが富山湾大水槽。高低差4000mという富山湾には様々なお魚が生息しています。この大水槽では巨大なクエやスズキ、ブリなどが悠々と泳いでいます。
ここでぜひご覧いただきたいのは1日2回行われるお食事タイム(11時と14時10分)*詳しくはホームページをご覧ください。
この日はサンタさんの帽子をかぶったダイバーが登場。魚がいかに大きいかもわかりますね!
餌をあげ始めるとこの勢い! 体当たりされ大丈夫か心配になるくらいの迫力!
実際にガラスにぶつかり失神しているお魚も出るくらいみんな必死です。
バックヤードも少し覗くことができ、お食事タイムの前後に行くとダイバーさんにお会いできるかも!命がけのお仕事だと思います。
この大水槽には1981年に作られた日本で最初のアクリル製トンネルがあります。
今や日本中の水族館にこのようなアクリル製の大型のトンネルがありますがルーツはここです!
水槽の壁にペタリとくっつく魚を発見。コバンザメの仲間には背びれが変化した吸盤がありサメやカジキなどの大きな魚にくっついて餌のおこぼれをもらいながら生活をしているとか。大水槽の中には大きな魚がいないのでアクリルや床にくっついているそうです。「死んでないよ! 僕は元気です」というメッセージも面白い!
生き物って面白い!
魚津水族館はとにかく展示の仕方が工夫され生き物の生態の奥深さや面白さを感じることができます。
この様な説明パネルがいたるところにあり生き物への興味が湧きますね!
石に同化している魚
クスッと笑える説明パネルも!
あご髭のある魚を始めて見ました!
カエルの裏側見たことありますか? 吸盤とおなかをぺったりくっつけて安定した位置を探っていました。
まるで綺麗な洋服を着ているかのようなカサゴ
体調3mを超える珍魚リュウグウノツカイは剥製の展示がありその大きさに驚きます。
古い角質をとってくれることで知られるガラ・ルファ。実際に手を入れて体験もできます。
気が付いたらなんと2時間ほど滞在していました! 現在、魚津水族館は設備の更新や修繕のためのクラウドファンディングを行っています。富山県唯一の水族館を残すためぜひ一度訪れてみて下さい! 楽しめること間違いなしです!
富山県魚津市三ケ1390