桜、ツツジ、藤と季節は移り、5月の大阪はバラの季節。大阪市中心部にある靭公園バラ園と中之島公園バラ園は徒歩で移動できる位置関係で、春と秋のバラのシーズンにぜひ訪れていただきたい都会のオアシス。どちらのバラ園もデザインに特徴があり、両方に足を運ぶのがおすすめです。
大阪市内でおすすめの緑地
大阪市内には「鶴見緑地公園」や「長居公園」、「てんしば」など、美しく管理された緑地や公園が複数あり、季節の草花の観賞はもちろんのこと、オールシーズン楽しめるような芝生広場を持つ公園もあります。
今回ご紹介するのは、私が毎年訪れる、春と秋に美しい花を咲かせるバラで有名な「靭(うつぼ)公園」と「中之島公園」です。片方だけじゃもったいない。徒歩で移動可能な2つのバラ園を楽しみましょう!
靭公園
靭公園があるのは大阪市西区。地下鉄本町駅の28番出口が最寄りですが、肥後橋駅からでも徒歩5分かからない好立地が魅力。
この辺りは大阪のオフィス街で、平日のお昼時にはオフィスワーカーたちの憩いの場となっています。
靭公園バラ園
靭公園は東西に長く広がっていて、バラ園は四ツ橋筋となにわ筋の間のなにわ筋に近い場所に位置します。
ここは世界バラ会議大阪大会で「優秀庭園賞」を受賞した経歴を持つバラ園です。敷地に高低差をつけ小川を設け、傾斜を上手く利用。華やかに咲き誇る170品種・約3,400株のバラをパノラミックに楽しませてくれます。
おすすめは早朝。常時オープンしているので、時間や料金は気にする必要はありません。バラの時期は多くの人が訪れるので、日中よりも人が少ない時間、陽射しが強くない時間がおすすめ(人・バラともに)です。
2024年5月18日(土)・19日(日)には靭公園バラ祭が開催され、カフェやハンドメイド雑貨などの出店がありますよ。
中之島公園バラ園
靭公園から徒歩約15分。中之島公園の中にも美しいバラ園があります。
バラは310品種・約3,700株とのことです。数は靭公園も中之島公園も同じくらいですが、品種は中之島公園のほうが多いようですね。中之島公園のバラ園は、水の都・大阪らしい風景と一緒に楽しめますよ。
こちらもオフィス街なので、平日のランチタイムはオフィスワーカーで賑やか。土日は家族連れが多く見られます。最寄り駅は北浜駅や淀屋橋駅ですが、大阪駅からもお散歩がてら歩いてアクセスすることも可能。
靭公園と同じく、時間や料金は気にする必要ありません。2024年5月11日(土)・12日(日)にはキッチンカーやストリートピアノ、ライブ演奏が楽しめる「Sound of Rose Garden」が開催されます。
どちらかではなく欲張りに両方!
どちらがおすすめか聞かれると困るくらいどちらも素敵なバラ園。あとは好みの問題ですね(個人的には靭公園によく行きます)。「どちらか」ではなく「両方」ハシゴするのが一番間違いなし! 1年に2度咲くバラ。春を逃したら秋に咲くタイミングを狙ってみてくださいね。春は花数が多く、秋は香りが高いのが特徴です。