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バングラデシュ旅行の注意点とは?リスクを最小限にする方法

2016-10-19_214913

2016年7月1日、バングラデシュの首都ダッカで、日本人7名を含む23名が殺害される、痛ましいテロ事件が発生しました。
日本人が巻き込まれたこと、また筆者も含め、現地在住日本人もよく訪れていたレストランが襲撃されたため、他人事とは思えず、自分もいつテロ事件に巻き込まれてもおかしくない危機感を強く持った出来事でした。

外務省の海外安全ホームページでの危険度も「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」と設定され、近年のISISによる南・東南アジアでのテロ激化もあり、バングラデシュへの渡航は、残念ながら今はオススメとは言えません。

それでも、何らかの理由で今のタイミングでバングラデシュに訪れる方、もしくはバングラデシュでなくても中東や南アジア・東南アジアを訪れる方のために、いつ巻き込まれるかわからないテロに備え、安全対策を紹介します。

訪問時は気をつけて! リスクが高い場所

ホーリー
▲7月1日ダッカテロの標的となった、Holey Artisan bakery。筆者も、日本から訪れた家族と訪れたことがありました。

 

上述したテロ事件の特徴の一つとして、「明らかに外国人が標的となった」というものがあります。

現場のレストランに居合わせた日本人・イタリア人など外国人は殺害され、バングラデシュ人はほとんど解放されています。

そのため、まずは下記のような場所は極力近づかないよう、または長居しないように、細心の注意を払うべきです。

・外国人客が多い、欧米風のレストランやカフェ。(特に籠城しやすい一軒家タイプのものは注意です。)

・外国人クラブなど、欧米関連施設

欧米風のホテル

・日本大使館など政府機関

空港(出入国にあたりもちろん使用しなければいけませんが、カウンターや出入り口付近で長居しないようにしましょう。チェックイン後であれば、危険物等持込できないため問題ありません)

 

また、外国人の有無にかかわらず、下記のような人の多く集まるような場所や、宗教色の強い場所も注意が必要です。

イベント会場

スポーツスタジアム

ショッピングモール

・モスクなど宗教関連施設

 

行けるところが大分限られてしまいますが、上記を知っていると知っていないでは大きな違いがあります。

自分の訪問予定場所に該当する場所はないか、旅前に是非確認していただければと思います。

 

旅行前に確認! リスクが高い時期

イフタール
▲ラマダーン中、日が暮れた後にイフタールと呼ばれる軽食を食べる風景。こちらはスーパーマーケットの従業員さん達ですが、イフタールの時間が来ると業務も一時中断して、食事をとります。

 

ダッカテロが起きた7月1日はラマダーン明けを祝う金曜日(バングラデシュでは休日)でした。

リスクが高い時期についても、下記確認しておきましょう。

・ラマダーンなど、イスラム系の宗教行事がある時期(できれば他宗教の行事についても注意)

・クリケット(バングラデシュではかなりメジャーなスポーツ)など、大きなスポーツイベントがある時期

・イードと呼ばれる長期休みの時期(長期休みはバングラデシュ人は田舎の実家に帰ることが多く、そのため首都などの都市は外国人が多い傾向あり。そのためテロ発生の可能性も高くなると考えられます)

 

心に留めておくべき!その他注意点

ヒジャブ
▲筆者(左)ヒジャブ着用の様子。

 

上記で挙げたリスクが高い場所や時期を避けるということ以外にも、筆者が実際に現地で実践していた安全対策も紹介します。

・服装はなるべく目立たなく、肌が隠れるものを身につける。(女性は)ヒジャブと呼ばれるムスリム女性が頭に巻くスカーフを使用する。要は「明らかに外国人」とわかるような格好をしないように、なるべく現地に溶け込むようにする

移動手段はタクシーのみ。人力車やCNG(天然ガスで動く三輪車)は、乗客が誰なのか外から明確であるため、セキュリティ的に不安があるため

・レストランやカフェなどに入店する場合は、避難経路の確認を忘れない

 

いかがでしたでしょうか?

異なる文化や人々に触れ、知見を広げることができる旅。

同時に、テロが多発しているこの時代だからこそ、安全対策にも細心の注意を払いたいですね。

当記事の内容が、少しでも参考になれば幸いです!

リスクを最小限にするために。バングラデシュを旅行するために気をつけるべきこと。

親日国として、日本人は特別扱いされるような国だったバングラデシュ。今回、一部の過激派によって、悲惨なテロ事件が起きてしまい、本当に残念です。同時に、このご時世、自分もいつ危険に巻き込まれてもおかしくないという危機感を強く持つようになりました。平和ボケしていた自分にとって、大きな転機となりました。

この記事を書いた人

MioAhmed

MioAhmedHRマネージャー in Hishab

1988年生まれ、北海道出身。アイスランドの留学、シンガポールでの勤務を経て、バングラデシュに移住し国際結婚。ITベンチャーでHRマネージャーとして勤務中。2016年8月から、第一子出産のため日本へ帰省中。東京で国際交流や日本の文化発信を目的としたNPO・Japanizeを友人と運営した経験あり。