私はユニバーサルスタジオジャパンが好きです。それでシンガポールのユニバーサルスタジオシンガポールにも張り切って出かけて行きました。入り口の大きな地球や門を見たらなぜかとても興奮します。
テーマパークなのになぜか温かさを感じるのがユニバーサルスタジオシンガポールの特徴だと思います。そんなユニバーサルシンガポールの魅力やユニバーサルスタジオジャパンとの違いをお伝えします。
セントーサ島の一部にある、ユニバーサルスタジオシンガポール
シンガポールのセントーサ島は有名な観光スポットです。セントーサ島にはリゾート・ワールド・セントーサがあり、有名なマーライオンのうちで1番大きなマーライオンもそこにあります。
リゾート・ワールド・セントーサはいくつかのエリアに分かれていますが、そのうちの1つがユニバーサルスタジオシンガポールです。交通のアクセスもいいので観光客にとって行きやすい場所だと思います。
セントーサ島に入るにはいくつかの方法があります。ロープウェイで行くこともできますし、タクシーで行くこともできます。
でも私たちが使ったのは別のルートです。まずビボシティショッピングセンターへ行き、そこからモノレールに乗ってセントーサ島に入ります。モノレール駅のカウンターにはユニバーサルスタジオシンガポールの看板が出ていて、間違えようがないほどはっきり分かります。
駅から降りると、まずユニバーサルスタジオでおなじみの大きな地球が私たちを出迎えてくれました。ゆっくり回ってる大きな地球やその周りから吹き出ている霧がなんとも言えない雰囲気を漂わせています。
毎回これを見るたびに、「ユニバーサルスタジオにやってきた!」とワクワクします。
しかもシンガポールはとても暑いので、霧が吹き出ていることでなんとなく周りの空気が涼しくなっています。ユニバーサルシンガポールにたどり着くだけでも暑くて汗だくになる時もあるので、この霧は嬉しいです。
地球を過ぎると、大きな門がお出迎え。これも日本のユニバーサルスタジオジャパンとそれほど変わらない光景です。地球と門、この光景を見ているとテンションが上がります。
その後受付に並んでチケットを買います。現金でもいいですし、クレジットカードでもいいです。私が行った時には、マスターカードでの支払いのみ、割引をしてくれました。
お土産エリアは?
日本と同じで入り口の横はお土産コーナーになっていました。ただ日本と比べるとお土産コーナーのエリアが小さく、お土産の種類も少なかったのが印象に残っています。
特に缶や箱に入っているお土産の種類が日本に比べると少なかったように感じました。お土産コーナーを見て回ることもユニバーサルスタジオの楽しみの1つだったので少しがっかりしたのを覚えています。
よく考えてみるとテーマパークに行った時、シンガポール人は日本人に比べるとお土産をたくさん買わないのかもしれません。日本ではテーマパークに行った際にお土産を買うのもイベントの1つになっています。
可愛い缶を選んだりすることも楽しみです。それを会社の人や友達に配ったり、自分の思い出用にしたりします。
今までシンガポール人の友達を見ていると、友達へのお土産を大量に買っている人をあまり見たことがありません(少しは買っていますが、頼まれたものを買う程度です)。もしかしたら日本ほどお土産文化がないのでお土産コーナーも小さな規模で十分なのかもしれません。
ただ、シンガポール限定のお土産もあるのでそれを探すのも面白いと思いました。日本にいる家族に手紙を書いて送るため、絵葉書をたくさん買いました。
そして、stickyキャンディーのユニバーサルスタジオシンガポールバージョンがあったのが嬉しかったです。私もお土産に購入しました。
日本のユニバーサルスタジオジャパンと比べて……。
ユニバーサルスタジオシンガポールは、ユニバーサルスタジオジャパンと比べると規模が小さいイメージを受けました。シンガポールは小さな国なので仕方ないのかもしれません。でもコンパクトに回りやすいという点ではとても便利でいいと思います。
パーク内にいる人も日本に比べて少ないと思いました。(私たちが行くのがいつも平日だからだというのもあるかもしれませんが。)ガランとしているという意味ではなく、程よく人はいて賑わっています。
日本ほど混んでいないおかげで、それほど待たずにアトラクションに乗ることができますし、キャラクターたちとの記念写真を撮る機会も多くなります。
ユニバーサルスタジオシンガポールのエリアの内容も少しずつ違っていました。日本には全くないエリアもありました。そういった意味でも楽しむことができました。
アトラクションの種類も、子ども向けのものが多くあると思いました。また年齢制限がないものも多く、小さな子どもさんを連れた家族連れの人たちは日本よりシンガポールの方が楽しめそうだと思いました。
それぞれのエリアは?
ハリウッドエリア
お土産コーナーを出るとすぐに少し小さめですが、ハリウッドエリアがありました。
ニューヨークエリア
ハリウッドエリアを抜けると、ニューヨークエリアがありました。日本のユニバーサルスタジオジャパンのニューヨークエリアとよく似ていましたが、日本よりも小さめでした。それでも細かいところまでよく作られていて楽しめました。
ここにはセサミストリートのアトラクションがあり、セサミストリートのキャラクターたちもいました。人も少なかったので私たちも記念写真を撮ることができました。
ニューヨークエリアの一角では頻繁にショーなどのイベントが開かれているようです。私たちが行ったときにはニューヨークらしく?ストリートダンサーによるダンスが行われていました。
途中で観客も参加してダンスを踊ることができるコーナーがあり、参加者が募られました。
そこで名乗り出て手を挙げたのが、一緒に行っていたシンガポール人の友達です。私にそそのかされたんです。そしてなんと友達が抜擢されました。
友達はダンス経験がない初心者でしたが、その場のノリで適当にダンスを踊っていました。ストリートダンサーたちが上手にフォローしてくれ、なんとも素敵なパフォーマンスが出来上がりました!
名乗り出た友達の勇気、そしてフォローしてくれたストリートダンサーの方たちの腕に拍手です。
おかげで楽しくニューヨークエリアを回ることができました。
Sci-Fi cityエリア
ニューヨークエリアをすぎると今度は一気にSFの世界に入ります。Sci-Fi cityエリアはまるでトランスフォーマーの世界です。たくさんのロボットたちがウロウロ歩いていて、みんなと記念写真を撮っています。かなり大きなロボットは迫力満点です。
Sci-Fi cityエリアで人気のアトラクションはトランスフォーマー3Dです。日本のユニバーサルスタジオジャパンのスパイダーマンとよく似たアトラクションです。
乗り物に乗って街の中を巡っていきますが、それがあまりにもリアルで本当に一緒に冒険しているような気分になって面白いです。
もう1つおもしろかったのがジェットコースターです。このジェットコースターは面白くて二つの種類のジェットコースターが一緒に出発します。
途中、地面すれすれに走ったり、2つのジェットコースターがぶつかるのではないかと思うほどに接近したりします。ぶつかることはないと分かっていてもついつい体を縮ませてしまう自分がいて面白いです。
一緒に行ったシンガポール人の友達(この時その子はまだ学生でした。)はこのジェットコースターがとても気に入ったようでした。とにかくエンドレスでジェットコースターに乗りまくっていました。
私ともう1人の友達も2,3回は付き合いましたが、さすがにギブアップ。ヤングパワーはすごいなとあっけにとられながら、ジェットコースターに乗りまくる友達を見送りました。
次に行った時にはジェットコースターはお休みでした(多分メンテナンスのため)。前回乗りまくっただけに、お休み中だったのは少し寂しかったです。
Ancient Egyptエリア
Sci-Fi cityエリアを過ぎると今度Ancient Egyptエリアには入り、古代エジブトの遺跡のようなものがたくさんあるディスプレイがあります。
Ancient Egyptエリアには、古代エジプトにはこんな人がいたんだろうなという人たちが歩いていて、記念写真を一緒に撮れるようになっていました。
また、ジェットコースターなどのアトラクションがありました。私には大きな遺跡が印象的でした。
ロストワールドエリア
Ancient Egyptを過ぎると今度はロストワールドのエリアです。日本ではジュラシックワールドのエリアですが、ユニバーサルスタジオシンガポールでは、ロストワールドエリアになっていました。
ジュラシックワールドは日本のユニバーサルスタジオジャパンの中で私が1番好きなエリアです。それだけに、期待も高まります。
おなじみのジュラシックパークのゲートをくぐるといきなり現れたのが、飼育員に抱かれて鳴いているトリケラトプスの赤ちゃんです。いきなりリアル感抜群です。
ロストワールドのエリアに入ってイメージしたのが「楽しい遊園地」ということです。子ども達が喜びそうなアトラクションがたくさんありました。
例えば、キャノピー・フライヤーというアトラクションは、プテラノドンの乗り物に乗って楽しむジェットコースターです。
足をぶらぶらさせた状態で走っていくので、映画ジュラシックパーク3のようにプテラノドンにさらわれてしまったような気分を楽しめました。
スピードはそれほど早くないので、上から写真を撮るほどの余裕がありました。
上から撮った写真。この時はジュラシック・パーク・ラピッド・アドベンチャーがオープンされる前だったので、川が干からびています。
ロストワールドで一番人気のアトラクションは何と言ってジュラシック・パーク・ラピッド・アドベンチャーだと思います。
他のユニバーサルスタジオのジュラシックパーク・ザ・ライドとほとんど似ていますが、ラピッド型のボートに乗って川下りを楽し見ながらアトラクションを楽しみます。
ラピッド型のボートにしたのは暑いシンガポールだからでしょうか?
初めてユニバーサルスタジオシンガポールに行った時にはまだオープンしていなくてがっかりしたのですが、次に行った時にはオープンしていました。
早速並びます! 日本に比べて待ち時間が少ないとはいえ、さすが! 人気のアトラクションです。暑い中かなり並びました。でも川下りだったので暑いシンガポールにちょうどいいと思いました。
気になるレストランは?
ユニバーサルスタジオジャパンのレストランは、ジュラシックパークの世界をそのまま再現したようなレストランで、メニューもジュラシックパークの世界のようです。
一方、ユニバーサルスタジオシンガポールのレストランは、ジュラシックパークを再現したレストランでしたが、メニューはチキンライス、ラクサなどシンガポール料理でした。シンガポール料理を楽しめるという意味でもいいかもしれません。
レストランの中
レストランの壁にはリアルな化石のレプリカも
日本にある、屋台で売られている肉の塊は売られていませんでした。
個人的には、細かいところまでリアルに再現されていて広いという意味で、ジュラシックパークエリアの方が好きだと思いました。
ジュラシックパーク内にはウォーターワールドのショーを楽しむことができるコーナーがあります。日本のアトラクションとほとんど一緒でしたが英語なのでかなりリアル感がありました。
またウォーターワールドおなじみの水かけもシンガポールの方が迫力がありました。やはり、暑い国だから?
Far Far Awayエリア
ロストワールドエリアを抜けるとFar Far Awayエリアです。ここはシュレックの世界です。ユニバーサルスタジオシンガポールの中で私が一番好きなエリアでもあります。
シュレックの家から、お城まで。お城はとても大きくてそれだけでも見応えがあります。写真スポットになりそうです。お城の中でもアトラクションがありますが、私が好きなのはアトラクションよりもFar Far Awayエリアの光景です。
シュレックの物語がおとぎの国の話が舞台になっているストーリーなので、とにかく何から何まで本当に可愛いんです。
お菓子の家のお菓子屋さん
ところどころでシュレックの話で出てくるものが登場するので探しながら歩くのも面白いです。
かぼちゃならぬ、玉ねぎの馬車
かえる君の噴水
特にお気に入りなのが、お土産が売られているショップです。
もちろんシュレックのグッズが売られていてディスプレイなどもとても可愛いのですが、私が心を奪われたのが、ジンジャークッキー君とジュースです。
シュレックで出てくるジンジャークッキー君そのものが売られています。また、毒々しい色したジュースもフラスコ風の容器に入って売られていました。
ジンジャークッキーのリアルクッキー
毒々しい色のジュース
こちらもシュレックの世界観抜群です。あまりにも毒々しくてジュースにチャレンジする勇気がまだ持てないのですが、いつかチャレンジしてみたいです。
Madagascarエリア
Far Far Awayエリアを通り過ぎると、大きすぎるぐらい大きな船が特徴のMadagascarエリアに突入です。もちろんアニメ「マダガスカル」が舞台になっているエリアです。
歩いているだけでウキウキしてしまうようなアフリカのジャングルや荷物のコンテナなどがデザインされています。
マダガスカルのキャラクターとの記念撮影もできるコーナーもありました。
アトラクションは、マダガスカルの愉快なキャラクターたちによる元気のいいものでした。小さな子どもたちも楽しめそうなアトラクションでした。
なぜか親しみやすさを感じるユニバーサルスタジオシンガポール
ユニバーサルシンガポールは「規模が小さい」と言ってしまえば消極的な言葉になってしまいますが、コンパクトにまとまられています。1つ1つのエリアがそれほど広くありません。
例えばロストワールドのエリアからFar Far Awayエリアが見えているほどです。でも上手にコンパクトにまとめられているので1日もあれば十分に満足することができます。
ユニバーサルスタジオは世界でも有名で人気のリゾート地です。私はユニバーサルスタジオジャパンに行く時にはなぜか特別な感じがして、勝手に大仕事をするような気分になります。
それに比べてユニバーサルスタジオシンガポールはあまり特別な感じはなく気軽に行くことができるテーマパークという感じです。
ユニバーサルスタジオシンガポールがコンパクトだからということだけでなく、フレンドリーなスタッフやキャラクターがそう思わせるのかもしれません。だからまた行きたいという気持ちになるのだろうと思いました。