マレーシアとシンガポール、両方を一気に楽しむ方法とは?
シンガポール

セントラルマーケット

マレーシアとシンガポールはお隣の国です。マレーシアとシンガポールは簡単に行き来できます。
せっかく旅行に行くのだからマレーシアとシンガポールをセットで旅行できたらなと思っている方のために、ポイントを押さえながらマレーシアとシンガポールの両方の楽しみ方をご紹介します!

もともと同じ国だった

マレーシアとシンガポールはもともと同じ国でした。
約50年前にマレーシアから独立してシンガポールという国になりました。シンガポールとマレーシアは共通点が多いと思います。

食べ物が似ていていたり、服装も似ていたり……。もともと同じ国だったので当然といえば当然ですが……。親戚のようなものというのが、私が個人的に思っているシンガポールとマレーシアの位置付けです。

時々、シンガポール人の友達の従兄弟がマレーシア人だったと、同じ親族でも国籍が別々になっている話を聞くこともあります。そんなマレーシアとシンガポールを一緒に旅行してしまうのも面白いです。

ここではマレーシアからシンガポールに下っていく方法でお伝えしたいと思います。マレーシアからシンガポールの順番にしたのは、マレーシアの発展途上国ならではの魅力を楽しんだ後で、先進国入りしているシンガポールに行った方がショックが少なくマレーシアを楽しめると思うからです。

まずはクアラルンプールへ!

クアラルンプール

マレーシアの首都クアラルンプールはかなりの大都会です。本当に発展途上国なの?と疑ってしまうような綺麗でオシャレなデザインのビルがあちこちに建てられています。

そして大きなショッピングモールもいくつもあり、ショップが多く入っています。お手軽な値段でオシャレなアイテムが手に入るから、若い女の子たちに人気だという記事をどこかで読んだ事があります。それくらい買い物を楽しめる場所です。

クアラルンプールに着いてそんなショッピングモールでショッピングを楽しむのも1つの楽しみ方ですが、クアラルンプールに来たら是非とも観光したい場所はペトロナスタワーとセントラルマーケットです。

ペトロナスタワー

ペトロナスタワーは今やマレーシアのシンボルにもなっているタワーです。2つのタワーが並んでいるので、ツインタワーというニックネームで親しまれています。

ツインタワーは昼と夜の両方楽しめます。昼にスタイリッシュでかっこいいタワーがデンと建っていますが、夜になるとライトアップされてすごく綺麗です。

昼でも夜でも観光客があふれていて、記念写真を撮っています。
できれば昼と夜の両方写真を撮れたらいいと思いますが、どちらか選ばないといけないとしたらやはり夜の方が綺麗だと思います。

ただ、夜のクアラルンプールはとても危ないので、荷物の持ち方に気をつけたり、少人数の女性だけで行動しないことをオススメします。(実際に私の友達はクアラルンプールの街を歩いている時にひったくりに遭いました)

ペトロナスタワー

セントラルマーケットでお土産をゲット!

セントラルマーケットでは色々な民族のお土産が売られています。
値段は少し高めですが、それでも1つの場所でお土産を買う事ができるという点や、面白いものがたくさん売られているという点ではオススメの場所です。買わないとしても見ているだけでワクワクする場所です。

時間があればセントラルマーケットの近くにあるチャイナタウン、リトルインディア、国会議事堂(ムルデカスクエア)に行くのも面白いです。

特に国会議事堂はレトロな建物がオシャレです。

セントラルマーケット

クアラルンプールからマラッカへ

クアラルンプールの観光は1~3日あれば十分だと思います。その後バスターミナルからバスに乗ってマラッカに向かいます。バンダー・タシック・スラタンバスターミナル(通称:TBS)というバスターミナルでマラッカ行きのチケットを買います。

クアラルンプールからマラッカまではバスで約2時間の道のりです。

世界遺産の街マラッカ

マラッカ

マラッカは世界遺産に登録されている場所がある有名な観光スポットの街です。マラッカはそれほど大きくなく、しかも観光スポットが1箇所に凝縮されているので比較的観光しやすい場所だと思います。

オランダやポルトガル、イギリスと色々な植民地時代を経てきたマレーシアですが、その植民地時代、マラッカに都市が建てられていたようです。
その古い町並みが世界遺産として登録されています。マレーシアらしくもあり、マレーシアっぽくないマラッカの町並みが私は好きです。

オススメはジョンカーストリート

マラッカの1番のオススメは何と言ってもジョンカーストリートです。金曜日から日曜日にかけての週末にだけたくさんの出店が並んでいます。
そのほとんどが雑貨や食べ物ですが、ジョンカーストリートを歩いているだけで楽しいです。またたくさんの人が集まっていて活気があるのもいいです。

ジョンカストリートに来たら是非食べてみたいのがマラッカラクサというヌードルです。「ジョンカーデザート88」というお店のマラッカラクサがオススメです。

レトロな感じの店内です。出てきたラクサは、ピリ辛ですが、ココナッツミルクが入ってまろやかになったスープと麺がとてもよく合いクセになります。

はじめは友達に連れてきてもらったのですが、とにかく美味しく、それ以降マラッカに行く時にはできるだけ寄るようにしています。

「ジョンカーデザート」のかき氷(アイスカチャン)もふわふわの氷が美味しくオススメです。人気店なので人が並んでいることも多く店内もギュウギュウになっています。そんな感じも昔のラーメン屋さんを連想させるので面白いです。

ニョニャ料理

マラッカに来た時にもう1つオススメの料理がニョニャ料理です。植民地時代からたくさんの文化が入り混じる機会が多かったマラッカは、ニョニャという独特の文化があります。

マレーシアに移り住んでいた中国系の人(華僑)とその他との民族との混血のことをニョニャと言います(調べてみたら正しくはプラナカンと言うようですが、マレーシアではニョニャとかババニョニャなどと呼んでいます)

独特のニョニャの文化は素敵な雑貨や美味しい料理などがあり、そのおかげでマラッカの魅力が一層引き立っています。ニョニャ料理はマラッカでしか食べられません。ご飯をバスケットに入れてくれたりと独特の方法があるのも面白いです。

私たちがニョニャ料理を食べに行く時には「Amy」というお店に行きます。美味しいニョニャ料理を比較的リーズナブルな値段で食べることができます。

マラッカの滞在は1,2日あれば十分だと思いますが、ジョンカーストリートに出店が出ているのは週末です。マラッカの滞在を金曜日から日曜日のどこかにかかるように計画するといいと思います。

ジョンカーストリート

マラッカからシンガポールへ

マラッカからシンガポールへ行くのもバスで行けます。マラッカから直行バスが出ています。マラッカのバスターミナルでチケットを買って乗り込むことができます。

私たちはマレーシアからシンガポールにバスで行く時には直行便ではなく、ジョボールバル行きに乗り、ジョホールバルのバスターミナルでシンガポール行きに乗り換えます。その方が安くなるからです。

マレーシアからシンガポールにバスで行くには?

ジョホールバルバスターミナル(ラーキンバスターミナルと言います)に着いたら、まずシンガポール行きのバス乗り場を探します(170番のバスがシンガポール行きです)。11,12番のバス乗り場が170番のバスです。バスが到着したら、運転手に料金を払いバスに乗り込みます。

マレーシアのイミグレーションに着いたら、バスから降ろされます。荷物を全部持って降り、歩いてイミグレーションまで行き出国手続きをします。

その後またバスに乗り込み、今度はシンガポールに行きます。シンガポールのイミグレーションに着いたら、再度バスを降り、入国手続きをします。そうやってシンガポールに入国完了です。

入国手続きが済むと、エスカレーターで一階におります。そこがまたバス乗り場になっているので、170番のバスに再度乗り込み、シンガポール国内に入っていきます。

ちなみに170番のバスは、その後クランジーMRTステーションまでいきます。ここで多くの人が降り、そこからMRTやその他のバスに乗り換え、方々に散っていきます。料金はジョホールバルのラーキンステーションからシンガポールのクランジーMRTステーションまで片道一人2.2リンギットでした。
約1時間で到着します。

その時、気をつけること

バスでマレーシアとシンガポールの移動の際、気をつけることが2つあります。

1つ目はバスの乗り降りの際に荷物を全部持って行くことです。バスは引っ切り無しにやってきて、乗客を降ろしたり乗せたりしています。それで、同じバスに乗れるとは限りません。

同じ番号ならチケットの半券を見せれば乗れるので、毎回違うバスに乗ることになります。荷物はその都度全部持って乗り降りするようにしましょう。

2つ目はチューインガムを持っていかないようにすることです。シンガポールで唾を吐いたら罰金というのは聞いたことがあるかもしれませんが、シンガポールではチューインガムも禁止です。

持ち込みも、食べることも禁止です。スーパーマーケットにはガムが売られていません。うっかり持ち込まないようにしましょう。これはシンガポール人の友達に念を押されました。

直行便かそうでないかによって変わりますが、マラッカからシンガポールまでは4時間くらいを移動時間に見ておくといいと思います。

シンガポールでは

シンガポール

シンガポールは本当にたくさんの観光スポットがあります。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイやセントーサ島、アラブ通りなど数を上げればきりがありません。


ガーデンズバイザベイ

ガーデンズバイザベイは人工的に作られた公園です。大きな人工の木が特徴的です。大きな2つの植物園ドームがあり,夜になるとナイトショーが行われます。

ガーデンズバイザベイ


ユニバーサル・スタジオ・シンガポール

ユニバーサル・スタジオ・シンガポールはセントーサ島の中にあります。日本のユニバーサルスタジオジャパンと違うアトラクションもあり、また違う感覚で楽しむことができます。

ユニバーサル・スタジオ・シンガポール


Alaturka

アラブストリートは、アラブ系の雑貨やレストランなどがあり、人気の観光通りです。特にアラブストリートの中にある、Alaturkaというトルコ料理のレストランはオススメです。
レストランの内装もオシャレでインテリアを見ているだけでも楽しくなります。

Alaturka

みどころいっぱいのシンガポール


どこに行っても、かなり充実したシンガポールの旅を楽しめると思います。
個人的に私が好きなのはガーデンズバイザベイです。綺麗な公園や人工的な木が個性的でSFの世界みたいです。

夫はセントーサ島が楽しくて好きだと言っていました。ちなみにセントーサ島にはマーライオンがあります。
またシンガポールの街並みはとても綺麗でゴミなど全く落ちていません。ちょっとゴミゴミしたところがあるマレーシアからシンガポールに入ったらいきなり別世界のようです。そんな違いも楽しいです。

一石二鳥の旅

マレーシアからシンガポールに旅行するには、クアラルンプールから西海岸沿いにシンガポールに下っていく方法がいいと思います。クアラルンプール、マラッカと有名な観光スポットがあるからです。

そして最終的に綺麗なシンガポールに着いたらマレーシアの良さをかき消さずにシンガポールの良さも楽しめると思います。
ただ、値段の表示の仕方は同じほとんど似ているのですが、貨幣価値が違うので、買い物の時には要注意です。

この記事を書いた人

yazu

yazu

九州出身です。 今はマレーシアに住んで数年になります。旅行も大好きでマレーシアを拠点に、東南アジア周辺の旅行にもよく出かけます。 マレーシアで、夫と共に、発展途上国ならではの思いがけないハプニング満載の生活を送っています。そんなことをしていたら、段々たくましくなってきました。東南アジア旅行では、いろいろな文化の違い、食事、地元の人との出会いを楽しんでいます。 そんな中で、自分たちが経験したこと、感じたことを記事にしたいと思います。だれかに楽しんでもらえたら嬉しいです。

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