北京にいる間に5回も白菜を食べるなんて。都一処「乾隆白菜」が美味すぎた
中国

北京の大通り、北京前門大街には老舗のお店が山とある。このうち都一処(といっしょ)も300年の歴史を誇る名店。そのいわれは、乾隆帝の時代に乾隆帝が夜にお忍びで街へ出た時、唯一開いていたのがこの店で店名もそうなったと言うもの。

お店の看板料理は焼売。有名店でありながらお高くなく、若い人も焼売目当てにやって来る。まさに、老舗として昔も今も北京っ子に愛されているお店だ。

しかし、焼売だけ食べるのではもったいない! 焼売以外にも絶品グルメがあるので今回はそれをご紹介する。

いざ、都一処へ

年末年始、北京前門の大柵欄にほど近いホテルでを12日間過ごしたが、なんとそのうち5回も、焼売で有名な都一処で食事をしてきた。
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お店の前には、その店のいわれを表す銅像が建っている。
都一処2階では、恐れ多くも乾隆帝が出迎えてくれる
お店の2階では、恐れ多くも乾隆帝が出迎えてくれる。

最初のお目当はもちろん焼売だった

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最初は焼売が目当だったのは言うまでもない。看板料理だしメニューのトップにもある。

しかしふと、お店のお薦めにこの乾隆白菜があるのに気づく。乾隆帝と馴染みがある店だし、乾隆白菜も悪くないかも知れない……!

というわけで、焼売を2つとこの乾隆白菜、そして燕京ビールを頼んだ。

衝撃のおいしさ、「乾隆白菜」!

最初は、話題の1つにもなればいいかな、程度の軽いノリで注文した乾隆白菜。

ですが、1口食べてからというもの、すっかりその虜になってしまった! その時のことを思い出すだけでよだれが止まらない。
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それがこちら。見た目だけでは、お世辞にも美味しそうとは思えない。しかし、1口食べると衝撃の美味しさ!

刻まれて程よく茹で上がった白菜が、濃厚な胡麻味噌に和えてある。言葉で言えば簡単だが、程よい歯触りの白菜とたっぷりの胡麻味噌がうまく絡み合い、口の中でハーモニーを奏でる。

シャキシャキ感も、よくある芯のような違和感を覚えるところも、茹で上げた際に程よい柔らかさになり、口のなかにうまく馴染む。まさに、美味。

こちらは1皿28元(日本円で約500円)。中国の物価からすると決して安い値段ではないが、また来ることがあれば、焼売の値段を安いのに変えてでもこれを食べておきたいと思うほどの威力があった。

あとひきの美味しさ

さて、来店2回目。前回の教訓を生かし、焼売はお高くないものにしてこの白菜を頼む。いくら中国とはいえ、老舗の値段はそれなりに高いからだ。

食べてみて、その判断が間違っていなかったことを確信。やはり美味しかった!

それからというもの、限られた滞在日数で同じ料理を何度も食べるのはもったいない……!という葛藤がありつつ、結局5回も食べてしまう羽目に。何度、「今日が最後の白菜」と思いながら食べたことか。

おわりに

中国の食費は東京よりも安いが、だからといって食費コストを抑えられるかというと別問題。最終的には、東京並みの価格で、おいしいものを食べたくなってしまうからだ。そしてだんだん、それが普通に思えてくるのだ。

でも、そのおかげで今回のように高級な老舗中華で絶品グルメに出会えたり、安くておいしいものに出会えたりと食の楽しみが尽きない。掘り出し物といっていい料理がそこかしこにあるのが、中国であり北京の魅力だ。 

都一処
中国北京前门大街38号

都一処と言いながら

都一処は2店舗ある。もちろん前門のこのお店が本店である。乾隆帝の命名に「?」がつきかねないが、まあ味に免じて許すことにしよう。たとえ都二処だったとしても。
それにしても帰国してもう何週間も経つというのに、写真を改めて見ただけでもよだれが出てくる。
次回は、もう1店舗の方に行ってみるかな。
都一処と言いながら

この記事を書いた人

Songben

Songben

「この世界の片隅に」の舞台、広島県呉市の出身。18歳、予備校進学のために上京。大学時代は、都内の名画座の顔になるほど映画漬け。5年の時(?)国境が解放された報を聞き、北京発モスクワ行き国際列車に乗る。これが初めての海外。仕事は全く旅行とは関係ない経理職。毎年のようにどこかに出没。といっても、中国が多く訪中は20回。

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