タイ王国の特集

伊豆最古の神社「白浜神社」でお参りをしたら、ピュアな心を取り戻せた。
日本

白浜神社

夏には沢山の観光客が訪れる「白浜海岸」のすぐそばにポツンと建っている神社があります。決して有名とはいえないけれども、その佇まいは美しく見る者を魅了します。それもそのはず、こちらの神社には2,400年以上の歴史があり、伊豆最古の神社として知られているんです。なんだかそれだけで御利益がありそうですよね?
新年には多くの人で賑わう名高い神社もいいけれど、伊豆の大自然と融合したこちらの神社も、密かにものすごいパワーを放っているように思えてなりません。幼い頃からこの神社を愛してやまない筆者が、この神社の見どころを存分にお伝えします。

神社に行くついでに伊豆の絶景を楽しむべし!

実家のある伊豆高原方面から「白浜神社」へ向かう際、その道すがら(下田方面から来る場合は「白浜神社」の先、国道135号線沿い)には絶景ポイント「尾ヶ崎ウィング」があります。
伊豆絶景伊豆絶景
「尾ヶ崎ウィング」は必ず押さえておくべき伊豆の絶景ポイントのうちのひとつです。天気の良い日には伊豆七島までもを一望できるこちらの展望スポットですが、個人的におススメの時間帯はお昼過ぎ。
写真は夕方頃ですが、昼間の太陽の光が海に反射してキラキラ光っているところが異国情緒漂っていてとても素敵です! そして何故か伊豆の景色はオレンジのアロエの花と相性抜群!

「尾ヶ崎ウィング」
〒415-0012 静岡県下田市白浜 静岡県下田市白浜
アクセス 伊豆急行伊豆急下田駅からタクシーで20分/国道135号線沿い

伊豆ノ国最古の宮、白浜神社

白浜神社
伊豆の絶景を見た後に「白浜神社」でお参りという毎年お決まりのコースを今年もやってきましたが、とにかく飽きないのが不思議です。物心ついてからもう20年以上は続けている家族行事ですが、毎年自分の気持ちの持ちようによって伊豆の景色も神社の景観も違って見えます。今年は一段と違って見えました。
昨年カナダに留学して以来、自分の価値観が大きく変化したせいでしょうか? 自然を慈しむ気持ちも一層強くなりました。まるで伊豆の壮大な自然の一部のようなこの神社から、ありあまるほどの強烈なパワーを感じたのは、今回が始めてでした。
それでは神社の入り口である鳥居の先にはどんな世界が広がっているのでしょうか?
薬師の柏槙薬師の柏槙
門をくぐり、まず目に飛び込んできたのは見るからに年を召された大木。なんと樹齢二千年だそうです! ”命を授ける御神木”とありますが、私の祖母がもうすぐ100歳の誕生日を迎えるのは、毎年この神社に足を運び続けていたからでしょうか?
白龍の御神木白龍の御神木
もうひとつ、目立つ大木を発見しました! こちらは枯れてから千三百年ということですが、枯れても尚この存在感。”白龍の柏槙”と命名されていますが、確かに逞しい雰囲気が漂っています。

まずは拝殿でお参りをしよう!

拝殿
多くの神社は参道の先に本殿がありますが、こちらの神社では入り口をまっすぐ進んだその先にあるのは拝殿です。本殿へ行くにはまずこちらで参拝をしてから、拝殿の左側に続く参道を上らなければなりません。ということで、まずこちらで神様に挨拶をしてから心して神の領域へと足を踏み入れていきましょう。おっとその前に、鳥居のすぐ後ろにある手水舎で身を清めるのを忘れずに!

本殿までの道のり

本殿参道
拝殿での参拝を終えたら、本殿参道を進んで行きましょう。上り階段ですが、あまり急ではありません。
看板

看板

看板
参道を上っていくと、こんな看板たちが目に飛び込んできます。写真は特に印象に残った言葉の数々。まさに戒めの言葉です。ハッとさせられてしまいました。

目の神様

目の神様目の神様
本殿の入り口に辿り着く前に、目の神様と出会うことができました。その昔、この幹のこぶに入っている水で目を洗うとどんな眼病も治るという言い伝えがあったようです。それにしてもかなり個性的な見た目です。特別な力が宿っている木には、独特なオーラがあります。

神の宿る場所、本殿へ

本殿入り口
それでは本殿へ入って行きましょう。参拝客の皆さんはわりとすんなり中に入っていきますが、私はため息をつき、深呼吸をしてからゆっくり鳥居をくぐりました。神域へ足を踏み入れるのには、ある程度の覚悟が必要です。神様に見られていると思うと気が引き締まるからです。同時に、自分は中へ入るのが相応しい人間なのかどうか考えてしまいます。
本殿
勇気を出して神域の中に入ると、背筋がぞくぞくとするようなただならぬ雰囲気を感じました。そこには確かに目には見えない神様が存在していました。参拝客が途切れた瞬間があったので、いつもよりも丁寧に祈願してみました。目を閉じると、静寂を切り裂くような天からの声にならない声が聞こえてくるようでした。
伊古奈比咩命神社
本殿の中の案内板には御祭神(五柱)が示されていました。「伊古奈比咩命神社(白浜神社)」となっていますが、こちらが「白浜神社」の正式な社名です。富士の大神様から伊豆の土地を譲り受け、伊豆七島をつくりあげたと言われている三嶋大明神ですが、そんな彼が最も愛したと言われているのが伊古奈比咩命でした。三嶋大明神は三宅島に宮をつくり、しばらくの間三宅島にいましたが、やがて白浜に戻ると大きな社をつくり、伊古奈比咩命たちと末永く幸せに暮らしたと言い伝えられています。それがこの「伊古奈比咩命神社=〈通称〉白浜神社」なのです。

良縁を願う方必見のスポット

縁結び
縁結び
あまり縁結びというものに興味がない筆者なので正直効果のほうは分かりかねますが、良縁や夫婦円満を願う方には是非立ち寄っていただきたいのが本殿へ向かう参道付近にある「見目弁財天」です。ここに祀られているのは縁結びと芸能の女神、見目神。境内の受付で「縁結び特別祈願」も受け付けているので、”気になるあの人”のことを思い浮かべながら念入りに祈願してみては? ちなみに「白浜神社」は恋愛力アップ、縁結びにも御利益がある神社として有名です。

今年の運勢やいかに!?

おみくじ
おみくじ
せっかくなのでおみくじを引いてみました。小吉でしたが、結構いいことが書かれていました!
私は普通のおみくじを引きましたが、「恋みくじ」や「姫みくじ」もありました。
とん汁
お正月限定だとは思いますが、おばちゃんが小さな出店で豚汁を格安で提供していたので迷わず購入。良く煮込んであって美味しかったです。豚汁が私の体をポカポカに温めてくれました。

金目鯛×花のかざぐるま

金目鯛
下田の「金目鯛」の水揚げ量は日本一ということで、下田名物の「金目鯛」と「花のかざぐるま」が合体しました。実は入り口付近にあるということもあり、これが結構目を引くのです。特に子供は興味深く見つめていました。

神社の裏に広がる息を呑むような美しい景色

鳥居
最後に神社のすぐ裏側に位置する「白浜海岸」に立ち寄ってみました。そこには美しすぎて泣けるような景色が広がっていました。鳥居と海と夕焼けのコラボにはグッとくるものがありました。新年早々こんな景色を拝むことができるなんて、今年は縁起が良さそうです。また、鳥居の建っている巨石に上れば伊豆七島も見渡すことができます。
白浜
白浜
透き通った青い海と白い砂、寄せては返す白い波を見ていると、自分の心が洗われていくのが良く分かります。先人たちもきっと、この景色に恋をしたに違いありません。しばらくその幻想的な景色を堪能し、海岸を後にする頃には、一切邪念のない無邪気な心を取り戻した自分がいました。

「白浜神社」
〒415-0012 静岡県下田市白浜2740
アクセス 伊豆急下田駅より「白浜」行きバス約10分「白浜神社」下車すぐ/国道135号線沿い
公式HPはこちら

幼い頃の記憶が蘇る思い出の神社

私の家では幼い頃から家族揃って初詣に出掛けるという習慣があります。友人と行く初詣も楽しいけれど、私は家族と行く初詣というのが大好きです。伊豆最古の神社として知られる「白浜神社」は、私たち家族の思い出の場所です。この神社にお参りに来る度に、祖父母がまだ元気だった頃のことを思い出します。今では祖父は亡くなり、祖母は歩くことができなくなりましたが、毎年元日には必ず父と母と3人でこの神社を訪れます。潮騒の聞こえるこのこぢんまりとした神社で思い出話に花を咲かせながらゆっくりと境内を歩いていると、幼い頃に見ていた景色が目の前に浮かんでくるようで、ちょっぴり切なくなりました。
幼い頃の記憶が蘇る思い出の神社

この記事を書いた人

Makiko Suga

Makiko Suga海洋生物の素人スペシャリスト/動物&自然オタク/世界中の秘境地&穴場スポットマニア

幼少期に有名なイルカの研究家と運命的な出会いを果たす。以来海洋哺乳類に魅せられ、海洋生物学者への道を志すが挫折。その後は海洋生物とは無縁の生活を送っていたが、2015年に海洋生物の宝庫であるカナダに留学。あるクジラとの出会いが自分の人生を変える。子供の頃の夢を追い続けながら世界に目を向けている永遠の旅人。得意分野は自然、動物関連だけにとどまらず、多岐にわたる。

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