つきたての柔らかなお餅の味とは?鶯谷の喫茶店「月光」で食してきた
日本

みなさんは“つきたてのお餅”を食べたことがありますか? 私は小学1年生のときに一度だけ食べたことがあります。たった一度きりですが、切り餅とは違った、つきたてならではの柔らかさと美味しさは忘れられない……。
是非とも、もう一度食べたい! と思えども、近所の子供会主催の餅つき大会とかにはちょっと行きにくいし、臼と杵を買うのもちょっと……。そこでおすすめなのが、つきたてのお餅が食べられるお店『月光』なんです。

つきたてのお餅と日本茶専門の喫茶店『月光』

お餅と日本茶の喫茶店『月光』

▲お餅と日本茶の喫茶店『月光』


JR鶯谷駅から徒歩5分ほど。言問通りから一本路地に入った場所に店舗を構える『月光』は、つきたてのお餅と日本茶専門の喫茶店。純和風の内装は座っているだけでどこか落ち着く雰囲気です。

「毎日、手で餅をついていて、機械は使いません。手でつくからこそ、お餅が滑らかな口当たりになるんです」と店主の堀口さん。餅の仕込みでは400回も杵を振り下ろしており、繁忙期には1,000回以上になることも。手間ひまをかけてついたお餅を、早速いただきましょう。

甘くてびよ~んと伸びるお餅が絶品!そして親切


注文したのは『月光』の看板商品「どんぶりもち お餅5個入り」(950円)。どんぶりに入れたお餅に、月光オリジナルのめんつゆをかけていただくメニューです。
ひと口食べると、めんつゆの程よいしょっぱさと、お餅の甘味がベストマッチ。
普段食べているお餅よりも甘味が強く感じるようですが……。
「もち米は、青森県の五所川原産です。知り合いの農家さんが作っていて、他のもち米よりも甘いのが気に入って使っています」とのこと。
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そしてもうひとつ「きなこ餅」(580円)を注文。これもお箸で持ち上げると、こんなにびよーんと伸びます。

お茶もやっぱりおいしいんです

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「静岡県牧之原産の特上煎茶はお餅とよく合います。最初はお客様へ淹れてからお出ししますが、2杯目以降はご自身でお湯を入れていただきます。2杯目、3杯目とだんだん味が変化していくので、それも楽しんでいただきたいです」とのこと。ゆっくり美味しく味わっちゃいましょう。

「お湯は湯冷ましに1杯半ほど入れる」「1分半ほど冷ましてから急須に入れる」など、美味しくお茶を飲むための手ほどきが書かれていて、なんとも親切です。
 
なかなか食べることができない“つきたてのお餅”。しかも『月光』では機械を使わずに手でついたお餅を気軽に楽しむことができます。また、季節によってお汁粉やお雑煮なんてメニューもあるのだとか。
つきたてのお餅を食べたことがない方、是非とも食べてみてください。お餅の概念、変わっちゃうかもしれませんよ。

お餅と日本茶の専門店 月光
公式HPはこちら

この記事を書いた人

冴島友貴

冴島友貴フリーライター/フリー塾講師

1986年千葉県生まれ、栃木で塾講師として正社員を経験したのち東京でライター業をスタート。エンタメやタウン情報など手広く取材をおこなっています。これまで東京~青森の下道ドライブ旅や四国一周18切符の旅、大阪までのヒッチハイク旅などを経験。過酷な旅だけでなくのんびり旅行を楽しみたいな…。

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