マニア向け、ニューヨークのビール醸造所ベスト3を発表しよう(提供:ポカリスエット イオンウォーター)
アメリカ

夏だ。10数年前にはNYに蚊なんかいなかったのに!などと現地の住民から不満も上がるほど、今ではNYの夏もムシムシするような暑さ。

汗は異常にかき、水分補給やミネラルは補給しないといけない。だがこう暑いと、いつもに輪をかけてビールの飲み歩きが堪らないものとなる。

醸造所はまずその場所を訪ねて歩く、という飲み歩きに堪らない場所。さて夏休みシーズンにもなったことだ。

今回はNYにあるなかでも、一見ビール醸造所なのか、それとも壁なのか全くわからないが、超絶人気と言う醸造所がある。

そんな場所に暑い中たどり着いて飲むビールの味といったらたまらない。なかでもおすすめしたい醸造所ベスト3を紹介する。

アメリカビール。奥は深いしマニアもいるよ。

NYに住むまでは、アメリカのビールはコロナが、バドワイザーが、いやサミュエルアダムスぐらいでしょう。まあまあだよね。なんて変に通ぶって斜に構えていたものだ。でもさ、この泡とのバランスも堪らないし。やっぱり日本のビールが一番だよねえ。などと言いながら。

さて、アメリカ。ビールビールビールと言うほど、ビールの種類がある。何とまぁ自分は井の中の蛙であろうか。

「やっぱりお酒と言えばビールだよねえ」と言った過去の自分を往復ビンタしたいぐらいではあるが、不可能なものは仕方がない。諦めキッと前を向く。すると新しい世界が発見されるのである。

ちなみに、アメリカでは泡はナンセンスである。泡? 何が美味しいの? その分のお酒がグラスに入らないじゃん!というのが常みたいであり、ビールもワインも驚くほどなみなみと入っている。

たまにワインがなみなみでないと、「チッツ。アメリカだぞここは。けち臭いな。」なんてアメリカンスタイルに染まった自分もいる。いやもう日本ではワインなんて飲めないかもしれぬ。なみなみじゃないんだもの。

まずは、第3位。 Finback Brewery(フィンバックブリュワリー)


まずは見ていただきたい。この写真。どこに店があるか、わかる人がいるだろうか?

「旨い店は隠れ家要素が高い。」とは誰も明言を残していないが、そんな気持ちにさせてくれる。目の前に行かないとわからない、この小さな文字だけである。

飲む前にバーテンダーに「Can I taste xxx(ビールの名前)?」と聞いてみれば、先に試飲ができ、苦手なビールを注文してしまった!という事も回避出来るので問題ない。

ここのビールは、決して甘くなく、だが驚くほどまろやかで、飲んだ後に香りがふわぁっとするのが特徴である。モチロン最初に頼むのは利き酒セットだ。

他の醸造所で飲んでいて偶然仲良くなった友人によると、ここのおススメは、スタウト(黒いビール)である。ほかのビールも当然格別なのであるが、スタウトの旨さは群を抜く。

芳醇且つ体の中へと染み渡る味。正統派のスタウトの域を超えないながらも、非常にまろやか。そして飲み終わった後のアフターノートとでもいうべきか、香りが堪らないのである。

味が最高なのにも関わらず、なぜ第3位かと言うと、かなり辺鄙なところにあるため。場所はクイーンズのはずれにあり、ブルックリンからは意外と近くUBERやタクシーで30分ほど。

バスと電車を乗り継いでやっといける場所にある。マンハッタンから……場所にもよると思うが、若干遠い。

店内にあった看板。「元祖ホップ」一体どこで見つけたんだろうか。

お土産で買う。自宅用にはグラウラー・ボトル・缶などで持ち帰られるのが醸造所のポイントの1つである。

ビール醸造所は毎週新しい新作を出しているので、その時その時で味も変わる。こちらに訪れることがあれば、是非スタウトは試してもらいたい。

Finback Brewery(フィンバックブリュワリー)
7801 77th Ave, Ridgewood, NY 11385
Monday Closed
Tuesday Closed
Wednesday 5~10PM
Thursday 5~10PM
Friday 5~10PM
Saturday 1~10PM
Sunday 1~7PM
公式HPはこちら

さて、第2位。Interboro(インターボロ)

場所はブルックリンのブッシュウィック、ウィリアムズバーグ、グリーンポイントの3か所のちょうど中心にある。こちらも一見何もない道が続く。

そんななかお店の所在を示すサインを見つけた時は嬉しいものである。お店のロゴ。文字も何もなく。ここを入るとその空間は広がる。

Tシャツにもなっているこの矢印のマークを見逃してはいけない。

中には食べるスペースもあり、簡単なものが注文できる。こちらも利き酒セットがあるので、是非注文をして、色々な味を楽しんでいただきたい。

ここはやはり黒ビールであるポーターがおすすめである。黒ビールなのに濃くない、苦くない、そしてフルーティと3拍子揃った味わい深い味を感激できる。

こちらは名前を書いてくれるので、安心して利きビールが出来る。Tシャツも洒落ているのでお土産としても最高である。

店内も洒落ている。洒落ている場所に来ているだけなのに自分に酔ってしまいそうである。そう。少し酔いが回ってきたところである。一旦休憩とする。

Interboro(インターボロ)
942 Grand St, Brooklyn, NY 11211
Monday Closed
Tuesday Closed
Wednesday Closed
Thursday 5~10PM
Friday 5~10PM
Saturday 1~10PM
Sunday 1~7PM
公式HPはこちら

プロの酒飲みはアルコールを摂取した身体のケアも考えるもの

残念なことにNYは日本と同じで湿気が非常に多い。日中は35度を超える気温。暑さ本番である。汗が大量に出る為、それを補うようにビールを飲む。

日ごろから飲酒記事を書いている私ももちろん、この夏もビールを大量に飲んでいる。そんな私のもとへ是非おすすめというある品物が届く。粉末タイプのポカリスエット イオンウォーターである。
 
飲酒後に早速試してみた所、次の日の具合が良い。身体の調子がいつもの朝よりいいのである。

それで思い出した。日本でも飲み過ぎた翌日に会社には1本買って飲みながら出勤していたものだ。それをみた同僚から「またー昨日相当飲んだんでしょう!」とからかわれる程。

粉末タイプは今回初めて試したが、必要な量だけ作ることができるところが便利である。そして、外出先での持ち歩きも楽だということにも気が付く。

今回の醸造所巡り。バックに忍ばせて出かけることにした。

そして栄えある第1位。OTHERHALF(アザーハーフ)だ。

想像できるだろうか? 毎週土曜日に売り出される新作のビールを求めて早朝から3時間以上の長蛇の列ができるビール醸造所を。

そして、なんとたまに出るプレミアのグッズ(帽子など)を手に入れるために、深夜の12時から並んでいる人がいるというビール醸造所を。

私も実際に並んでみたことがある。この場所。相変わらず誰も気が付くことのない場所である。特に非営業時間中は完全に隠れてしまっていてわからない。

当然ながら文字はない。

マンハッタンのバーでも見知らぬ客と意気投合したものだが「アザーハーフを知らないならビール好きとは言えないな。」なんて言うのは決して冗談ではない。

ビール好きの有名なインスタグラマーもバーテンダーも、並ぶ並ぶ。新作のビールを買うためなら雨だろうがなんだろうがお構いなしだ。

私も3度、4度と並んでみた。10時から売り出しだが、最初は9時に。その次は8時に並んでみたが、既に大行列。結局1番目当てのものが手に入れられず、一体何時に並べばいいのか頭を悩ませる。

実際に気になる味を試してみる。購入ではなく普通に飲む場合は夕方5時からのオープンで新作のビールを味わえる。

甘くまろやか。当然旨い。シンプルに美味しいの一言に尽きる。カクテルのような、風味が独特にあり、香りも強く。これがビールと言うのか?と驚いてしまう。

アメリカに来てから、ここに来るまで4か月ほど。少し時間がかかってしまった。何を隠そう、ここを発見してから、醸造所巡りにハマったと言っても過言ではない。

この味ならビールが嫌いという女性にもお勧めできる。まろやか! そして、ここの場所。何故アザーハーフなのか。

実は、毎週異なった醸造所とコラボをしている。その為、どんな抜群のビールがあっても、そのビールが無くなったら終わりである。いつまでも味わえないのも魅力の1つ。

平日は5時からオープンしているが、この味に待ちきれなくなった、ビールマニア達が集う。


OTHERHALF(アザーハーフ)
942 Grand St, Brooklyn, NY 11211
Monday Closed
Tuesday 5~10PM
Wednesday 5~10PM
Thursday 5~10PM
Friday 5~10PM
Saturday 10~10PM
Sunday 12~8PM
公式HPはこちら

お後も宜しくしないとお酒なぞ美味くはない。

今回、これだけビールを飲んだのだ。暑いと言って飲んでいるだけでは酔っぱらうだけである。さて、ここで今回の〆としよう。ちょうどいいテラスにて一休みをする。

休憩のお供には持参したポカリスエット イオンウォーター

ポカリスエット イオンウォーターは水分だけではなく、大量の汗で失った塩分(ナトリウムやカリウム等のイオン)も補ってくれるとのこと。

これで暑さやビールによって奪われた水分と塩分の補給はばっちり。体調もばっちり。明日もビールを美味しくいただくことができるというものだ。

ポカリスエット イオンウォーターは甘過ぎず、そして甘く無さ過ぎない。喉越し爽やかでビールを飲んだ直後でも、飲みやすい。

ビールが美味しい今の季節には勿論の事、どの季節でもおすすめである。

今の季節、どこでもオープンテラスもあるし、お店でなくてもオープンの休憩できるスペースが沢山ある。ポカリスエット イオンウォーターをバックに1つ入れて出かけ、楽しい飲酒ライフを送っていこうとしよう。

この記事を書いた人

アルカリ

アルカリさすらいの呑人

面白いNYのバーシーンを紹介していきます。

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