都内から日光・鬼怒川温泉へ出かけるのに便利な東武鉄道の「NIKKO MaaS(日光マース)フリーパス」。東武線以外に現地の路線バスに乗れる、とってもお得なフリーパスです。4種類のフリーパスの中から、4500円の「デジタル湯西川温泉フリーパス」を利用して、浅草から日光湯西川の旅に出かけてきました。
NIKKO MaaS(日光マース)フリーパスとは?
NIKKO MaaSについて

NIKKO MaaS(日光マース)は東武鉄道が提供するデジタルフリーパス。2021年10月28日に国内初となる環境配慮型・観光 MaaS(マース:Mobility as a Service)として誕生しました。
都内から日光までの往復乗車券と、日光・鬼怒川エリアの鉄道や路線バスのフリーパスがセットになっています。さらにサイトの画面からはEV・PHVカーシェアリングやシェアサイクルなどの環境に配慮した移動手段の予約が可能。自家用車での観光に比べてCO2排出量を減らすことができます。
でも、なんといっても魅力はコスパの良さ! 2日間2,500円、4日間4,500円で日光エリアを移動できるんです。レジャー施設や日帰り温泉など、観光チケットの割引があるのも魅力です。
4種類のデジタルフリーパス
NIKKO MaaSには4種類のフリーパスがあります。

・デジタル日光世界遺産フリーパス(2日間有効)
大人 2,500円、小人 1,130円
・デジタル鬼怒川フリーパス(2日間有効)
大人 2,500円、小人 1,260円
・デジタル中禅寺・奥日光フリーパス(4日間有効)
大人 4,500円、小人 2,210円
・デジタル湯西川フリーパス(4日間有効)
大人 4,500円、小人 2,260円
浅草駅から東武日光駅までの往復運賃だけで2,800円。既に300円お得!
NIKKO MaaSの使い方

NIKKO MaaSはスマホからWEBサイトにアクセスして購入します(パソコンからは購入できません)。
1.NIKKO MaaSに会員登録します。
2.利用したいフリーパスを購入。
3.当日、有人改札で駅員にスマホの画面を提示。
これだけ! とっても簡単です。
スマホを持っていない人も大丈夫! 1人で友達や家族の分も購入できます。

途中、別行動したい場合は、画面の「チケットを利用する」をクリックする前に「チケットを他の会員に譲渡する」をクリックしましょう。それぞれのスマホで自分の分のチケットが利用できるようになります。
デジタル湯西川温泉フリーパスで湯西川温泉へ

実際に浅草から湯西川温泉まで出かけてきました。
湯西川温泉は栃木県日光市の最北部。平家の落人が隠れ住んでいたという伝説が残る自然豊かな場所です。
当日は東京・浅草から東武日光駅へ。普通列車では2時間半ほどかかるので、特急料金をプラスして「特急スペーシアX」に乗車しました。

時間に余裕があるときは、のんびり普通列車の旅もいいですよね。
特急スペーシアX車内のカフェでは、ここでしか飲めないクラフトビールやコーヒー、スイーツなどを購入し、優雅なひとときを過ごしました。

日光にはお昼少し前に到着。

駅から徒歩10分ほどの「日光けんちん汁 古はし」でお昼ご飯をいただきました。1,210円の「けんちん汁コーヒー付きランチ」は、熱々のけんちん汁に、いろんなお惣菜がセットになった大満足のランチ。寒い日でしたが体の芯から温まりました。

栃木県日光市御幸町3-10
電話番号 0288-54-0004
営業時間 11:00~14:00、17:00~21:00(最終入店20:00)
定休日 木曜日・金曜日(臨時休業のときもあるので公式インスタグラムで確認してください)
お昼を食べたら東武日光駅から下今市駅経由で乗り換えて、鬼怒川温泉駅へ。

鬼怒川温泉駅から路線バスで湯西川温泉へ向かいます。
湯西川温泉行のバス乗り場は2番。

終点の湯西川温泉バス停までは1時間ほどかかります。バス酔いが心配な人は湯西川温泉駅まで列車で出かけてもいいかもしれません。駅は天然温泉や足湯、食堂などがある「道の駅湯西川」に隣接しています。

湯西川温泉では「亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル」に宿泊しました。

1日目は近くの「平家の里」や近くのつり橋などを観光して過ごしました。

「亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル」の宿泊記はこちら。『新しくなった「亀の井ホテル 日光湯西川オールインクルーシブホテル」へ宿泊してみた!』
翌日はチェックアウト後、朝8時半から営業しているバス停前の「平家ゆば」のお店へ。遠方からわざわざ買いに来る人がいるくらい、おいしい湯波です。購入後は路線バスに乗って鬼怒川温泉駅へと向かいます。
ちなみに、日光のゆばは湯葉ではなく湯波と書きます。

鬼怒川温泉駅で駅前を少し散策したら、駅にある「BENTO CAFE KODAMA」へ。SLの転車台を見ながらお茶をしたり、軽食や駅弁を食べて、列車の待ち時間を過ごすことができます。

1,000円以上利用して、NIKKO MaaSのチケットを見せるとプレゼントがもらえました。

駅弁を購入したら列車で下今市駅へ。下今市駅から「特急スペーシアX」の中で駅弁を食べながら浅草へと戻りました。

栃木県日光市鬼怒川温泉大原1390
電話番号 0288-25-3234
営業時間 9:00~17:00
定休日 なし
デジタル湯西川温泉フリーパスは4日間有効ですが、お仕事の関係で休みが取れず2日間だけの利用です。でも、十分元は取れました!
2日間で3,060円お得!

デジタル湯西川温泉フリーパスは4,500円。
実際、どれだけお得だったのか計算してみました。
東武浅草駅から東武日光駅 運賃(1,400円)+東武日光駅から鬼怒川温泉駅 運賃(330円)+鬼怒川温泉駅から湯西川温泉バス停 運賃(2,050円)=3,780円
3,780円の2日分で7,560円
7,560円-4,500円で、なんと3,060円もお得でした!
2日間でこれだけですから、4日間で鬼怒川温泉や東武ワールドスクエアに出かけていたら、もっともっとお得になってましたよ。
上記以外では、「特急スペーシアX」の特急料金がスタンダードシートで1人1,940円かかっています。
鬼怒川温泉から下今市駅まではSL大樹に乗るのも良かったかもしれません。大人はプラス760円で乗車できます。

東武ワールドスクエアは入場券が2,800円から2,500円に、300円割引されるので、こちらも出かけてみたかったです。

でも、交通費だけで4割ほど節約できたので十分満足です。日光・鬼怒川エリアの旅行にはNIKKO MaaS(日光マース)オススメです!