人種のるつぼと言われるニューヨーク。特にラテンアメリカのカルチャーは強く根付いていて、街を歩けばいたるところからスペイン語らしき言語が聞こえてきます。
多くは存じ上げませんが、ニューヨークにきて、素敵だな、かっこいいなと思えるもののほとんどが中南米に関連していて、これはきっと自分の好みだ!どんどん突き詰めていこう!と思ったのでした。
今回は食にフォーカスして今まで行ったレストランの中からおすすめを二店、おいしーいお料理の写真とともにお送りします。
※表紙の写真は近所のPilarというキューバ料理店にて。お米の上にフライドポテトが!
メキシコ人もおすすめ! メキシコ料理店 Chavela’s
ニューヨークにはメキシコ料理店がいたるところにありますが、メキシコ人の友人曰くメキシコ=タコスでしかない店が非常に多く嘆いています。
和食レストラン=スシロールであるように、異国で故郷の味を求めるのは一筋縄ではいかない模様。しかし、こちらのお店はウェブサイトの写真を見たところなかなかよさそうだとのことで、一緒にお店に行ってみることに!
店内は落ち着いた色調でありつつそれらしきお面が飾ってあったりして、ちょうど美術館帰りだったので気持ちもわずかに浮かれました。
カクテル飲みましょう~! 私は手前の赤いのをいただきました。
テキーラはよく知られていますが、こちらはMezcalというメキシコの蒸留酒を合わせたもので、生姜風味。
説明にジャマイカと書いてあったのでおそらくハイビスカスがこのカクテルを赤くしているのだと思われます。強い。
アパタイザーとしてサルサディップ! 大きめの丸いトルティーヤチップスを初めてみました!
適当な大きさに割りながら食べるのだそうです。手前がタマリンドを合わせた何か(うろ覚えですみません……)酸味が強いです。真ん中がトマトやきゅうりなどを合わせたもので、奥の緑色のものはチリのディップです。サルサトリオだそうです。
メインはお魚を選びました。バランのようなものに包まれた白身魚は出汁がいい具合にでていて、下にはお米も隠れていたりと日本人がほっとできる味。非常に美味です。
写真では見えにくいですがタコスも頼んじゃいました。友人イチオシのサボテンタコスです。彼女はものすごいスピードでたいらげていました。私は初めてサボテンを食べましたが、食感が面白かったです。
ところでメキシカンな彼女曰く、タコスの食べ方で粋に見せたかったら人差し指と中指以外の指でつまんで食べてみるのがいいらしいです。笑いました。
せっかくなのでもう一杯。トマトやタバスコ風味の液体がはいったグラスにメキシコのビールをそそいで飲みます。コップのフチにチリパウダーが!
食べ物もおいしく、お店で流れているスパニッシュロックもかっこよくてよい時間が過ごせました。
ひたすらかわいいインテリア! キューバ料理店 Cienfuegos
続いてご紹介するのは、キューバ料理のお店。この日はライブ音楽が目的で来訪しましたが、一歩お店に足を踏み入れるとすさまじくかわいくて一気にテンションが上がりました!
メキシコにしてもキューバにしても、なんでこんなカラフルでかわいらしいのでしょう。
店員さんも皆まゆげが凛々しくて自然体な笑顔まぶしくとっても癒されました。
照明が薄暗いためお料理の写真が見えにくいのですが、手前左がユカというポテトを使ったフライ、その隣がエンパナーダという揚げパンのようなもので、中に牛肉やチーズが入っています。
左上がトストーネという調理用バナナを平たく焼いたものにピリ辛な牛肉を乗せたもの、奥が揚げ春巻きで……
カロリーのことは考えてはいけません。
個人的にはユカフライのねっとりした食感にはまりました。ハラペーニョのソースとからめるとパクパクいけます。
基本ここはドリンクの種類が豊富のようでお料理はおつまみ系が多いです。この日は休肝日だったのですが、これまたカラフルなカクテルパンチなどもあるようで次回は絶対試してみたいです。
雨だったこともありそこまでお客さんはいませんでしたが、その分この日の演奏はリラックスして聴けました。
ラテンジャズ大好きです。ラティーノたちのパッションと軽快なノリには惚れます。
私も何か楽器を習おうかな……それかスペイン語を習って一曲歌ってみようか?
お食事しながら優雅な気分!
華やかなものを見ると心も豊かになれます。メキシコにしてもキューバにしても、店内の装飾も食べ物もとにかく色鮮やか。特に今回訪れた2店は最後まで居心地がよく、少しスペシャルな気分で満たしてくれるような素敵なところでした。
南アメリカの食べ物はまだまだ私も探索中ですが、素材の味を生かした日本人向けの味付けが多いと思います。
ニューヨークでのヘビーな食事続きに疲れてしまったときや、レストラン探しに迷ったときの参考になさってくださいね。