2025年の桜はどこで見る？ 関西定番の京都以外でおすすめしたいのが奈良です。奈良公園の鹿に癒されつつ、桜も楽しめるなんて一石二鳥！ しかも徒歩圏内に絶景スポット「佐保川の桜」もあるのでダブル、トリプルでおすすめですよ！ 地図付きで解説します。

奈良公園の桜と鹿

みんなが大好きな奈良公園。芝生の上でのんびりと暮らす鹿の姿に癒される人も多いはず。人から鹿せんべいをもらう時は礼儀正しくお辞儀を繰り返すというのも、なんとも日本らしい光景です。

※鹿せんべい以外のエサは禁止されています。鹿せんべいは公園付近のあちらこちらで販売されているので、現金を持って出かけましょう

ただでさえ平和な雰囲気の奈良公園ですが、寒い冬を越して桜の木の下で寛いでいる姿は、まさに平和そのもの。

奈良公園は非常に広く、早咲きのヒガンザクラからヤマザクラ、ソメイヨシノ、遅咲きのナラココノエザクラ、ナラノヤエザクラまで、長い期間楽しめるのも魅力。その年の気温にもよりますが、4月末、5月初旬まで見ることができます。

ただこの時期の鹿さんたちはちょうど毛の生え変わりの季節なので、ちょっとボサボサです（笑）

奈良公園の桜を楽しんだあとは、少しお散歩しながら佐保川の桜を見に行ってください！ 絶対におすすめです！

佐保川の桜を見るにはどこに行けばいいの？

佐保川の桜を楽しめるのは、奈良公園の西側です。新大宮駅や近鉄奈良駅の北側に流れる川が、見事な桜のトンネルになっています。

桜並木は5Kmも続くといわれていますが、奈良公園と一緒にお散歩するなら地図のピンクの場所を歩くと間違いなし。奈良公園から行ってもいいですし、駅からダイレクトに行くこともできます。私は新大宮駅で降りて佐保川沿いを歩き、奈良公園を楽しんでから近鉄奈良駅に戻るというコースをよく使います。

佐保川の桜並木

春の女神「佐保姫」の名を持つ佐保川では、その名の通り、春になると美しい景色が見られます。

ところどころ川に架かる橋がありますが、どの橋から見ても素晴らしい桜に出会えますよ。ソメイヨシノがメインですが、シダレザクラが見られる場所もあります。

川の近くまで降りることもできて、川面に届きそうな大ぶりの枝を間近に見ることもできます。雨が降った後や見頃を過ぎた頃には、川面を桜の花びらが覆って幻想的な景色に。

奈良駅からほど近い場所に、こんなに自然、川と触れ合える場所があるのは貴重ですね。どこまでも歩いて行きたくなります。

ついつい歩きすぎて遠くまで行ってしまわないように注意しましょう。そういう意味もあって、地図のピンク色の範囲がおすすめです。

大仏鐡道記念公園の枝垂れ桜

ちょうど地図のピンク色の真ん中あたりに「大仏鐡道記念公園」というスポットがあります。

こちらはシダレザクラが見事です。電線と看板が少々残念なのですが、こちらも立ち寄ってみてくださいね。

電車と桜のコラボも！

佐保川と線路がクロスする場所では、電車と桜のコラボが楽しめます。

ぜひお気に入りの撮影スポットを見つけてくださいね。撮影に夢中になって線路内に立ち入らないように気を付けましょう。

●奈良公園

奈良市春日野町ほか