シンガポールにはリトルインディアというエリアがあります。インド系シンガポール人の方々がインド系の食べ物、民族衣装、アクセサリーなどのお店を出しています。
インド系シンガポール人にとっては生活必需品が揃う大切な場所ですが、観光客にとっては興味深い観光スポットです。私もシンガポールに行った時にはたまに寄ります。掘り出し物を発掘できる面白い場所です。
そんなリトルインディアについてのレポートです。
リトルインディアとアクセス情報
リトルインディアはシンガポールで人気の観光スポットです。友達によると、チャイナタウンは世界中いくらでもあるけど、インディアンタウンは珍しい(マレーシアにもあります)ので、観光客も興味を示すのだそうです。
リトルインディアまでのアクセスは簡単です。MRT(シンガポールの電車・地下鉄)でもリトルインディアという駅があるので、そこで降りるともうそこがリトルインディアです。
すごく綺麗に整備されたストリートもありますが、ごみごみとしている小道もあります。私とシンガポール人の友達はゴミゴミとした場所を見て回りました。掘り出し物が多くて面白いからです。
Tekka Marketでショッピング
私たちが行ったのは、Tekka Marketという場所です。1階がフードコート、2階が民族衣装のお店になっていました。観光客もちらほらいましたが、ほとんどが地元の人でした。
上の階に行くと、たくさんのインディアンの民族衣装が! カラフルなもの、キラキラしたものなど色々なデザインがあります。見ているだけでも楽しくなります。
ここではサリーではなく、パンジャビというパンツスタイルの普段着に当たる民族衣装が中心に売られていました。パンジャビは主に上着、ズボン、ストールの3点セットで売られていましたが、別売りになっている物もありました。
上着は、チュニックとして着れそうなデザインや、そのままワンピースとしても着れそうなデザインもあります。手ごろな値段のものもあるので、掘り出し物を見つけることができるかもしれません。
友達は素敵なストールを発見! 普通の服にも合いそうなデザインでした。早速値段交渉してゲット! とても気に入っていました。
パンジャビを物色
私は今回パンジャビを買うことにして気に入ったデザインものを探します。色々なデザインがありすぎてかなり悩みます。
色々なお店を見て歩くこと数十分、ついに気に入ったデザインのものを発見! ストールにも刺繍がされていて丁寧な作りだったことも気に入った理由の一つです。
私が気に入ったデザインのパンジャビはなんと最後の一着で、しかもサイズがXLだったことが判明! 普段Sサイズのものを買うことが多いうえ、もともとパンジャビはゆるいサイズで作られていることが多く、背の低い私は子供サイズでもいいくらいです。
そんな私がXLのサイズを買うのはさすがに大きすぎです。買うのを諦めようとしていました。
すると、お店のおばちゃんは「テーラーさんで小さくして貰えば大丈夫」と推してきたのです。でもXLのものをSサイズにしてもらうのは出来上がりに不安があります。さすがの私も渋っていました。
ならばとシンガポール人の友達が間に入って、かなりの挑戦になるから安くしてくれと値段交渉してくれましたが、おばちゃんも後に引きません。
買う側の私は2人のやり取りをただじっと見ていました。結局おばちゃんが少し安くしてくれることになったので購入し、テーラーさんにお願いすることにしました(この時にはあまりにも熱心すぎて写真撮るの忘れていました)。
値段交渉のコツとは?
後で友達に聞いたのですが、私がパンジャビを見た時にすぐに「これ好き」と言ってしまったのでお店のおばちゃんは強気になり、値段を下げてくれなかったのだそうです。本当に好きなものがあってもすぐに気に入ったそぶりをしないほうがいいとのことでした。
もともと日本人に対しては高い値段で売ろうとしてくる傾向があるようです。今回、地元の友達が来てくれたこと、そして値段交渉をしてくれたことには感謝でした。
テーラーさんに頼んでいる間、他の場所をうろうろしてみます。
ビューティーサロン
友達はインディアンのビューティーサロンへ。顔のパックなどをしてくれます。店内はインド風のお香の匂いが漂っていて私は好きでした。
友達はそこで眉毛を整えてもらうのだそうです。お店には先客がいて、やっぱり眉毛を整えてもらっていました。サロンのおばちゃんは糸を使って眉毛を整えていきます。見ていると面白かったです。値段も5シンガポールドルとのことでリーズナブル!
私もチャレンジ!と思って早速お願いしたら、私の眉毛を見たスタッフさん曰く「あなたの眉毛は整える場所がないからできない」とのこと。ちょうどその日の朝、眉毛を整えてしまったのでした。残念です。
シンガポールで眉毛トリマーをしてもらうことをお考えの方は、眉毛をボサボサに生やしてシンガポールを訪れた方がいいようです。
フードコートで食事を楽しみました
その後小腹が空いたので、その辺のフードコートでインド料理を食べました。私が頼んだのは、玉ねぎ入りのロティバロンという薄いパンのようなもの。友達が頼んだのは、トセというポテトを練り込んだ薄いパン。どちらもカレーをつけていただきます。
小腹が空いた時にちょうどいい量で美味しかったです。マンゴーラッシーも美味しかったです。
さすが! テーラーさん
約束の時間になり、パンジャビを取りに行きます。
出来上がったパンジャビを着てみて、修正箇所などをもう一度お願いすると、またその場で直してくれました。私の体型をちょっと測って線を引くわけでなくそのまま大胆に縫っていきます。こんなんで大丈夫かと不安になるようななんともダイナミックな縫い方です。
それでも出来上がった服は今度は本当にぴったり! ビックリです。XLからこんなになるなんて! 今回はうまくいきましたがかなりの大冒険になるので、できれば自分のサイズにあったものを選び、修正するとしてもちょこっとだけにするのをお勧めします。
色々と面白かったリトルインディア
インド人のお店のおばちゃんは結構推してくるということがわかりました。それを知らずにいきなり「好きだ!」と言ってしまったのは失敗でした。
しかも大きなサイズからかなり小さくしてもらうという結構な冒険をしましたが、なんとかできてよかったです。今となっては面白い経験でした。
眉毛トリマーができなかったのが残念でしたが、今度は眉毛をボサボサに生やしてチャレンジしてみたいと思います。連れて行ってくれて、色々と手伝ってくれた友達に大感謝です。