• 日本人がほぼゼロのイギリスの田舎町を紹介したい | TRIP'S(トリップス)

    日本人がほぼゼロのイギリスの田舎町を紹介したい
    イギリス

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    イングランドの田園風景といえば、ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターが暮らした湖水地方や、イギリス人の原風景とも言われる穏やかな自然の中に蜂蜜色の家々が立ち並ぶコッツウォルズが有名ですよね。

    でも、もし観光地化されていないありのままのイングランドを堪能したいなら、断然Liskeard(リスカード)がおすすめです。

    中世の名残を強く残す古城が数多く点在するコーンウォール地方。若いアーティストが多く住む海岸沿いの街St Ivesや、アーサー王伝説が残るTintagelなど見所満載で、イギリス人のサマーホリデーの行先としても非常に人気のある地域です。

    そんなコーンウォール地方にあって、あまり知られていない小さな町Liskeard。でも、実はロンドンからのアクセスも良く、日帰りや週末旅行にぴったりの場所なんです。

    特に、ヴィンテージの洋服屋さんなど可愛らしいショーウィンドウが並ぶストリートや、丘の上の小さな教会は大人の女子旅におすすめ。そんな、日本人がほぼゼロの長閑な田舎町をご紹介します。

    ソクたびおうちソクたび

    Liskeardへの道のり

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    実は、私がこの町にたどり着いたのは、TintagelからExeterへ行こうとしたところ宿泊施設が全て満室で若干の投げやり感もありつつ予定変更……というのが本音だったりするのですが、来てみたらかなり気に入ってしまったのです。

    そのため、私自身はバスを乗り継いで町に入りましたが、もちろんロンドンからなら電車で行けます。Paddington駅から直通で4時間弱、ビール片手にコーンウォールの景色を堪能していたらあっという間ですね。
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    バスでの移動だったので、まず降り立ったのは町中心にあるバス停。小さな噴水が出迎えてくれます。

    ゲストハウスに泊まろう!

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    バス停から鉄道駅に向かって道なりに歩くこと10分弱。本日の宿に到着です。

    イギリスの田舎を旅行するならゲストハウスはかなりおすすめ。朝食が美味しいうえに、部屋もこれぞイギリス!という感じにオーガナイズされていてテンションが上がります。
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    ちなみに、翌朝のメニューはKippers(ニシン)が選べたのでそちらをチョイス。まるで日本の食卓……! これをナイフとフォークで頂きます。

    KippersもEnglish Breakfastと並んでイギリスの伝統的な朝食メニューなので、ソーセージやらベーコンやらがちょっと重いかも……という日はぜひ試してみてください。

    ゲストハウスに泊まる際、気を付けなければいけない点として、到着時間を伝えておかないと人が居なくて入れない?!なんて事態に陥ります。

    実際、この連絡を面倒臭がったために、私は3時間ほどトランクを抱えて町を彷徨いました……。ここが24時間対応のホテルと違う点ですね。

    もちろん、チェックイン時間内の到着であれば何も問題ありません。早く着く、ちょっと遅れる、というのは必ず連絡しましょうね。

    ゲストハウス ELNOR
    公式HPはこちら

    地元民が集うパブで一杯!

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    とは言え、バス停のすぐそばにパブがあることは確認済みだったので、チェックイン時間まではしっかりビールを堪能しました!

    コーンウォール地方のおすすめを聞いて注文したのがこちら。イギリスにしてはかなり暑い日だったので、爽やかな飲み口のペールエールは最高!
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    イギリスのパブ飯といえば、真っ先に思い浮かぶのがFish and Chipsですよね。でも実はこれ一種類じゃないんです。

    Fish and Chipsの中にもいくつか魚の種類があり、今回はその中でも定番のCod and Chipsを注文!(日本人が想像する所謂Fish and Chipsはこれです。)

    可愛らしいストリートでショッピング

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    このままだと夜中までパブ紹介に終始してしまいそうなので、Liskeardの町の紹介を……。まず、バス停を起点として、ショッピングストリートへ通じる道が恐らく一番の目抜き通りです。
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    こんな可愛いワンピースを発見! 迷わずお買い上げしてしまいました。ちなみに、「ワンピース」は和製英語なので、残念ながらイギリスでは通じません……単純にDressだけでOK!
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    ストリートはこじんまりしつつも、センスの良い店舗が集まっていて、かなりフォトジュニック! こんな可愛いディスプレイですが、扉を開くと何やら魚のオブジェが大量に……釣り道具のお店でした。
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    そして、ショッピングストリートを外れてちょっと歩くと、中世の井戸を発見。日常の中に、こうして歴史に触れられるスポットがあるのが良いですよね。

    丘の上の小さな教会へ

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    そして、ヨーロッパの田舎町ではよくあることですが、基本的に日曜日はほとんどのお店がお休みです。

    そんなときは、町の一番高い所にある教会へ行ってみましょう! 小高い丘を鐘の音を聞きながらお散歩するのも、イギリスの休日らしい過ごし方。
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    教会から15分ほど丘を下ると、あっという間に谷に行き着きます。フットパスが整備されているので、気軽に森林浴を楽しめますよ。

    まとめ

    小さな町なので、半日もあれば見所を回ることができます。ここへ来たら、あれこれ忙しなく観光するよりも、のんびりと町歩きを楽しみつつ、地元の人々の生活に紛れてみるのがおすすめです。

    この記事を書いた人

    Yuki

    Yuki

    横浜生まれ。大学卒業後、制作会社勤務を経て現在はフリーランスのDTPデザイナーをしています。ロンドン在住時は、日本の第二都市は横浜だと吹聴してました。現在一時帰国で日本満喫中!歴史と文学と美術にまつわる旅をビール片手に一人で楽しむのが至福です。こちらでは、歴史好きと飲兵衛さんに有益な情報をお伝えしていけたらと思っています。

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