J.K.ローリングが学生時代を過ごした街「エクセター」で、ハリポタと中世の面影を探してみる
イギリス

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ハリーポッター縁の地といえば、9と4分の3番線へ繋がるロンドンのKings Cross駅や、J.K.Rowlingが執筆のために通ったエディンバラのElephant Cafeが有名ですよね。

今年は、ハリーポッターの初版が世に出てから20周年! ガイドブックに載っている場所は大体行き尽くしたよ!という熱心なファンの方のために、J.K.Rowlingが大学時代を過ごしたエクセターの街をご紹介します。

魔法の国の原点へ

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南イングランド、コーンウォール地方への入口にあたるエクセターへは、ロンドンPaddington駅から直通電車で2時間半ほど。

学園都市らしい活気に満ちた賑やかな街です。反面、至る所に中世の建造物が残る歴史的な街でもあります。

そんなエクセターには、J.K.Rowlingのハリポタ執筆にインスピレーションを与えたと言われる場所がいくつか存在します。確かに学生時代の感受性の高さって、大人とは比べ物にならないですよね。

筆者の大学時代の思い出の場所……散々呑んだくれた神楽坂でしょうか……そんな郷愁をこっそり抱きつつ、魔法の国のヒントを探していざエクセターへ!

University of Exeter

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まずは、街の中心にあり、J.K.Rowlingも通ったエクセター大学。

広大なグリーン、緩やかに続く坂道、草むらには野うさぎ、木の上にはリスが……穏やかに流れる時間が、あっという間に学生時代へと気持ちを巻き戻してくれます。
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入口から続く坂道を上っていくと、左手に見えてくるのがMardon Hall。エクセター大学の学生寮で、グリフィンドール寮の談話室を書くにあたり影響を与えたのでは?と言われています。
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歴史を感じる木製扉……果たしてこの先は?

(※今も現役学生たちが住んでいるので、あんまりじろじろ見すぎるのは厳禁です。とはいえ、彼等は観光客に慣れているため、不審者扱いされることはありませんので、ご安心を!)

エクセター大学
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Gandy Street

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ハイストリートを少し裏へ抜けると、おしゃれなお店が並ぶGandy Streetがあります。こちらはハリーが学用品を買い揃えたダイアゴン横丁のモデルの1つと言われているのですが……。
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どうでしょう? 真偽はともかく、学生街らしくカラフルな軒先が続きます。
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個性が光る雑貨屋さん。
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カフェ併設で糖分補給にぴったりのチョコレートショップ。

Gandy Street

Exeter Library

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Gandy Streetまで行ったら、ぜひとも立ち寄って頂きたいのが、エクセター図書館。1階はカフェになっているので入りやすいですよ。
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さらに展示コーナーには、Vivienne Westwoodの書籍や……
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パンク関連の書籍まで! 日本の図書館にはない素敵なチョイスです。
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エクセター図書館の裏にあるのが、Rougemont Castle跡。皆さん、世界史で習ったウィリアム征服王の時代のものです。
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そして、ここはイングランド最後の魔女裁判が行われた場所でもあります。ハリーとは直接関わりはありませんが、魔法使いや魔女について触れるなら外すことのできない歴史の1つ。ぜひ、足を運んでみてください。

エクセター図書館
Castle Street, Exeter EX4 3PQ

Exeter Cathedral

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エクセターの一番の観光名所といえば、エクセター大聖堂! 長いアーチ型天井が有名なこの大聖堂ですが、裏手にはグリーンが広がり憩いの場所になっています。
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そしてこの境内の一角にあるこの扉。「必要の部屋」へ続く扉のモデルになったと言われています。

エクセター大聖堂
1 The Cloisters, Exeter EX1 1HS
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Quayside

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エクセターは、かつて運河で栄えた街でもあります。朝のお散歩には、ぜひ川沿いのQuaysideまで足をのばしてみてください。
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開放的なカフェが立ち並び、
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対岸に渡ると、往時を偲ばせるドックを見ることができます。
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中心地からQuaysideへの途中には、中世の橋が残っています。この橋は、King Edmundが戦時に身を隠したと言われています。

まとめ

イギリスの地方都市らしい穏やかな雰囲気と、学生たちの活気、そして街のそこかしこに残る中世の面影。

そんなエクセターで多感な学生時代を過ごしたからこそ、彼女はあんな素敵な魔法物語を紡ぐことが出来たのかもしれませんね。

エクセター(Exeter)
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この記事を書いた人

Yuki

Yuki

横浜生まれ。大学卒業後、制作会社勤務を経て現在はフリーランスのDTPデザイナーをしています。ロンドン在住時は、日本の第二都市は横浜だと吹聴してました。現在一時帰国で日本満喫中!歴史と文学と美術にまつわる旅をビール片手に一人で楽しむのが至福です。こちらでは、歴史好きと飲兵衛さんに有益な情報をお伝えしていけたらと思っています。

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