誰もが知っている歴史の偉人、ペリーが乗ってきた黒船を味わおうと、静岡県下田市へ。
調べてみると、下田に向かう道中でも黒船に乗れるとのこと……。かっこいいものが大好きな私は乗らざるを得ません。いざ、乗船!
電車なのに黒船とは?
電車で乗れる黒船、というのは伊豆急行線が運行している「黒船電車」という、名前の通り黒船をモチーフにした塗装の列車です。
電車旅が基本な私も、初めて見た黒色の列車に驚き。
ホームに入ってきたときの堂々たる風貌がたまりません!
画像に写っているこの大きな窓一面の景色を味わうことのできる前面展望席もあったのですが、先客がいたため断念……。
しかし、海側には大型窓をあしらい、海側の座席は窓の方を向いていているという通常の列車とは違う構造をしていたので、展望席でなくても十分なオーシャンビューを味わうことができ、大満足。
今回は車内が込み合っていたため写真には収められませんでしたが、片瀬白田~伊豆稲取間が特に海がよく見える絶景スポットでした!
さて、ここまででも十分に魅力的な黒船電車ですが、実はあの坂本龍馬も乗車していたのです!
車内で姿が見れるとは思っておらず、龍馬ファンの私には予定外の喜び! 感動です!
また、車内には黒船の来航から幕末の歴史、当時の下田の状況の資料などが展示してあり、小さな資料館のような感覚で下田までの区間を飽きずに移動することができました。
気になる値段は?
これだけこだわった造りなのだから多少の追加料金は仕方ないと思いましたが、普通列車として運行しているときに限り追加料金はなし。私のような学生も気軽に乗れる観光列車です。
熱海~伊豆急下田間を、普段は普通列車として、特定の土日休は特急列車として運行しています。
また、熱海~宇佐美間は青春18きっぷでの乗車も可能です。もちろんその区間でも海に面して走行しており、オーシャンビューを味わうことができました。
そんないいこと尽くしの黒船電車を、終点伊豆急下田駅で下車し、下田港へ!
あの黒船に乗れる!下田港の遊覧船
伊豆急下田駅から下田港までは、徒歩で約15分。バスでは間戸が浜で下車し、徒歩約1分。
私は駅から歩いて向かいましたが、駅から一本道で簡単にたどり着くことができました。
乗り場の中に入ると見えるこの黒船! インパクトがすごい!!
寒さも忘れ、思わずはしゃいでしまうほどの格好良さです!
下田港内めぐりは、黒船「サスケハナ」に乗って下田港内を1周するコースで、運賃は大人1,200円小人600円(2階席のみ大人+500円、小人+250円)、約20分程度でした。
私が乗ったときは波が高く、下田港内から出るギリギリのラインまで船が行ったときは、このまま港外に出てしまうのでは無いかというほどの迫力があり、とってもワクワクしました!
吉田松陰が身を潜めたとされている弁天島も、すぐそばで見ることができて感動です!
また、船内ではカモメの餌が売っているので、秋~春にカモメの餌付けもできます。船とカモメの距離が驚くほど近く、臨場感たっぷりでした!
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