四季折々の花やハーブで彩られる「神戸布引ハーブ園」。愛らしい草花に癒されるお気に入りのスポットなのですが、夏にはまた別の利用法が…! 新神戸駅から約15分という、街から近い場所にありながら、神戸の市街地よりも3度ほど涼しいのです。記録的な猛暑となりそうな今年の夏。都会の避暑地に涼みに行きましょう!
神戸布引ロープウェイで天空のお花畑へ
神戸布引ハーブ園までは、新幹線・地下鉄の新神戸駅から徒歩とロープウェイで約15分。こんな都会のど真ん中に、天空のお花畑があるなんて!
ANAクラウンプラザホテル神戸の横にロープウェイ乗り場へのゲートがあるので、ここからアクセスします。
眼下には神戸の街並みと大阪湾が一望! ロープウェイのキャビンは30秒ごとに来ますので、混雑しているように見える場合でも意外と早く乗ることができますよ。
ハーブ園を上から見学
キャビンはまず中間駅に到着します。中間駅まではダイナミックな眺望を楽しみ、中間駅から山頂駅まではハーブ園の中にどんな施設があるのかを上から見学しておくといいでしょう。
山頂エリアに到着!
あっという間に山頂駅に到着。ここは、展望プラザや森のホール・香りの資料館などがあるエリアです。
ドイツの古城を思わせるレストハウスの奥には「ローズシンフォニーガーデン」という美しいバラの庭園が広がっています。街のバラが終わった時期でも、涼しい山の上ではもう少し遅くまでバラを楽しめるというわけですね。
庭園の奥には「森のホール」があり、2024年7⽉13⽇(⼟)から9⽉1⽇(日)の間、夏の限定企画として「癒しの森」というプログラムが開催されています。
入場は無料なので、歩き疲れた時や涼みたい時にもぴったり。
形や大きさの異なる約30灯のランプがシーンに合わせて樹木や植物を優しく照らし、ホール内を神秘的に演出していました。
ハーブミュージアムの無料ガイドツアー
山頂エリアのウェルカムガーデンから、無料のガイドツアーに参加することができます。実際に屋外のハーブミュージアムでハーブに触れながら、スタッフからハーブの効能や日常での利用方法などを教えてもらいます。
何気ない道にもローズマリーなどが植えられていて、耳を傾けながらハーブミュージアムへ。実際に触れて香りを確かめるのもお忘れなく。
徒歩3分ほどでハーブミュージアムに到着。ここにはお料理に使われるハーブや、お茶に使われるハーブ、エディブルフラワーなどが育てられています。代表的なハーブの香りを確かめながら、楽しく学ぶことができますよ。
時期的に小学校の夏休みの課題にも良さそう。
クラブハウスエリア
記事では山頂駅から中間駅に向かってハーブ園を楽しんでいますが、どんどんと坂を下っていくと見えてくるガラス屋根の建物がクラブハウスで、ここには温室やカフェ・レストランを楽しむことができます。
テラスからは眼下に港町・神戸の景色を眺めることができます。テーブルやソファーなどがあって、カウンターでオーダーしたドリンクなどでしばし休憩。
実はこの左手奥に足湯スペースがあるのですが、真夏でも大人気。特にインバウンドにとっては手軽にONSENを楽しめる絶好のスポットのようですね。
ハーブ園の季節の花々
神戸布引ハーブ園は、約200種75,000株の花やハーブが咲き集う日本最大級のハーブ園。今回は夏の端境期(はざかいき)ということもあって、お花は少な目。でも、そろそろヒマワリが満開を迎えそうな感じ。
季節によって、クリスマスローズ、ミモザ、バラ、ラベンダー、ユリなど、様々な花がガーデンを彩ります。しかも神戸市街よりも体感的に3度くらい低く感じます! 今年の夏は、避暑も兼ねて神戸布引ハーブ園に足を運んでみてはいかがでしょうか。
●神戸布引ハーブ園