外国で「民泊」を利用するメリットとデメリットを考える
マレーシア

私たちはマレーシア国内を団体旅行する機会が多いのですが、その際、頻繁に利用するのがホームステイ(民泊)です。

ホームステイとは、家や部屋を借りて住むことができるシステムです。ホテルに比べ宿泊費をぐんと抑えることができますし、みんなでワイワイと旅行を楽しむことができます。

ホームステイの利点と欠点、ホームステイを借りる時に利用するAirbnbのサイトについてお伝えします。また、私たちが実際に使ったホームステイの感想も一緒にご紹介します。

ホームステイとは?

日本でホームステイというと、誰かの家に泊まるというイメージが多いと思います。マレーシアでホームステイというと少し意味が異なり、誰かの空き家に泊まるということを意味しています。

オーナー(別の場所に住んでいます)が家を提供し、それを借りて短期間住むという宿泊スタイルです。日本では珍しいですがマレーシアでは普通に利用されています。

団体行動の時に便利なホームステイ

私たちはマレーシア人の友達と一緒にマレーシア国内を団体旅行する機会が多くあります。以前はそんな時、ホテルに泊まっていました。

でもホテルだと1泊あたりの値段が高くつきますし(と言っても日本に比べて格段に安いのですが)、一旦ホテルの部屋に入ってしまうとバラバラになってしまいます。せっかく団体旅行をしているのに、ちょっと寂しい気分になります。

それで最近はホームステイを使うようにしています。こうすることで、寝る時以外のほとんどの時間を一緒に過ごすことができ、旅行をますます楽しめるようになりました。

ホームステイには2種類ある

1軒丸々借り切ってしまうタイプ


ホームステイと一口に言っても2種類あります。1つは家やマンションの1室を丸々借り切ってしまうタイプのもの。このスタイルだとキッチン、リビング、ベッドルームなどがついています。まるで自分の家のように過ごすことができます。

多くの場合キッチンには簡単な調理器具が用意されています。キッチンを利用して近くのスーパーマーケットで食材を買い込み、朝ごはんなど簡単な料理を作ることが可能です。

旅先で外食が続くと値段も高くつきますし、健康も気になります。自分で料理することができる空間があるというのは嬉しいポイントです。

もう1つの嬉しいポイントは、プライベート空間を楽しむことができることです。その空間に入ってくるのは自分や仲間だけなので、気兼ねする必要がありません。1軒借り切りタイプのホームステイは団体旅行をする時に向いています。

部屋を1室借りるタイプ

もう1つのタイプは部屋を借りるというホームステイです。この場合、1部屋いくらというように部屋を借りますのでホテルと少し似ています。隣の部屋の人が他人ということもあり得ます。

このタイプのホームステイの場合、トイレやシャワー室は部屋に隣接していることが多いのですが、キッチンが使えない(もしくは共同)というタイプが多いです。

ホテルのサービスはありませんので、飲み水はもちろんのこと、アメニティーも自分で用意する必要がありますが、ホテルの値段より格段に安くなります。個人旅行や2、3人の少人数旅行に向いています。

ただ、隣の人が誰なのかわかりませんので、絶対に安全だとは言い切れません。女性だけの旅行の場合、このタイプのホームステイを選ぶのは考えたほうがいいと思います。

ホームステイを選ぶ時に使っているサイトは?

私たちがホームステイを使用する時に使うサイトはAirbnbです。マレーシア国内はもちろん、世界中のホームステイから選べます。以前に泊まった人のレビューがあれば、どのようなホームステイなのかイメージしやすいです。

支払い方法は?

Airbnbの支払い方法にはクレジットカードやペイパルなどの選択肢があり、自分の都合に合わせて選ぶといいと思います。ちなみに私たちはペイパルをよく使用しています。

オーナーとどんなことをやりとりするのか?

このサイトを通して、ホームステイのオーナーと直接やりとりをすることができます。私の場合は、宿泊前にオーナーに、キッチンで料理することは可能なのか? 冷蔵庫はあるのか? どの様な調味料、料理器具があるのか? そして洗濯機はあるのか?など確認します。

オーナーの返事によって、家から持っていく調味料などを決められますし、洗濯できるとわかれば持っていく服を減らせます。

またインターネット状況や、マットレスの数についても一応確認します。私たちの団体旅行は、人数が急に増えた、減ったということが珍しくありません(これもマレーシアらしいのですが)。

ベッドの他に予備のマットレスはあるのか、宿泊の人数が急に増えても大丈夫かなど一応確認しておきます。最悪ソファーでごろ寝もいいのですが……。

このようなことを聞いておくと、イメージしやすくて便利です。タオルなどは用意してくれていることもありますが、基本ないと思って自分で用意するほうがいいでしょう。

実際にホームステイを借りた時の感想


私たちが実際に宿泊したホームステイは、今のところ、全部当たりでした。家の状態も清潔で、広々としていて、過ごしやすかったです。

キッチンでは好きなだけ料理できましたので、みんなで鍋を作って食べたこともありますし、炊飯器を持ち込み、おにぎりを作って食べたこともあります。

その辺のスーパーで買って来たビールを冷やして宴会をしたこともあります。比較的自由にできるので、楽しく旅行ができていると思います。

最近泊まったホームステイ


私たちは、最近クラン(Klang)という地域のホームステイを利用しました。この時はコンドミディアムの1室にあったホームステイでした。

キッチンにリビング、ベッドルームが3つありました。とても快適な部屋でリラックスできました。ここのオーナーはとても優しく、頻繁に連絡を取ってくれました。冷蔵庫も大きく、キッチンでは料理もできましたので大満足でした。

ホームステイの時の注意点、失敗したことなど


以前ホームステイに泊まっていた時、宴会をしていた私たちの声がうるさくて、隣人からオーナーに苦情の電話がいってしまったことがあります。そしてオーナーから電話で「お願いだから静かにしてくれ」と言われました。

私たちにとっては楽しい旅行でも、隣近所の人にとってはいつもの日常生活の場所だということをすっかり忘れていました。反省です。

また、宿泊先のホームステイが汚くて、とても泊まれる状態ではなかったという友達もいました。その時は、みんなで掃除するところから始め、大変だったそうです。

私はそのようなハプニングに遭ったことがないのですが、ホームステイを借りる時にはそういうリスクを頭に入れ、レビューをしっかりと確認することをお勧めします。

旅行慣れした人には最高!

私はホームステイを宿泊先にするという方法は、旅行慣れした人にとってはとてもいい方法だと思います。宿泊代もかなり浮きますし、みんなでワイワイと楽しむことができるからです。

オーナーとやりとりする、地元の隣人の中で生活するなどホテルよりハードルも上がりますが、ホテルで泊まるのとはまた別の旅行の楽しみ方ができると思います。

この記事を書いた人

yazu

yazu

九州出身です。 今はマレーシアに住んで数年になります。旅行も大好きでマレーシアを拠点に、東南アジア周辺の旅行にもよく出かけます。 マレーシアで、夫と共に、発展途上国ならではの思いがけないハプニング満載の生活を送っています。そんなことをしていたら、段々たくましくなってきました。東南アジア旅行では、いろいろな文化の違い、食事、地元の人との出会いを楽しんでいます。 そんな中で、自分たちが経験したこと、感じたことを記事にしたいと思います。だれかに楽しんでもらえたら嬉しいです。

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