宿泊施設が大好きでここ最近、ゲストハウスを何度も訪れている、ゲストハウスマニアです。
私は、4年前から京都市内に住んでいますが、国内外からの観光客の増加に伴って、この4年でも目に見えて宿泊施設が増えています。そして、日本ではあまり馴染みのなかった「ゲストハウス」が沢山出来ています。ですが、ゲストハウスとはどういった場所なのでしょうか?
今回は、京都市内でゲストハウスを行っている「FUJITAYA」様にもご協力いただき、ゲストハウスとは何かを調べてきました。
ゲストハウスとは
ゲストハウスは、ホテルや旅館とは異なりトイレ、シャワー、そしてダイニングなどを宿泊者の方々と共有する事が多いです。また、食事等がついていないことも多く、自炊や外食が主流となっています。
そして、寝泊まりする部屋に関しても、複数人で同じ部屋を使用するドミトリールームである場合もあります。このような理由から、一般的なホテルや旅館と比べて「宿泊代」を抑えることができます。
私は、ゲストハウスを知るうえで「共有」というキーワードが頭に浮かびました。共有することで「人と人との繋がり」が生まれ、様々な化学反応を起こすのです。
ホテルや旅館に比べ、宿泊者同士でコミュニケーションが生まれたり、スタッフの方と仲良くなることが出来るため、思いがけない「発見」「情報」を得ることができます。ゲストハウスに泊まると、旅の醍醐味は「人」であることを強く実感できます。
私の初めてのゲストハウス
私がゲストハウスに初めて泊まったのは、ウルグアイでのことでした。資金に余裕が無く宿泊費を抑えたかったため、仕方なく宿泊したのが始まりです。
英語は簡単な単語しか話せず、ましてや母国語がスペイン語であるウルグアイでのゲストハウスは、私にとって「怖さ」「緊張感」があったことを覚えています。
私が訪れたゲストハウスはレセプションにたどり着くまでに、共有スペース、カフェテラスを含む道のりがありました。多国籍な人々が集う空間とはいえアジア人は珍しかったのでしょうか。チェックインするまでに数人の方に話しかけられたことを覚えています。
英語もスペイン語も話せない私は、コミュニーケーションを多くとらないといけない宿泊施設の雰囲気に、予約した事を後悔しました。
ゲストハウスが楽しく思えたきっかけ
ここの部屋にはwi-fiがなく、仕方無しに共有ルームでインターネットを繋げました。多国籍な空間に圧倒されていた私は、ビール片手に酔いの力を借りて、共有ルームでの戦いに挑んだのです。
すると、イタリア人男性が「一緒に飲もう」と誘ってくれたのです。酔いの力でイタリア人男性と飲んでいたら、様々な国の人が集まってきました。怖がっていた私も、皆でお酒を飲むことが、楽しくなり始めてきました。
それからというもの、ゲストハウスでの交流を楽しみに、あえてホテルではなくゲストハウスに泊まるようになりました。旅って「人」が大切。
ゲストハウスオーナーが選ぶ、良いゲストハウスの見分け方
さて、京都でゲストハウスFUJITAYAを経営されている藤田様にお話を伺いました。
宿泊施設を予約する際に、ほとんどの人がインターネットで宿泊施設を検索する時代です。その中で、予約する際のポイントは「口コミ」などを見る事が有効であるとお話していただきました。
口コミなどにはお客様の正直な意見が書かれています。「良い事」「悪い事」など様々な意見があります。「施設が綺麗であった」、「スタッフの方が優しかった」など、ゲストハウスに泊まらないとわからない情報が載っています。
ゲストハウスに宿泊する際は、写真、施設環境、立地だけでなく、口コミで生の声を知ることも良いゲストハウスを選ぶポイントなんですね。
オーナー様の印象に残っているお客様
FUJITAYAさんでは、お客様とたこ焼きパーティー、和菓子作成など様々な企画を行っています。オーナー様の印象に残っているお客様は何かを一緒に行ったお客様だそうです。
人との繋がりを大切されいるゲストハウスは、ほかにも沢山あります。宿泊される際は、オーナー様やスタッフの方などと積極的にコミュニケーションを取って、交流を楽しんでみてください。
最後に
ゲストハウスは「安価」であるメリット以上に、「人と人との繋がり」が醍醐味です。様々な人と交流をしたい、ローカルな情報を知りたいなどを考えられる方は、ゲストハウスに宿泊してみて下さい。かけがえのない人との繋がりを体験することが出来ますよ。
京都府京都市下京区中堂寺藪ノ内町22-4