出世の街! 浜松市内の歴史観光・古戦場をめぐる旅
浜松駅前から徒歩で行ける場所から、バス移動40分圏内で訪れることができる古戦場巡り!
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台でもあり、出世の街である浜松の魅力に迫りました!
浜松出世の館
JR浜松駅から徒歩約3分。高架下に、平成30年1月31日までの期間限定で浜松出世の館が誕生しました!
お土産はもちろん、大河ドラマのPRコーナー、徳川家康・井伊直虎の紹介パネルの展示など、無料とは思えないクオリティです。
VR体験コーナーでは、専用のヘッドセットをつけて井伊谷城の再現CGと井伊直虎ゆかりの地を3D映像で体験できます。
現地へ行くのは時間がない……、体力がない……という方もその場に行った気分になれます。
また、ドラマ館資料・展示コーナーでは、金の甲冑も! こちらは撮影可能となっているので、一緒に記念撮影ができます!
浜松の観光案内パンフレットやマップが充実しています。
来館記念スタンプは直虎花押。記念になります!
浜松まちあるきマップは必見です。「徳川まちなかさんぽ道〜歴女も歩けるお手軽コース〜」「まちなかパワースポット巡り〜やらまいか出世物語〜」など興味別にルートマップが記されています。
さらに、距離、所要時間、消費カロリーまで記載されています。
三方ヶ原古戦場へ
駅からバスに乗り、三方ヶ原へ。徳川家康が武田信玄率いる武田軍に完膚なきまでに完敗したとされる三方ヶ原の戦いの跡地です。
今は私有墓地となっており、駐車場の片隅に石碑が建てられています。
新しく看板も設置されていました。場所が特定されているというわけではなく、広域であったであろうと言われています。
古戦場は石碑が建っているだけのところが多いですが、歩いて約10分で武田信玄の陣地があったとされる根洗い松を見ることができます。
現在の松は2代目なのだそうですが、物見兵が松に登って見張りをしたと伝えられています。
駐車場はなく交通量が多いので、車の場合は停まる場所にはご注意を。
道路を渡ると、祝田坂への旧道の石碑と説明があります。
どのようなルートであったかは、諸説ありますが実際の土地に降り立つとさらに想像が膨らみます。
移動して、犀ヶ崖資料館へ。交通量の多い道路そばにあります。
無料で入場できますが、スタッフの方が数人おられます。綺麗な施設で、数台止めることができる駐車場とお手洗いがあります。
こじんまりとした公園の中には、石碑が幾つか建てられています。
犀ヶ崖は、崖に白い布を張り丈夫な橋が架かっているように見せかけ、武田軍を追い落とそうとしたというだけありました。
コンクリートで埋められた状態でも切り立っており、深いです。落ちるというよりは、吸い込まれていくような感覚に陥りました。
浜松城のそばには、三方ヶ原の戦い後に徳川家康が帰城した際鎧を脱いで枝に掛けたと伝えられている家康公鎧掛松があります。
約400年前の築城の頃の面影を残しているという貴重な石垣が現存しています。
浜松城から、北の方角には三方ヶ原と犀ヶ崖です。ざっくりとした範囲ではありますが眺めることができます。
ところで、昼間散策する際は街灯を凝視する機会はないと思いますが、浜松駅から浜松城までの街灯の上部を見上げてみてください。
街灯の最上部には、家康公の兜印「羊歯印(しだじるし)」があります。
実はこの羊歯印。目印になっており、羊歯印に沿って行くと浜松駅にたどり着くことができるのです!
着目してみてください!
より細かく史跡全箇所巡ろうと思うと時間が足りませんが、魅力いっぱいの浜松市内でした。