鎌倉が舞台の「花とゆめ」大人気漫画『覆面系ノイズ』。2017年4月にアニメ化され、2017年11月25日には中条あやみさん主演で全国映画公開が決定しています。
漫画でもアニメでも、舞台である鎌倉の景色が詳細に描かれていることもあり興味を持つ方も多いのではないでしょうか? 鎌倉は大好きな場所でもあるので、今回思い切って『覆面系ノイズ』の舞台を巡ってみました。
主人公ニノが住んでいる長谷へ!
冒頭から長谷駅が出てくるので、まず初めに訪れるのは長谷駅! 鎌倉駅(または藤沢駅)から江ノ電で移動します。
江ノ電の全区間が1日乗り放題の1日乗車券「のりおりくん」は大人600円、子ども300円。何度でも「のりおり」ができる乗車券ということから名付けられたそうです(そのままですが可愛い)。
ちなみに、鎌倉駅から長谷駅までは片道190円(2017年現在)で、往復で380円です。藤沢駅から長谷駅までは片道300円で往復600円。
飲食店やホテル、施設での特典がついているので、1日過ごすつもりなら購入して損はないはず! 電車がレトロなのでノスタルジックな気持ちになります。思わず写真を撮りたくなりパシャリ。
筆者が乗車したのは朝の7時台と早朝だったにも関わらず満員。早朝だからこそ満員なのでしょうか? 特に、6月から紫陽花の時期と海水浴シーズンはいつでも混雑しているようです。
この電車でニノが通学していると思うと、似合う!と言いたくなりました。
長谷駅から由比ヶ浜と長谷寺へ
鎌倉駅からは5分で長谷駅に着きます。鎌倉の大仏で有名な高徳院への最寄駅ということで勝手に大きな駅を想像していましたが、改札を出るとすぐに街! 街に駅が溶け込んでいました。
長谷はニノと幼少期のモモが生活していた場所。そして、ニノが毎日歌っている由比ヶ浜も徒歩圏内です。
透き通っていて、ひんやりと冷たい海水。ざーっ、ざーっと波音が規則的に聞こえてくるのも、海に馴染みのない生活をしていると新鮮です。犬の散歩をされている方が多かったです。
海開きされる7月にはサーフィンをしている方が早朝からちらほらといらっしゃいます。
ニノ、こんなところで歌っているのか……毎日同じ場所、同じ時間に大声で歌っていたら、確かに目立つだろうな……。ユズ、こんなところに譜面書いていたのか……。
幼少期は小さくて可愛らしいだろうなと思わず笑いました。高校生(背は低い)が書いていたら目を引くだろうな、と思いました。
たっぷり満喫したところで、ニノ待ちの時にモモが訪れたという長谷寺へ。道中はしらす丼のお店や蛸せんべいのお店があります。
カフェはチェーン店ではなく個人で経営されているお店が多く、どこに入ろうか悩むほど。焼き鳥のお店は見つけられませんでした。ねぎまはどこで買い食いしていたのだろう……。
長谷寺は紫陽花で有名なため、紫陽花の季節には待ち時間が出るほど人気です。時期でない時にも観光で訪れる方が多いようです。
高校生男子が1人でぶらぶらするには渋すぎる場所ではありますが、時間つぶしにはちょうど良いのかもしれません。展望台からは、街全体、海が見渡せました。
深桜が住んでいる極楽寺
長谷からゆっくり歩いて15分ほどで深桜が住んでいる極楽寺へ行くことができます。土地勘がなかった筆者は江ノ電で移動しようと考えていましたが、その土地の空気を感じるため徒歩に変更しました。
ただし、曲がりくねった坂道の先に駅があるので、体力温存したい方は江ノ電利用をオススメします。極楽寺駅から長谷方面へは下り坂なのでまだマシです。
さて、極楽寺駅は、関東の駅百選に選出されています。暑い日には涼しさを感じることのできる静寂さ、寒い日には少し寄り添ってくれるような古風な雰囲気があるようでした。
この椅子は! ハルヨシ先輩と深桜が並んで座っていたところ! 様々な場面で描かれている極楽寺ですが、それらのシーンのために福山先生は夜中に極楽寺へ行かれたとか……。
作中と何もかもが同じで感激! ハルヨシ先輩役をしてくれる人がいたら隣同士並んで座り、ラブラブなシーンを再現したいという夢ができました。もちろんセリフも何もかも完コピできれば最高です。
神奈川県鎌倉市極楽寺3丁目6−7
モモが住んでいる北鎌倉へ
江ノ電沿いはある程度見て回ることができたので、次は北鎌倉へ。
鎌倉駅からJRで1駅の北鎌倉駅は、東口を出て道なりに歩いて行く、家に帰りたくないユズが腰掛けていた円覚寺の階段に着きます。
モモがフラッと歩いていたシーンも印象的です。月果さんとモモが暮らすには落ち着いた環境のように感じました。