海外では、長く住んでいないと分からないようなシステムも沢山あり、旅行者にとってはそれが不便だったり、知らないがゆえに損をしてしまっているという事もしばしば。
そこで今回は皆さんのドイツ旅行が快適になるような、知っておくと役に立つTIPSを紹介します。
スーパーの営業時間に注意
スーパーでお土産を買う方も多いと思いますが、ドイツのスーパーの営業時間について知っておかないと「お土産が買えなかった……」なんて事になりかねません。
というのも、スーパーに限らずお店は日曜・祝日は営業していないのです。特にクリスマスやイースターなどは休みが重なるので注意が必要。あらかじめ祝日を調べておいて、その日と重ならないように買い物プランを立てる必要があります。
旅行の最後にお土産を買おうと思ったけれど、休みで買えなかった……なんて悲しすぎますよね。
スーパーの野菜・果物は量り売り
スーパーで売られている野菜や果物は、パック等に包まれているもの以外は量り売りです。
りんごやオレンジを1つから買うことが出来るので、少し小腹が空いた時にとても便利。ちなみにドイツでは町で歩きながら、また電車の中でりんごを丸かじりしている人の姿をよく見かけます。
買い方は、自分で重さを量る場合とレジで店員さんが量ってくれる場合があり、これはスーパーによって異なります。どうすればいいか分からない時は周りにいる人に聞いてみましょう。親切に教えてくれる人が多いです。
買い物の際はエコバッグを
つい最近まで「スーパーで買い物する時のレジ袋は有料」だったドイツ。しかし2016年春あたりから衣料品店や本屋などでもプラスチック製の袋を有料化する動きが出てきています。値段は店によって15セント~25セントほど。
スーパーでは有料なんかではなく廃止の方向へ。代わりにレジ付近にあるのが、紙袋や布または麻製の袋です。布や麻の袋はスーパーのロゴやその町の絵が描いてあるものもあり、結構丈夫で長く使えますよ。
最初の買い物の時にエコバッグも一緒に買えば、旅行中は間違いなく活躍してくれます。旅行の後はお土産にもなりますし。
トイレには小銭があると便利
ドイツは公共トイレも有料で料金は50セント~1ユーロほど。どこも小銭を入れるとドアまたはゲートが開いて中に入れる仕組みなので、小銭は普段から余分に持っておきましょう。
ちなみにレストランやカフェ、美術館・博物館は利用者であれば無料(一部有料の場所もあります)なので、これらを訪れた際にトイレを済ませておくのも一つの手です。
ペットボトルのデポジット
ドイツのペットボトルやビール瓶などはデポジット制。上の写真のようなマークがあったり「Pfandflasche」と書いてある使用済み容器は、返却することでお金が戻ってきます。ビール瓶は8セント、ミネラルウォーターやジュース類は15~25セントがデポジットの額です。
スーパーには返却用の機械があるので、そこにペットボトルを入れて出てきたレシートをお会計の時に一緒に出します。すると返却したペットボトルの分が代金から引かれるという仕組みです。
返却機械のない小さなスーパーや駅などにあるパン屋さんでは、販売員に直接容器を渡せば大丈夫。しかしこのような小さな店では、自店で販売している商品の容器のみを受け付けている事がほとんどです。
ミネラルウォーター、炭酸ありなし
ほとんどの方がドイツ旅行中にミネラルウォーターを購入すると思いますが、スーパーに並んでいるミネラルウォーターには炭酸入りの物も多いです。炭酸入りが好きな方もいますが、苦手な方も結構多いですよね。
炭酸入りかそうでないかを見分けるには、パッケージの正面をよく見て下さい。「Still」や「OhneKohlensäure」と書いてあれば炭酸無し、「Sprudel」や「Mit Kohlensäure」と書いてあるのが炭酸入りです。「Medium」と書いてあるのは微炭酸になります。
またエヴィアンやボルビックといったブランドはどれも炭酸無しなので、手っ取り早くかってしまいたい方はこれらを選ぶのも良いでしょう。
学生割引
大学の授業料無料など学生に優しいドイツは旅行者の学生にも優しいです。美術館や博物館には学生割引があり、通常料金よりも1~3ユーロほど安く見学する事ができます。学生の皆さんで「美術館や博物館に沢山行く!」という方ははぜひ国際学生証を持って行きましょう。
例えばミュンヘンの場合、BMW博物館で7ユーロ(通常料金10ユーロ)、アルテ・ピナコテークで2ユーロ(通常料金4ユーロ)、ニンフェンブルク宮殿で9ユーロ(通常料金11,50ユーロ)といった具合です。
ミュンヘンではありませんが、筆者の大好きなボーデン湖にある「花の島」マイナウ島では、通常料金19,90ユーロの所を学生は11,50ユーロという半額にも近い値段で入場できてしまいます。学生証の提示も求められるので、国際学生証を忘れずに持って行きましょう。
今回ご紹介した情報はどれも細々したものですが、知っていると絶対役に立つのでぜひ頭の片隅にしまっておいてください。それでは楽しいドイツ旅行を! Gute Reise!