12月といえばクリスマス! 街は電飾で飾られワクワクする季節ですよね。クリスマスの時期にぜひおすすめしたいのはドイツのクリスマス。
おとぎの世界から飛び出してきたかのようなかわいらしい屋台が広場や通りに立ち並び、みんな笑顔でクリスマスの飾りやお菓子を買っています。
ただ真冬のドイツ……とっても寒いんです。マフラー、手袋、帽子だけでは身体の芯からは温まらない! でもそんな寒さも忘れてしまうお薦めの飲み物があるんです!
マグカップもかわいいグリュワイン
グリュワインはいわゆるホットワイン。でも単にワインを温めただけではなく様々なスパイスやオレンジピールなどのフルーツが混ざっています。定番は赤のグリュワイン。口当たりがよくお酒が弱い人にもおすすめ。
こちらはビュルツブルグのクリスマス市で飲んだFruchte Punsch。一見赤のグリュワインに見えますが実はアルコールなしのホットフルーツジュースのようなもの。
クリスマス市には家族連れも多くもちろん子供も多いのでAlchol freiと書かれたアルコールなしの飲み物もちゃんと用意されています。ベリー系の味でとっても飲みやすい!
そしてこちらは一押しの白のグリュワイン。ビュルツブルグはフランケン地方にあり白ワインの産地。ということもあり珍しく白のグリュワインがあります。
あのゲーテもこよなく愛したワインと聞き、絶対に白のグリュワインを飲むぞ!と楽しみにしていました。これも飲みやすく美味しい!!
このマグカップは少し曲線がついていて、とてもかわいいのでお持ちかえり。マグカップは返却すればその分のお金は返ってきます。
マグカップ集めもクリスマス市ならではの楽しみです。各地のクリスマス市を巡ってオリジナルのマグカップを旅の記念にお土産にするのもいいですよね。3ユーロくらいなのでお手頃です。
ビュルツブルグのクリスマス市が描かれたマグカップ。
こちらはフランクフルトのクリスマス市のカップですが、ペアで揃えるとなおかわいいですね!
グリュワインだけじゃない! おすすめのドリンク
こちらはEier Punschと呼ばれる飲み物。卵のリキュールを使った飲み物でメレンゲのような泡立ったクリームがのっています。
グリュワインはどこの屋台でもありますが、この飲み物を置いている屋台は少なかったと思います。見つけたらぜひ試してみてください! 甘いリキュールでとてもまろやかな味です。
アルコールが苦手な方にお薦めしたいのはこちらのホットチョコレート! お好みでホイップクリームなどのせることもでき、昼間からアルコールはきついな……と思ったらこれがお薦めです! 身体はポカポカ。程よい甘さです。
身体をあたためるならソーセージではなくスープ!!
小腹がすいてきたらぜひスープを飲みましょう! ドイツといえばソーセージという方もいますが、まずは身体をあたためるにはこのスープが一押しです。Suppeというのがスープ。ソーセージの屋台だけでなくスープ専門の屋台もあります。
様々な種類がありお値段も手頃。グリュワインと同じくスープの器は返すとその分のお金が戻ってきます。
こちらはグヤーシュスープ。東欧ハンガリー辺りのパプリカを使ったスープ。ちょっとした酸味がありかなりの量ですが、パンを浸して食べたり飲み切った後は体はポカポカ。
こちらはポテトスープ。ジャガイモでとろみがつき、中には具がたくさん入っていますのでこれで十分おなか一杯になります。日本人の口に合うコンソメ風味の味付けが美味しい!
フランクフルトではぜひこのグリュンコールを試してみてください。グリュンコールは緑色の野菜で今日本でも健康食材として人気のあるケールです!
まさにおかずスープ! ベーコンやジャガイモ、そしてたっぷりのグリュンコール!
ケールはいわゆる青汁の素ですが、こちらのスープは全然クセもなくお野菜スープ的な感じであっさりしていました。身体もあたたまり健康にもいい一石二鳥のスープ。
実はこのグリュンコールのスープはとてもレアもの。フランクフルトの食い倒れストリートと呼ばれるこちらのお店の店頭で売られています。
こんな感じで店頭販売しているのでテイクアウトできます。このお店はお肉屋さんでもあるのでソーセージもぜひ食べていただきたい!
あっさりしたグリュンコールのスープと牛肉100%のソーセージ! この組み合わせが絶品でした!
身体を温めたら、いざ買い物へ!
真冬の空の下、白い息を吐きながら温かいドリンクとスープで身体がポカポカになったら、さぁ買い物です! かわいらしいクリスマスの飾りは毎年クリスマス市に行く度に買っていますが、今我が家はその飾りで幸せな雰囲気になっています!