はちみつ大国ドイツには見た事の無いようなはちみつがいっぱい
ドイツ

私達の身近な食品のひとつが「はちみつ」。朝食のパンに塗ったり、ヨーグルトやホットミルクに混ぜたり、また料理やお菓子に使用したりと、食べ方は用途は様々。

また最近では栄養効果や美容効果も注目され、砂糖の代用としてはちみつを使用する人も増えてきています。

そんな万能食品であるはちみつは、ドイツでもかなり身近な食品。ドイツでは養蜂が盛んな事から、様々な種類のはちみつのほか、石鹸やロウソクといった「はちみつグッズ」も沢山あるのです。

養蜂が盛んなドイツ

はちみつの消費量が世界一とも言わているドイツ。スーパーのハチミツコーナーには定番のアカシヤをはじめ、様々な種類のはちみつが並びます。

消費量が世界一と言われているくらいですから、養蜂も盛ん。職業で養蜂家をしている人はもちろん、最近では自動車メーカーのポルシェの養蜂プロジェクトが話題になりました。ドイツ東部にあるライプチヒ工場のオフロードエリアに25の養蜂家を誘致、400キロのはちみつを収穫しました。ポルシェ産のはちみつ、どんな味がするのかとても気になりますね。

 

また自宅で趣味の養蜂をしているという人も多く、現に筆者の知人にも趣味の養蜂家が3人もいます。規模はそれぞれ異なりますが、その中の1人は自宅のベランダに蜂の巣箱を設置。暖かい時期になると蜂たちがそこを出入りし、せっせと蜜を集めていました。

はちみつに関わる厳しい法律

そんな用法が盛んなドイツには、はちみつに関するヨーロッパ一厳しい法律「はちみつ純製法」があります。海外からの安価で質の悪いはちみつの流入を防ぎ、国内養蜂家を保護するのが目的。

1976年に定められたこの法律では、糖度や酵素、加熱処理の度合いの基準が定められ、厳しい検査に合格したものだけが「純正ドイツはちみつ(Echter Deutscher Honig)」を名乗る事を許されるのです。

ドイツの変わったはちみつ

冒頭でもお伝えしたように、ドイツには定番から変わったものまで様々なはちみつがあります。

 

ドイツならではのはちみつが「森のはちみつ」。色もかなり濃くて皆さんが知っているはちみつとは大分異なる見た目ですが、これは花ではなくモミの木やカシの木といった木の樹液からできているのです。

樹液を吸った昆虫が排泄した糖分をミツバチが集めることで作られるのが、この「森のはちみつ」。コクがあって濃厚な味わいのほか、栄養価が他のはちみつよりも高いことで注目されています。

 

フローラルな香りが特徴の「クローバーはちみつ」。アカシヤと同様に癖が少なく、何にでも合うのが特徴です。

 

花つながりで「オレンジの花はちみつ」。柑橘系の爽やかな香りが楽しめます。筆者はこれをヨーグルトに入れるのがお気に入りです。

 

様々な果物の花の蜜から作られたはちみつもあります。爽やかななかにもコクがあるのが特徴。

 

「菩提樹はちみつ」は香りが強く、味わいも独特。香りは好き嫌いが分かれそうですが、筆者はハーブティーに入れたりします。

 

「ナタネはちみつ」はクリーミーな味わいなのでドイツパンにとてもよく合います。

 

「ラベンダーはちみつ」はその名の通りラベンダーの香りが楽しめるはちみつ。ラベンダー好きの方にはぜひ手に取っていただきたいです。

 

「コリアンダーはちみつ」なんかもあります。パクチー嫌いの方も多いと思いますが、花の方は全く臭くないのでご心配なく。香りはむしろスパイスとしてのコリアンダーを想像して頂ければ分かりやすいです。

はちみつが買える場所は?

はちみつはスーパーのほか、定期的に開かれているマルクト、またクリスマスマーケットでも買う事ができます。値段は500gの瓶で500~1,000円ほど。

 

マルクトでは養蜂家がお店を出し、はちみつ以外にも石鹸やクリームといった関連商品も販売しています。

 

またクリスマスマーケットでははちみつと一緒に「はちみつワイン」や蜜蝋でつくったロウソクが販売されている事が多いです。

少し重いのが難点ですが、「森のはちみつ」はちみつ」をはじめとする珍しいものはお土産にもおすすめ。ドイツならではのはちみつをぜひ味わってみてください。

この記事を書いた人

Mops

Mopsドイツ在住ライター/ドイツ語翻訳

2012年よりドイツ在住。現地でパートナーと知り合い、現在はヘッセン州のとある街に2人で暮らしています。旅行と食べる事が大好きで、旅の目的は「地元の名物」を食べること。ドイツを中心に在住者だからこそ分かる便利な旅情報やイベント、穴場スポットなどをお伝えします。

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