何これ!? こんなにたくさんのムール貝、見たことないし、食べたことない! 筆者はこの料理を初めて見たとき、そう思いました。
ヨーロッパでこの料理に出合うまで、ムール貝というとパスタの上に2、3個のっていたり、パエリアにちょこっとのっていたり、というイメージだったんです。
それが……! すごいですよね、これ! 1年分(一生分!?)のムール貝が目の前に~!
今回行ったLÈONは、ベルギーから来たチェーン店ですが、パリ市内に何店舗かあり価格も高くなく入りやすいです。メトロの駅に大きな広告があったり、お店の名前を見かけることも多い有名店。
さて、食べに行きましょうか! 鍋いっぱいのムール貝を!
観光地にもあるので入りやすい
私は今回、シャンゼリゼ店へ行きました。
小さめの入り口ですが、中に入ると……
奥行きがすごい! 広かったです! そして店舗の場所がらか、スタッフさんがたくさんいました。
お手洗いの場所をスタッフさんに尋ねると「ごめん、今日は閉まってるんだ。また明日来てね」と冗談を言われるほどフレンドリーでした。
ムール貝にはフリットをセットにするのが定番
テーブルにつくと、紙でできたランチョンマットがあって、これがかわいかった!
カトラリーの位置が書いてあって、フリット(フライドポテト)とビールの位置までちゃんと書いてある~! ムール貝には 必ずフリットとビール!というベルギー風のこだわりが、ここからも伝わってきますね。
ココット(鍋)に入ったムール貝を食べる!
お昼に行ったので、ランチメニューを頼みました。メニュー表は、フランス語と英語が裏表になっていました。
メインとデザートはそれぞれ選べましたが、メインはもちろんムール貝(定番の、追加料金がかからない味)にしました! この鍋いっぱいのムール貝は、400gと表記が……! 期待が高まります。
ムール貝メニューのほかに、お肉やフィッシュ&チップスもありましたよ。お酒、とくにビールの種類が充実していてさすがだな~と思いました。
注文すると……
料理の前にウェットティッシュが来るので安心。これで心置きなく、多少手を使ってムール貝が食べられます。
まずはサラダがきました。次にメインのムール貝!
大きめのココットに入っているもの、全部全部、底までムール貝です! それと当たり前のようにフリットがついてきます。ベルギー風ですね~。
食べ終わるとこんな感じ。ちょっと積み重ねてみました。
鍋からやっとムール貝がなくなりました。これにご飯を入れてリゾットにしたい! パスタもおいしそう! ……私、まだまだ食べられそう。
この残り汁?(表現がなんだか汚くてすみません)かなり塩気がありましたが、バゲットをつけて食べちゃいました。
最後にデザートも来ました。ムール貝の量に満足して、忘れてた……。私はフロマージュブランを頼みましたが、お店としてはワッフルがおすすめのようですよ。
貝の旬のおもしろい覚え方
フランスでは、ERが月名につく月は貝の旬だと言われているそうです。9月(septembre)、10月(octobre)、11月(novembre)、12月(décembre)、ですね。
寒い時期と貝料理、そしてお酒!? ……なんだかピッタリな気がします。
63 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris, フランス
月~木: 11:45~24:00
金・土: 11:45~翌1:00
日 : 11:45~24:00
公式HPはこちら