新鮮なドリアンは香りも強烈。マレーシアの名産地でベストシーズンに食してみた!
マレーシア

マレーシアで愛されているドリアン。ドリアンのシーズンは7月頃と11月~12月頃の年2回ありますが、特に11月~12月頃がマレーシアで最もドリアンが多く出回る時期だとされています。

マレーシアの首都クアラルンプールから車で1時間ほどの場所に、ベントンという小さな町があります。マレーシアの観光地として人気ですが、ドリアンの産地としても有名な町です。

ドリアンシーズンになると道端のあちこちでドリアンが売られ、多くの人がベントンに赴きます。私たちは初めてドリアンシーズンにベントンにいってみました。そして本当に多くのドリアンを見かけました。

ベントンってどんな町?

ベントンはとても小さな町ですが、マレーシアの避暑地ゲンティンハイランドの入り口であるほか、ベントン周辺にも多くの自然のアクティビティがあることなどから、多くの人が観光に訪れています。そのおかげで、小さな町ながらとても賑やかです。

大都会のクアラルンプールとはうって変わって、ベントンには「The 田舎!」の雰囲気が漂っています。よく言えばレトロな建物が街並みを彩っています。ベントンには美味しい食べ物がたくさんあることも魅力の1つです。

そんなベントンは、生姜とドリアンの産地で知られています。特にドリアンはマレーシア人が愛する果物です。ドリアンの時期になると至る所でドリアンが売られているのを見かけます。

道端のあちこちでドリアンを発見!


高速道路を走っていてベントンに近づいてくると、あちこちでテントを見かけるようになります。このテントこそがドリアンを売っている場所です。

テントをのぞいてみると、ドリアンが山積みになっていました。テント周辺には、その場で食べる人用に簡易的なテーブルと椅子が置かれていました。多くの車が駐車していて、ドリアンを買う人、その場で食べる人で賑わっています。

ベントンの町に入るとますますドリアンのテントが多くなります。そして町中といっても過言でないくらい、ドリアンの匂いが充満しています。ドリアンが好きな人にとっては「いい香り」ですが、嫌いな人にとっては、苦痛でしかないと思います。

ベントンウォークにもドリアンが!


毎週土曜日になると、ベントンウォークという夜市が開かれます。街の道路の一角が封鎖され、出店が並びます。

マレーシアでよく見かける食べ物を始め、ベントンの特産品などが並び、歩いているだけでも楽しくなる通りです。ベントンの人だけでなく、クアラルンプールなどから来た観光客も多いらしく、結構賑わっています。

この時期には、ベントンウォークの至る所でドリアンを売っている屋台をみかけます。簡易テーブルなどはなくても、量り売りし、その場でドリアンを開けて食べさせてくれるシステムです。

多くの人が群がっていたので、試食させてもらえるのかと思い張り切って近づいてみました。お店の人は「食べてみる?」と、とてもフレンドリーに話しかけてくれます。

でも、よく聞いてみたところ、試食ではないとのこと。その場でドリアンを量り売りしているようでした。試食と思って食べていたら、危うくお金を請求されるところでした。

早速ドリアンをお味見!


私たちも早速ドリアンを味見してみます。ベントンのドリアンは、さすがにフレッシュなものばかりで、香りも強烈です。みんなのテンションが一気に上がります。

中を開けて見るとプリプリっとツヤの良いドリアンが入っていました。お味ももちろん! 最高でした!! ドリアンは、甘いもの、ちょっとビターテイストのものなど1つ1つ味が違います。

ドリアンを1つずつ開けながら、少しずつみんなと分け合い、味の品評会をしていきます。これもドリアンを食べる時の楽しみの1つです。

みんなに渡ったドリアンは1人3粒から4粒でしたが、みんな大満足でした。多くの人は「さすがベントンのフレッシュのドリアンは違う」と言っていました。

正直私には、いつものドリアンと、ベントンのフレッシュなドリアンとの味の違いがわかりませんでした(強いて言うなら匂いがいつもより強烈なくらいでしょうか……)。まだまだマレーシア人にはなれないようです。

ドリアンの雰囲気を楽しみたいならベントンがオススメ!


ベントンの道端では、マレーシア中探してもこれほどドリアンを見かけることはないのでは、と思うほどドリアンを見かけました。しかも、ドリアンが売られているテントには常に多くの人で賑わっていました。

なお、ドリアンを開けるには大きな包丁が必要でとても難しいのと、ほとんどのホテルではドリアンの持ち込みが禁止のため、テントでお店の人に開けてもらったドリアンを食べるのがいいでしょう。この時期ならベントン中どこに行ってもドリアンがあります。

ドリアンの香りが立ち込めていたり、ドリアンを楽しそうに食べるローカルの人を見かけたりと、マレーシアらしさを感じることもできます。ドリアンの雰囲気を本当に味わいたいなら、この時期にベントンに行くのがオススメです。

ベントン

この記事を書いた人

yazu

yazu

九州出身です。 今はマレーシアに住んで数年になります。旅行も大好きでマレーシアを拠点に、東南アジア周辺の旅行にもよく出かけます。 マレーシアで、夫と共に、発展途上国ならではの思いがけないハプニング満載の生活を送っています。そんなことをしていたら、段々たくましくなってきました。東南アジア旅行では、いろいろな文化の違い、食事、地元の人との出会いを楽しんでいます。 そんな中で、自分たちが経験したこと、感じたことを記事にしたいと思います。だれかに楽しんでもらえたら嬉しいです。

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