TRIP\

癒しのパラダイス「Bowen Island」は、まるで天国のような島でした。
カナダ

キラニー・レイク

美しい大自然に囲まれたカナダの大都市バンクーバー。

「スタンレーパーク」や「イングリッシュ・ベイ」や「グラウスマウンテン」など、手軽に行ける有名な観光スポットでも日本とは次元の違う壮大な景色を楽しむことができるのですが、せっかくなら日本のガイドブックにはあまり取り上げられていないような穴場スポットでマイナスイオンを体中に浴びてみたいと思いませんか?

「Bowen Island」と呼ばれるその小さな島は、バンクーバーの「Horseshoe Bay」ターミナルからフェリーで約20分の距離に位置しています。この島最大の魅力といえばなんといっても果てしなく広がる生き生きとした自然です。私はただこの島のハイキング・トレイルを歩いているだけで、体中の毒が抜けて体が軽くなります。

あなたもこの島のトレイルを歩いて、極上の森林浴を体感してみては?

小旅行気分でフェリーに飛び乗ろう!

オルカ
トーテム・ポール
「Horseshoe Bay」のフェリーターミナル入り口前で旅立つ私を出迎えてくれたのは、カナダのシンボル、シャチとトーテム・ポールでした。かなり幸先のいい旅の始まりです。もういい予感しかしません。
BCフェリー
それでは早速BCフェリーに乗り込んでいきましょう。ひとりでどこへでも行ってしまう私は、このときも思い立ってぶらりひとり旅を決行。
国旗
こちらはBCフェリーに設置された、ゆらゆらと揺らぐカナダの国旗。余談ですが、私はカナダの全てに魅せられているため、この国旗のデザインでさえ愛おしく感じられます。
Bowen Island
たった20分の船旅とはいえ、海上を移動している時間は私にとっては最高にエキサイティングです(未知の海洋生物との出会いがあるかも?)。

※BCフェリーは船体も大きく安定感が強いため、通常揺れはほとんどありません。船酔いする方も安心してご乗船していただけます。
フェリーターミナル
さて、「Bowen Island」へ到着しました。

島内を散策

カフェ
ショッピングモール
トーテム・ポール
フェリーターミナル周辺にはカフェやレストラン、雑貨屋さんなどが立ち並んでいました。少し歩くと見晴らしの良いカフェも発見。ちなみに島のインフォメーションセンターはフェリーターミナルのすぐそばにあり、こちらでトレイルマップを入手可能。

インフォメーションセンターのすぐ向かいはバス停になっているのですが、こちらのバスは観光客向けというよりは島民向け。すごく不思議なルートになっています。私はこのバスに乗って大失敗。徒歩で約15分くらいで行ける目的地に約1時間ぐらいかけてやっと辿り着いた記憶があります。

それにしてもピースフルな島です。人口約3,500人のこぢんまりした島ということもあってか、時間の流れも人と人との繋がりの深さも大都市バンクーバーとはまた違っていました。

癒しのハイキング・トレイル

トレイル
トレイル
周囲37kmのこの小さな島には、いくつかハイキングコースがあります。「Crippen Regional Park」のトレイルをゆっくり歩いていくと、やがて辺りは豊かな自然が奏でるヒーリングサウンド(鳥や虫の鳴き声etc.)と心落ち着く緑の香りに包まれます。

トレイルは険しくはないのですが、バンクーバーのハイキングコースとは違いひとけがあまりないため、ハイキング中にしばらく人とすれ違わないと不安になってしまいます。ルンルン気分でトレイルを歩いていた筆者ですが、地図を無視して適当に歩いていたため、ふとした瞬間に突然恐怖心が芽生えました。

辺りに人はほとんどいないし、自分が今どこにいるかもわからないし、もしこのまま森から出られなかったらどうしよう……。

そんなとき通りすがりの女性に声をかけられました。コロンビアからやって来たというその女性もまた、トレイルを歩いているうちに怖くなってしまったようです。ということで、ここから先は彼女と共にゆくことにしました。
tree
tree
tree
tree
途中、面白い形の木を沢山発見しました。

気がつくと私もコロンビア人の女性も話に夢中になり、恐怖心はいつの間にか消えていました。「なんだかクマが出そうな道ね。もしも今クマに襲われそうになったら、あなたを差し出すわ。私は年寄りでまずいから、若くておいしいほうを選びなさいって言うわよ!」と、コロンビア人の女性。彼女はとてもユーモアのある人でした。

神秘の湖、「Killarney Lake」

Killarney Lake
Killarney Lake
私たちは寄り道をしていたので1時間以上かかりましたが、実際には「Crippen Regional Park」のトレイルを約45分ほど歩くと「Killarney Lake」に到着します。

偉大な存在である”母なる湖”はその存在を主張することなくひっそりとした佇まいで、全ての動植物をただただ優しく包み込んでいるようでした。この森に住む全ての命を支えているその湖の存在に、私は敬意を払わずにはいられませんでした。
キラニー・トレイル
キラニー・トレイル
せっかくなのでコロンビア人の女性とキラニーレイク・トレイルを歩いてみました。こちらのトレイルは湖の湖畔を歩く約4kmのコースですが、見たこともないような景色が広がっていて、とても興味深かったです。それにしても湖の周りは涼しいし、空気も特別澄んでいてリラクシング効果抜群でした。

60歳にしてバックパッカーをしている彼女は、各国を巡った結果、やはりカナダの自然の美しさや壮大さに魅せられ、再びカナダに戻ってきたということでした。そして辿り着いたこの島は、彼女にとっては(恐らく誰にとっても)”楽園”そのものでした。

楽園のビーチ

ビーチ
ところでこの島には日当たりの良いビーチがあります。こぢんまりとしているので、隠れビーチといった感じでしょうか。
水鳥
森から出て導かれるようにビーチのほうへ向かっていくと……水鳥が私たちを出迎えてくれました。日本の代表的な水鳥と比べると、かなりビッグサイズな気がします。
ビーチ
島を出る前にビーチでゆっくりしようということで、私たちはビーチに腰を下ろしました。穏やかな波の音と爽やかな風が心地よく、私たちは幸福感に満ち溢れていました。そこはまるで天国のようで、この時間が永遠に続くような気がしていました。

カナダの知られざるパワースポット

カナディアンに人気のレジャースポット「Bowen Island」は、まさに癒しのパラダイス。島内にはB&Bなどの宿泊施設がいくつかあり(キャンプも可)、夏にはハイキングやバーベキュー、海水浴、ウォーターアクティビティなどが楽しめます。

この島のすごいところは、何の目的もなくただ島をブラついているだけで、大自然からものすごいエネルギーを吸収できるところ。60歳のコロンビア人の女性いわく、「今までの旅で連続してここまで何時間も歩き続けたのは始めて」だそうです。

そう、この島に行くと何故か体も心も若返ってしまうんです。今回は30歳と60歳の女ふたりの冒険でしたが、頭の中で流れていたBGMは「スタンド・バイ・ ミー」。さすがに若返りすぎでしょうか?

「Bowen Island」
アクセス:
バンクーバーのダウンタウンから(例: W Georgia St. x Seymour St. など)#257(急行)と#250(各駅停車)のバスがでています。どちらも換え無しでフェリーターミナル(Horseshoe Bay)まで行けますが、各駅停車だと、ダウンタウンから1時間弱で、Horseshoe bayフェリーターミナルに到着します。
フェリー乗り場からBowen IslandまでBC Ferriesで約 20分。

ひとりで島内をハイキングするのはオススメしません....…

楽園のような「Bowen Island」で犯罪が発生したとか、遭難したなどの話は聞いたことがありませんが、シーズン中ですらわりと閑散としているハイキングコース。夏の日が長いうちはまだ安全だとしても、日没が早い時期は特に注意が必要。ひとりでハイキングをしていて辺りが真っ暗になってしまった......なんてことになったら一大事。私が言うと説得力がありませんが、万が一のことを考えて、森の奥深くへ行くときは誰かと一緒に行動するに越したことはありません。

この記事を書いた人

Makiko Suga

Makiko Suga海洋生物の素人スペシャリスト/動物&自然オタク/世界中の秘境地&穴場スポットマニア

幼少期に有名なイルカの研究家と運命的な出会いを果たす。以来海洋哺乳類に魅せられ、海洋生物学者への道を志すが挫折。その後は海洋生物とは無縁の生活を送っていたが、2015年に海洋生物の宝庫であるカナダに留学。あるクジラとの出会いが自分の人生を変える。子供の頃の夢を追い続けながら世界に目を向けている永遠の旅人。得意分野は自然、動物関連だけにとどまらず、多岐にわたる。
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