やっぱりなのか!ボリビアでもコカ・コーラが最強で、3リットルのものも売られている
ボリビア

こんにちは! 南米ボリビア在住のZICです。

ボリビアと言えばアンデス山脈の雄大な光景とアマゾンのジャングルのトロピカルな景色を合わせ持つ自然と気候が豊かな国です。そんなボリビアにあって最強だと思われている飲み物があります。

それは、コカ・コーラ。途上国ならではのあるあるなのかもしれませんが、コカ・コーラはある種気軽に手に入れられる嗜好品として、そしてアマゾンの暑い熱帯地方では生活に欠かせない飲み物として知られます。そんな、ボリビアの炭酸飲料事情についてご紹介します。

パーティーには欠かせない炭酸飲料たち


ボリビアで催されるパーティーで、必ずふるまわれるのが炭酸飲料です。コカ・コーラはもちろん、スプライト、ファンタ、メンドシーナと呼ばれる現地の炭酸飲料たち。日本でもしパーティーになれば水やお酒、フルーツジュースなどがふるまわれ、あまり炭酸飲料は出てこないと思います。

ボリビアの場合は1つのパーティーに何十本もの炭酸飲料が消費されます。ボリビアでみんなで集まる社交的な場所、ダンスパーティーなどには炭酸飲料は欠かせないアイテムだと言っても過言ではないでしょう。

熱帯地方では生活に必須のコカ・コーラ


ボリビアの首都ラパスやウユニといった3,000mを超える山岳地帯、またコチャバンバやスクレといった2,000m級の山にある町は年間を通じて涼しく、冬になると凍えるように寒くなります。カラっと暑い時期は炭酸飲料をグビっと飲みますが、寒い時期は暖かいコーヒーやマテ茶などを人々は飲むようです。街中でコカ・コーラ―を飲んでいる人をあまり見かけることはありません。

しかし、アマゾンの熱帯地方になると話は別です。熱帯ではコカ・コーラは欠かすことのできないアイテムです。

今でこそ、少しずつ水道も整備されてきていますが、特に熱帯地方の田舎で水道整備が進んでいない場所では蛇口の水を飲むと食中毒を起こすこともあり、人々は町の水に対してあまり信頼を置いていません。

そうした場所では安心して飲むことができる飲み物はコカ・コーラだと、コーラを水代わりに飲んでいる人もいました。もちろん実際にそうするボリビア人は今ではほとんどいませんが、絶対の信頼を抱いて安心して飲める飲み物はコカ・コーラという認識は今でも変わっていません。

例えば、熱帯地方で厳しい肉体労働をしているボリビア人に何か差し入れを持っていく場合、一番喜ばれるのもコカ・コーラです。他にもコーラはペプシやメンドシーナ、インカ・コーラという種類があるのですが、コカ・コーラを持っていくとボリビア人のテンションは上がります。

世界的に見てもコカ・コーラは最強の炭酸飲料ですが、ボリビア人にとっても最強の飲み物、それがコカ・コーラなのです。

卸される量もハンパじゃない!


ボリビア第二の都市サンタクルスの町中で見つけた輸送車。スプライトやファンタといった飲み物を見つけることもできますが、大多数がコカ・コーラ。こちらでは最近日本では見かけることのない3リットルのコカ・コーラが販売され始め、量が多く安いことから人々は喜んでいます。この輸送車の写真を見るだけでも圧倒的にコカ・コーラが消費、シェアされていることがわかります。

また、商店やスーパーへの卸売店をのぞかせてもらいましたが、そこにあるのは大量のコカ・コーラ。部屋の中が真っ黒になるくらいのコーラが置かれていました。

エナジードリンクの両脇に挟まれる形で大量のコカ・コーラが。サンタクルスは熱帯の町で年間を通じて暑い町でコカ・コーラは人々の生活の中に欠かせません。おそらく熱帯の気候で汗をかき、糖分を失うことが多いのでしょう。日本のコカ・コーラと比べても糖分が多く、甘くなっています。

糖分と炭酸を同時に摂取でき、暑さと疲れを癒すことのできる飲み物コカ・コーラ。ボリビアの熱帯地方に住む人々の生活に欠かすことのできないものです。世界中で国境を越えて親しまれているコカ・コーラ。ボリビアの熱帯地方では最強の飲み物として人々の生活を支え彩っています。

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ZIC

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南米ボリビア在住。ウユニ塩湖以外にも見どころはたくさんあり、現地から見つめた旅の情報を楽しくお伝えできればと思います。また南米各地の魅力あふれる情報もお伝えしたいと思います。

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