車がなくても楽しい!バスだけで淡路島北部をオトクに巡る方法
日本

淡路島といえば、関西からは通行料の高い明石海峡大橋を渡らなくてはならず、近くで遠い島でした。

近年は橋の料金も割引され、マイカーでも訪れやすい観光地に。と言っても島内には鉄道はなく、島での移動手段がネック。

今回ご紹介するのは、三宮から高速バス大磯号に乗り、地元のバスを乗り継いで観光地を巡る方法。淡路島、意外と近くて、意外と効率よく周れるんですよ。

バスは新神戸・三宮・高速舞子から乗れる


大磯号は約30分に1本の間隔で神戸と淡路島を結んでいます。新神戸、三宮、高速舞子から乗ることができますので、新幹線利用者や三宮周辺に宿泊の人にも便利。今回は三宮からの利用をご紹介します。

三宮の乗り場はミントにある三宮バスターミナル。予約は不要ですのでチケットを買って4番乗り場へ。

今回利用するチケットは「北淡路1DAYフリーきっぷ」。大磯号往復と淡路島の「あわ神あわ姫バス」「フラワーリングバス(期間限定)」が乗り放題のお得なチケット。利用日を書き込んで出発です!

淡路夢舞台前(ウエスティンホテル淡路)で下車


まずは淡路夢舞台前で下車しましょう。降りてすぐのところにウエスティンホテル淡路があり、このあたり一帯が「淡路夢舞台」「淡路島国営明石海峡公園」ですので見どころが沢山あります。

とにかく広いので、やみくもに歩くのは禁物(筆者はやみくもに歩いてしまったのです)。ウエスティンホテル2階にマップがありますので入手しましょう。館内には緑あふれる素敵なカフェもありますので、1回目のお茶休憩にもピッタリですよ。

淡路夢舞台は百段苑がスゴイ


「淡路夢舞台」「淡路島国営明石海峡公園」のジオラマの一部がこちら。とにかく広いので、自分が何を見たいのかをハッキリさせて行動すべし。

おすすめは、山の斜面を利用して100段の花壇を並べた百段苑。季節によって様々な種類のお花を楽しむことができます。

淡路夢舞台
兵庫県淡路市夢舞台2
公式HPはこちら

東浦バスターミナル


淡路夢舞台前からは「あわ神あわ姫バス」に乗って、東浦バスターミナルへ。

単なるバスターミナルなのですが、ここで有名なのが「ちくわ」の自販機。マニアに人気なので売り切れていることが多いと聞いていましたが、筆者が訪れた時もやはり売り切れ。

ここからはまた「あわ神あわ姫バス」で移動します。もちろん最初に購入した北淡路1DAYフリーきっぷを見せれば何度でも無料で乗車できますので、事前に時刻表で効率よく周れる時間帯やルートを計画しておくといいですよ。

道の駅 東浦ターミナルパーク
兵庫県淡路市浦648

のじまスコーラ


蟇の浦(ひきのうら)で下車して「のじまスコーラ」へ。

「あわ神あわ姫バス」の運転手さんは、都会の運転手さんと違ってみなさんとても親切。「どこに行きたいの?」とだいたい聞いてくれます。バス停を降りた後の歩く方向まで教えてくれたり。

「のじまスコーラ」はバス停から徒歩5分ほど。ここは廃校の小学校を複合観光施設として再利用している場所。レストランやカフェ、地元のお野菜を販売するスペースもあって、どことなく懐かしい空間も一緒に楽しめます。

のじまスコーラ
兵庫県淡路市野島蟇浦843
公式HPはこちら

クラフトサーカス


「のじまスコーラ」から「クラフトサーカス」へ。もちろん「あわ神あわ姫バス」を利用してもいいですが(蟇の浦→平林)、この2つの施設は無料のシャトルバスでもつながっていますので、こちらを利用するのもアリ。

100メートルにわたるオーシャンビューのテラスで淡路島の絶景を楽しみましょう! ここからは夕陽が素晴らしいんですよ。夕方近くに訪れるなら必見です。

カフェ・レストランだけではなく、各国の雑貨やハンドメイド雑貨を扱うバザールも楽しめますよ。

クラフトサーカス
兵庫県淡路市野島平林2-2
公式HPはこちら

岩屋で観光すべき場所


クラフトサーカスから帰りの高速バスに乗るとしたら、来るときに降りた淡路夢舞台か、東浦バルターミナルあたりまで戻る必要があります。

「あわ神あわ姫バス」で戻ればいいのですが、施設の無料シャトルバスで「岩屋ポートターミナル」まで出て、岩屋の絵島を見学してから帰るのもアリ。絵島は遠くからみると美しい景観なのですが、渡ってみると足元の岩がとても奇妙でおもしろいですよ。

絵島は淡路島の「国生み神話」に登場する「おのころ島」伝承地の1つで、昔は陸地とつながっていたようです。平清盛ゆかりの地でもあり、立ち寄りスポットとしてオススメです。

絵島
兵庫県淡路市岩屋884−4

夕陽を見ながら明石海峡大橋を戻る


北淡路のバスの旅を満喫し、高速バスで帰る際にもポイントが。帰路が夕方になる場合は左側の座席をチョイスしましょう。

こちらからは左手後方に沈む夕日を見ることができます。ちょうどこの時間にクラフトサーカスにいると、美しい夕景が見られるというのも納得ですね。

この記事を書いた人

ひとりっぷ

ひとりっぷ

日本各地を旅するトラベルライターです。新しい施設や季節のイベント、注目の観光スポットをいち早くご紹介します。基本一人旅(ひとりっぷ)ですので、同じ旅スタイルの方はご参考にしていただければ幸いです。

    チャンネル

    チャンネルをもっと見る