建築マニアが原宿・表参道・青山のユニークな建物を解説します
日本

建築散歩 表参道ヒルズ

こんにちは、monaです!

今回は「建築散歩」ということで、建築マニアである私がおすすめする街の歩き方・建物の楽しみ方をお伝えしようと思います。
今回は原宿・表参道・青山エリアの建物について解説します!! これを見れば街を歩くのがもっと楽しくなるかも!?

早速散歩スタート!

建築散歩 原宿駅
今回はJR原宿駅をスタート地点として、青山エリアを通り、東京メトロ表参道駅を目指すコースを提案します。それではスタート!

1.コープオリンピア

建築散歩 オリンピア
原宿駅を出て表参道方向に歩くと目につく建物があります。それが「コープオリンピア」です。

この建物は1965年築で、竣工の前年に行われた東京オリンピックにちなんで名前が付けられました。外壁のタイルは道路の色と併せてあります。

色味としてはあまり存在感はないはずなのですが、景色を眺めながら歩いていると目に入る、それだけの存在感があります。おそらく建物の大きさと、現代の建物にはあまり見られないような規則性のあるつくりであるからだと思います。

コープオリンピア
東京都渋谷区神宮前6丁目35−3

2.ビラ・ビアンカ

建築散歩 ビラ・ビアンカ
2つ目に紹介するのは、「ビラ・ビアンカ」。こちらの建物も先ほど紹介した「コープオリンピア」と同じく、1960年代にできた集合住宅です。

同じ年代の建物として規則性のあるフォルムという共通点が見られます。また、もう1つの特徴として、部屋を互い違いにしてくみ上げている、ということがあります。こうすることによって、それぞれの部屋に広いテラスをつくることを可能になりました。

ビラ・ビアンカ
東京都渋谷区神宮前2丁目33−12

3.東急プラザ表参道原宿

建築散歩 東急プラザ
再び表参道のメインの通りに戻りましょう。ここで紹介するのは「東急プラザ表参道原宿」です。

この建物は建物内に緑を取り入れているのが特徴で、特に屋上部分にはケヤキを植え、「おもはらの森」という憩いの場にもなっています。表参道のケヤキ並木との調和を図っているのがよくわかる建物です。

東急プラザ表参道原宿
東京都渋谷区神宮前4丁目4−30−3

4.表参道ヒルズ

建築散歩 表参道ヒルズ2
4つ目に紹介するのは「表参道ヒルズ」。とても知名度の高い建物ですよね。皆さんもご存知だと思います。

この建物は日本を代表する有名な建築家、安藤忠雄氏によって設計されました。建物はケヤキ並木の高さに合わせるために地下に掘り下げ、地上6階、地下6階という作りになっています。

安藤氏の建築にはこのように、建物の高さが周辺の木の高さを超えないようにするなど、周囲の自然に溶け込むように設計されているものが多くみられます。

表参道ヒルズ
東京都渋谷区神宮前4丁目12−10

5.TOD’S表参道ビル


表参道ヒルズからそのまま通りを歩くと、「TOD’S表参道ビル」が見えてきます。

この建物を見て思ったこと、気づいた特徴はありますか? きっとほとんどの方が最初に「網目状の外観」について触れるでしょう。これはコンクリートでできた枠で、樹形をかたどったもの。この枠にガラスがはめ込まれています。これも表参道のケヤキ並木を意識したものです。

ただ目立つから、という理由ではなくて、周囲の環境を意識しつつ個性も出しているのがとても良い建物だなと思いました。

TOD’S表参道ビル
東京都渋谷区神宮前5丁目1−5

6.プラダ ブティック青山店


続いて紹介するのは「プラダ ブティック青山店」。輝いているような見た目のガラスが特徴的ですね。

この建物の外観は水晶をイメージして作られていて、全面がひし形で形作られています。そしてなんと、このガラス1つ1つの重さは300kgほどだそうです……!とっても重いですね!

プラダ ブティック青山店
東京都港区南青山5−2−6

7.根津美術館

建築散歩 根津美術館
先ほどの表参道エリアから離れ、少し静かな落ち着いたところに「根津美術館」はあります。

3つの切妻屋根が複雑に重なり合った構造をしています。この建物は南側に向かって低くなるという敷地の特徴に合わせて、屋根も南側が低くなるように工夫しています。
建築散歩 根津美術館2
建物や看板と竹が良くマッチしていて、落ち着いた雰囲気が出ていますね。

根津美術館
東京都港区南青山6丁目5−1

8.Ao


最後に紹介するのは、「Ao」。特に全面ガラス張りの高層棟は、抜群の存在感がありますね。ビル後方がえぐられたような多角形の形をしていて、「新しさ」を強く感じる建物だと思いました。

Ao(アオ)
東京都港区北青山3−11−7

ゴールに到着!

建築散歩 表参道駅
表参道駅です!

次はどんな散歩に?

建物が建てられた背景や特徴、豆知識などを携えて街を歩くと、いつもと違った見方で街を見ることができて、街を歩くのがもっと楽しくなると思います。ぜひこのエリアを実際に歩いて眺めてみてくださいね! さて、次はどこに行きましょうか……?

この記事を書いた人

mona

mona

建築が好きな大学生。街歩きが趣味、食べることも好きです。

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