鎌倉の観光地として知られる長谷。このエリアは、大仏や長谷寺といった名所に加え、周辺には数々のお土産屋さんも軒を連ねています。今回はそんな魅力的な長谷エリアにあるおすすめのパニーニ店をご紹介します!
長谷らしい小道と店構え
今回ご紹介するのは「アンティコロンディーノ」。
稲村ヶ崎に1980年から続くイタリアンの名店「タベルナロンディーノ」が、長谷で新たにオープンしたパニーニのお店です。
お店までの道は長谷ならではの入り組んだ小道が続きます。
しばらく歩くと現れる古民家。一見住宅のように見えるこちらがアンティコロンディーノになります。
古民家の雰囲気を存分に残した店構えが素敵ですね!
温もりを感じられる店内
店内に入ってみるとこんな感じ。住宅の割に天井が高めで、全体的に解放感があります。
元々居間と縁側があったであろう場所が飲食エリアとなっており、レイアウトはゆったりめ。大きな庭もそのまま残されているため、緑を眺めながら贅沢な時間を過ごせます。
かつての住宅が持っていたポテンシャルがよく活かされた改修がされているのがわかりますね。
さらに、建具(ドア)を再活用したテーブルや銭湯の番台のようなカウンターなど、ユニークな什器が多く配置され、店内のアクセントになっています。
内装もあえてラフな仕上げにすることで古民家の趣を壊さないようにしており、温もりのある心地よい空間が広がっていました。
「定番パニーノ」そのお味は?
今回は、アンティコロンディーノのメインメニューであるパニーニを楽しめるレギュラーセットに。パニーニ、ポテトチップス、そしてドリンクの3点セットです。
せっかくなので、ドリンクもイタリア原産の「Bottega Baci シチリアンレモンソーダ」にしてみました。
パニーニとポテトチップスが置かれたシートにもお店のロゴが! さりげなさが良いですね。
パニーニは王道の「PROSCIUTTO(プロシュート)」をチョイス。
生ハムの塩気が絶妙で、ルッコラの爽やかな香りが口の中に広がります。フレッシュチーズ(ストラッチャテッラ)のほのかな甘さともマッチしていました。フォカッチャはふんわり食感で、ふわっと香るオリーブオイルの香りが一層味わいを引き立てます。さらに、ドライトマトの甘さも加わり、一口ごとに異なる味のハーモニーが楽しめます。
バランス的にはやや塩気が強めですが、その分ソフトドリンクやお酒との相性は抜群です。
見逃せない名脇役、自家製ポテトチップス
パニーニのみならず、サイドメニューとして提供される自家製ポテトチップスも絶品です。
ポテトチップスの厚みは、いわゆる市販のポテチと同じくらい。オリーブオイルでフライされているのか、パリッとした食感と同時に力強さを感じます。お塩だけでなくトリュフオイルもふんだんに使われているため、香りが豊かで、シンプルながらも贅沢な一品となっています。
観光地でもゆったりとした時間を楽しめる場所
観光地として賑わう長谷エリアですが、このお店はメインの通りから一本ずれているため、少し喧騒から離れて過ごすことができます。
筆者が訪れたときは外国人観光客がが数組と、地元の方がのんびりとフードと読書を楽しむ姿も見られ、ゆったりとした時間が流れていました。縁側の席から庭の緑を眺めながら、心地よいひと時を楽しむことができました。
鎌倉・長谷で観光を楽しんだ後は、「アンティコロンディーノ」へ。パニーニと共にゆったりとした贅沢なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?