一度は乗ってみたかった、旅してみたかった。キャンピングカーでの旅!
なんだかお金持ちの道楽で高嶺の花なのかなと思っていた「キャンピングカー旅行」ですが、今どき、なんと気軽にレンタルできちゃうんですね! 素晴らしいです。庶民の味方です。
そこで是非、皆様にもこの贅沢を味わっていただきたく、キャンピングカーをレンタルする上でのコツや注意点を交えつつ、旅の模様をお伝えできたらと思います。
結論から言いますと、キャンピングカーでしか味わえない貴重な旅の経験をすることができ、満を持してオススメできます!
ただ、キャンピングカー独自の準備や適した旅のスタイルもあると気が付きましたので、以下で書かせていただければと思います。
簡単にレンタルできちゃう、キャンピングカー
今回、キャンピングカーをレンタルできるというありがたい情報をくださり、実際に貸し出してくださったのは、ニッポンレンタカー イオンモール幕張新都心営業所さん。
今回は5人で旅行したのですが、5人とも初めてのキャンピングカー、ということで、丁寧に使用方法の説明をしてくださいました。
普通の車をレンタルするよりも、いろいろな説明をいただくのに時間を要することはスケジュールに織り込んでいたほうが良いかもしれません。
キャンピングカーのレンタルならではの準備が必要なもの
ここで、キャンピングカーをレンタルして、キャンピングカー内で宿泊するために必要なものをリストアップします。
ホテルを予約する旅よりも荷物のバリエーションが意外と大幅に増えるので、注意が必要です。
持参すべきもの
・寝具(キャンピングカーに寝具はありません! 枕と毛布的なものの準備が必要です。耳栓やアイマスクもあったほうがいいかも)
・着替え(寝間着も!)
・各種アメニティ
・箱ティッシュ(あったら便利)
・ガスボンベ(キャンピングカーにはガスコンロだけあります、調理するなら)
・食品包むラップ(キャンピングカーに電子レンジあり!)
BBQやる場合必要なもの
・コンロ、炭、網、トング、チャッカマンなどの焼き場まわり用品
・紙コップ、紙皿
・調味料
途中で買うもの
・夜ごはん、朝ごはん(今回は自炊予定なので具材を買います)
・飲み物(お酒やソフトドリンク。冷蔵庫ついているので冷やせます)
補給等が必要なもの
・水(車内キッチンの水を使うなら補給が必要)
・排水(車内キッチンの水を使ったら、排水タンクも管理が必要)
※今回の旅では車内キッチンは使いませんでした
それでは本題! 実際に乗って「地産地消」2泊3日旅、してみました!
それではさっそく、旅の模様をお伝えできたらと思います!
今回の旅のテーマは「地産地消」。道の駅などで現地の肉や野菜を購入し、BBQにしちゃおうというご満悦プラン。おまけに釣り道具も持参。地魚までディナーに追加できたら最高じゃないですか。さーて釣れるかな……。
行き先は、3連休だったのでちょっと足を延ばして愛知県・知多半島へ! 東京からだとなんと400km近く走行することになるのですが、せっかくのキャンピングカー旅行ですから、思い切ってチャレンジ!
ざっくりとした旅程はこんなかんじです。知多半島の西側のオートキャンプ場「東海ビーチアウトドアキャンプ場 森の少年王子」に宿泊し、翌日、師崎漁港から日間賀島まで行くプラン。どこかで何か釣りたいという欲望込みのルートです。
運転はしやすい?
いざ出発! やっぱり車体の大きさといい、迫力ありますよね。
私はペーパードライバーなので運転は差し控えさせていただいたのですが、運転した方のお話によると「車体が大きいということさえ考慮すれば、運転自体は難しくない。ただし、高速道路に乗った時などは風に煽られやすいので注意が必要」とのこと。
ちなみにですが、この日通った新東名高速道路は、最高速度110キロまでOKな区間が11月1日から施行開始されていて、キャンピングカーも110キロで走ってみました!
……110キロだからといって特別何かが起こったわけではありませんでしたが、車の流れは若干スムーズだったような……。
乗り心地は?
肝心の乗り心地。まず運転席と助手席の2名分は、他の車高高めな車と同じ乗り心地です。
いわゆる”キャンピングカー部分”にあたる場所にある席には、最大4名着席可能です。シートベルトも装備されています。
居心地はまるで家のようで快適なのですが、席自体は走行すると横揺れが発生しがちなので、心配な方は酔い止め薬を持参したほうが良さそうです。
この写真も停車時に撮影していまして、道路状況によっては走行時に飲み物をテーブルに置くとこぼれてしまうかもしれません。
そのポイントだけ気をつければ、十分快適に乗車時間を楽しむことができます。
寄り道&アクティビティを楽しむ!
車の旅行の醍醐味、寄り道! せっかく高速道路を走るので、パーキングエリアも攻めつつ、下道にある道の駅にも寄りつつ、オートキャンプ場まで走ってみたいと思います。
駿河湾沼津SAでは、旬の生しらす、桜えびを発見! お魚の干物まで買っちゃいました。
愛知県は大府市にあるJAあぐりタウン げんきの郷に閉店間際に到着し、名古屋コーチンのもも肉や卵などをゲット!
翌日の仕入れでは、知多半島の先端・師崎漁港朝市で大アサリ、サザエを購入。そういえば爪楊枝を忘れてサザエを食べるのがハードモードになってしまったので、サザエ食べる予定のある方はお忘れなく!!
肝心の、母なる海からの直接仕入れを夢見た釣りの結果ですが……
日間賀島で、なんと釣れました、真鯛。まさかと思いいろいろ調べましたが、でもどこをどう調べてもやっぱりこの子、真鯛だったんです。港で糸をたらしてただけなのに! やったー!
でも実際はすごく小さいんですが……
はい。だまし絵みたいな写真を最初に掲載してすみません。真鯛を含めた手のひらサイズのお魚達、計4匹を美味しくいただくことになりました。
最終的にはこんなかんじのラインナップです。
BBQ最高!
2泊とも地場産のものだけでBBQしたのですが、愛知県の豊かな自然すごい。大満足すぎました!
名古屋コーチンの卵は、生卵をそのまま網の上でじっくり焼くとほっくほくのゆでたまご的な焼き卵ができます!
キャンピングカーをバックに乾杯! なんていい1日なんだ……。
名古屋コーチンの骨付きモモ肉、炭火焼き。こんなの美味しいに決まってる……。
設備も駆使してさらに最高!
私たちはBBQを楽しみましたが、冷蔵庫・電子レンジ・ガスコンロがあるので、それだけでも簡易的な料理は可能です。
私たちも、夜のBBQで余ったものを翌朝レンジであたためて、朝食とすることができました。
あたたかく蘇った昨夜炊いたごはんに、生しらすと桜えびを載せて食す。贅沢極まる。
また、オートキャンプ場に宿泊したので使用しませんでしたが、キャンピングカーには水道設備も備わっています。このシャワー部分は写真のように外にも付けられるので、海遊びの後なんかに重宝しそうです。
ただ、排水も自分達でやらなければならないので、そこだけ留意しておく必要があります。
いろいろな設備のありがたみをたくさん書きましたが、何より一番助かったのは……
実は2泊目の夜は風速10m以上あるんじゃないかという暴風が吹き荒れる夜になってしまい、いくら着込んでも寒すぎて美味しいごはんを震えながら食べることになってしまっていました。
でも途中で、「BBQ焼き終わったら、キャンピングカーの中で食事すればいいじゃない」ということに気が付き、さっそく移動。
美味しく炊き上がった日間賀島特産のタコを使用した、タコ飯。あたたかい車の中で、テーブルを囲める幸せ、この上ないです……。
さて、寝心地は?
キャンピングカー、最大の醍醐味と言っても過言ではないでしょう、就寝タイムです。
みんなどんなかんじで寝たのかというと…
まず運転席上部のスペース。ここに2人は寝られます。荷物を奥に詰めて1人で寝るという選択肢もあり。起きたあとに撮ったこの写真はそういう状況で、ちょうど奥に荷物がぐちゃついています。すみません。
次に、キャンピングカー後部の二段ベッドになっている場所。私は伊豆諸島を運行する大型船・橘丸の特2等を想起しましたが知っている方であればわかってくれる……はず。運転席上部もそうですが、こちらもお籠もり感があって落ち着きます。
ただ、運転席上部も二段ベッドもそうなのですが、誰かが寝返りをうつとけっこう揺れるんです。今回はあまりそういうの気にしないタイプの人間が多かったので、そこまで問題にはなりませんでしたが、気になる方は気になるかもしれません。
そこでオススメなのが、第三のスペース、展開ベッド。
座席とテーブルになっていた場所ですが、テーブルを外し、座席を展開することで、フラットスペースに早変わり!
2泊目はこのスペースで実際に寝てみましたが、1泊目に二段ベッドで寝て気になっていた寝返りの揺れはほとんど感じることなく、快適に眠ることができました。
また、キャンピングカーは電源をとることができます。電源をとることで、エンジンを切っても暖房、冷蔵庫や電子レンジなどが使えるということです。
車内にもコンセントがありますので、携帯の充電にはもちろん使えますし、電気ポットなんかを持ってきても便利そうです。
電源をとらない場合も、一晩暖房をつけっぱなしにしても電気がなくなることはないとのことですが、念のためオートキャンプ場で電源つきのサイトを借りると、そのあたりも気にせず利用できるのでオススメです。
キャンピングカーのレンタルは、長期旅行にオススメ!
今回の旅でわかったのは、キャンピングカーをせっかくレンタルするのであれば、長期旅行がオススメということです。
今回たまたま3連休があったので、もともと1泊2日の予定を2泊3日変更したのですが、本当に良かったと思っています。というのも、1泊だと、せっかく寝具などの荷物も運び入れてようやく設備に馴染んできたところで旅行終了、となってしまい名残惜しさしか残らなかったと思うんです。
もっと言うと、2泊でも少なかったかもしれません。1週間くらい旅行したかったなあ……と。移動しながら自由度高く宿泊できるのも、キャンピングカーの醍醐味ですし!
次使うなら、1週間、どこか遠くへ行きたいです。あてのない旅もできそうです。また行きたい!
今回は使用感中心にレポートさせていただきましたので、もっと車内の写真を見たいという方や、設備を詳しく知りたいという方は、ぜひニッポンレンタカーさんの公式ホームページをご覧ください!