緩やかに秋の気配を感じ始める9月から10月。猛暑も収まってきたので、そろそろ外出にも積極的になれそうですね。そんなタイミングでオススメなのが、埼玉県日高市の高麗～巾着田エリア。
運気UPのご利益で知られる高麗神社と、正に今この初秋限定の曼珠沙華の赤い絨毯が広がる映えスポットをご紹介します。
人生を上げてくれるパワースポット「高麗神社」
まず最初にお伝えしたいのが、歴代総理大臣もお参りに訪れたことで知られる高麗神社の魅力です。
高麗と書いて「こま」と読みます。
概要・ご利益
高麗神社は戦後の政界の大物達が参拝し、その後総理大臣にまで上り詰めたことから「出世」のご利益があると有名になりました。神社の公式HPによると「出世開運・事業繁栄・子孫繁栄・延命長寿」のご利益をいただけるとのことです。
つまり出世運＝仕事運に限らず、総合的に運気を上げてくれるありがたいパワースポットということですね。
ご祭神の一柱に､道案内・道開きの神「猿田彦命（さるたひこのみこと）」も含まれるので、開運＆成功への道を開いてくださるのかもしれません。･･･ただし、ただ神頼みだけではなく、しっかり人として正しく生き、普段から努力をしているからこそ得られるご加護なのでしょう。
ちなみに筆者の知人は、日頃からサービス内容向上のための勉強を欠かさず、SNSでの宣伝などを日々行ってきた自営業者なのですが、高麗神社でお参りをした後、お客さんの数が増えたそうです。お礼参りも含めて何度かお参りをして､そのたびに集客数がUPするというのです。
そんな話を聴くと、ちゃんと努力している人に神様はご利益を授けていらっしゃるのかな、と思ったりします。もちろん、実証できる話ではないので､信じる信じないはあなた次第といったところですが･･･
実は元祖韓流！？
「高麗」という名前でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、高麗神社は開運のご利益だけではなく、いにしえの朝鮮半島の王朝「高句麗」ゆかりの神社として、歴史的な意義を持つ神社です。
境内には朝鮮半島で見られる「チャンスン」と呼ばれる魔除け･道標の柱も立っているのが、日本の伝統的な神社とは趣が異なり興味深いところ。
先述の猿田彦命だけではなく、高句麗からの渡来した王「高麗王若光（こまのこきしじゃっこう）」もご祭神として祀られていることからもわかります。
埼玉県日高市の高麗地域は、朝鮮半島からの渡来人達が開墾しその後定住した、元祖韓流の地でもあるのです。詳しい歴史については、神社の公式HPをご参照ください。
「開運の秘訣」お参りしてすぐ境内を出るのはダメ！？
開運方法に詳しい人の話では、神社仏閣でお参りしてすぐ立ち去るのではなく、10～20分程度境内で清らかな空気に触れる時間を持つのが良いそうです。
確かにお参り自体は数分で終わってしまうので、とんぼ返りはもったいないですよね。
高麗神社はもともと緑豊かな場所にあるので、拝殿から奥に入ったところにある、東屋でしばし癒やしのひとときを過ごすのが筆者的にオススメです。
高麗神社へのアクセス
電車で高麗神社へ行く場合、JR八高線の高麗川駅で下車し、徒歩20分、タクシーで5分ほどです。この後ご紹介の巾着田が近い西武線高麗駅からだと、タクシーは常駐しておらず、徒歩で50分ほどかかります。
神社のHPによると、西武線利用の場合は飯能駅からタクシーを利用すると20分程度で到着できるそうです。
私はいつも駅から歩くのですが、神社に近づくと人里から自然界に入っていく感じがします。特に神社手前の高麗川と出世橋（仕事運が上がりそうな名前ですね）景色も気に入っています。
初秋限定一面赤く染まる曼珠沙華畑
高麗エリアには秋限定にはなりますが、オススメの映えスポットがあります。
西武線高麗駅近くの巾着田（きんちゃくだ）の曼珠沙華（彼岸花）が満開となり、一面深紅に染まるのです。
巾着田は日本一の曼珠沙華の群生地。500万本の曼珠沙華が一斉に満開となるその光景は、まさに異世界！幻想的というよりかは妖しい雰囲気が漂っています。
曼珠沙華、またの名を彼岸花といいます。国民的マンガ・アニメの『鬼滅の刃』でもおなじみですよね。劇中ではこの世にはあるはずのない青い彼岸花が鍵になっています。
もちろん巾着田で青い彼岸花は見られませんが、緑と赤のコントラストはとても印象的で、ある意味パワーをもらえるのかも､と思ってしまうのは私だけでしょうか･･･
開花の時期に合わせて開催の、巾着田曼珠沙華まつりでは、ご当地グルメなども楽しめます。
見頃は9月下旬～10月初旬頃。もちろん気候によって微妙に前後しますが、開花状況は公式Facebookで確認できるので、計画も立てやすいですね。
曼珠沙華の開花時期の巾着田は有料での入場となります。詳細は下記よりご確認ください。
無料エリアからも多少は見られるのですが、迫力ある景色を堪能できる有料エリアが断然オススメです！
まとめ
西東京～西埼玉エリアのパワースポットが筆者のお気に入りなのですが、中でも高麗神社がある日高市高麗エリアは空気が違います。もちろん奥秩父のような山奥ではありませんが、このエリアを歩いているだけで､身も心もリフレッシュできます。
そんな環境だからこそ、高麗神社の霊験あらたかな雰囲気が際立つように思えてなりません。
特に9月下旬～10月初旬は、近隣の巾着田の曼珠沙華畑も見どころとして加わるので、ぜひこのタイミングに足を運んでいただけたらと思います！
