日本を代表する神社のひとつ、広島県の厳島神社。
ユネスコの世界文化遺産に登録されており、「一度は行ってみたい」と思っている方も多いはず。今回はそんな厳島神社に行くべきタイミングを徹底攻略します。
訪れる時間帯によって3つの異なる姿を見せる世界遺産
「まるで海の上に浮かんでいるように見える」ことでも有名な厳島神社は、実は刻一刻とその姿が変化します。
1. 満潮時
本殿・大鳥居がまるで海の上に浮かんでいるように見えるのは満潮時。
この時に本殿に参拝できると、幻想的な雰囲気を体感できます。
2. 干潮時
完全に潮が引くと、なんと大鳥居の下まで歩いて行けます。
少し干潮寄りの状態だと、晴れていれば写真のように大鳥居が水面に綺麗に映る鏡張りの状態を拝めます。
3. 夜景
夜は大鳥居がライトアップされこれまた神秘的。
ある程度満潮に近い状態の方が、水面にも映り美しいです。
干満時刻をチェック!理想は干潮⇒満潮⇒夜景
干潮と満潮は1日2回ずつですが、日によってその時刻はまったく異なります。
下記サイトにて干潮と満潮の時刻を確認できますので、訪れる日の欄をチェックしておきましょう。
http://www.miyajima.or.jp/sio/sio01.html
干潮:午後の早い時間帯
↓
満潮:夕方~夜にかけて
上記のようなスケジュールだと、前述した3変化を半日で一気に味わうことができます。
干満が早朝や夜中になってしまうと、宮島に宿泊しているような場合を除けば体力的に辛いかもしれません。
待ち時間は宮島名物に舌鼓を打つも良し
厳島神社がある宮島は、「もみじまんじゅう」や「あなご飯」などいくつかの有名な名物でも知られています。干潮~満潮までの時間は通常数時間あるので、その間はじっくりグルメを味わうのもいいですね。
▲宮島名物・焼き牡蠣(2個400円/そのままでも軽く塩味があり美味しい)
▲宮島名物・揚げもみじ(180円/もみじまんじゅうを揚げたもの)
グルメの他にも、宮島には「弥山(みせん)」という山があり頂上からの展望はとても美しいそうです。自力で登ると所要1時間30分の険しい道のりだそうですが、ロープーウェーがあるので楽に上れます。
▲私が訪れたときはちょうどロープーウェーが運休中でした……
「そんなに時間がないんだよ!」というアナタは
繰り返しとなりますが、厳島神社の本殿と大鳥居が海に浮かんで見れるのは「満潮時」。
時間がない方は、ピンポイントで満潮の時刻を狙っていきましょう。
来る8月26日(土)は花火大会!
photo by miquitos
この神聖な厳島神社で、なんと毎年花火大会が行われています。
2017年の「宮島水中花火大会」は8月26日土曜日。大鳥居と花火のコラボレーション、一度は見てみたいですね。
この日は宮島で一年のうち一番混雑する日であり、どこの宿も何ヶ月も前から満室になってしまうほどだそう。
宮島から少し離れている広島市内や、山口県の岩国付近の宿ならまだ空いているかもしれません。どうしても厳島神社の花火大会を見たい! という人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
厳島神社訪問・まとめ
・事前に干満時刻を調べて計画的に訪問
・時間がなければ満潮の時刻を狙っていく
・待ち時間はグルメを味わう、または弥山(みせん)に登る
驚異の3変化を味わえる神秘的な厳島神社。ぜひ皆様も足をお運びください。
◆宮島へのアクセス
◇広島駅
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↓ JR山陰本線 約28分(大人410円)
↓ または 広島電鉄 約78分(大人240円)
↓
◇宮島口駅
↓
↓ フェリー JR連絡船または宮島松大汽船 約10分
↓ (片道大人180円・子ども90円/日中は15分間隔で運行)
↓
◇宮島
※その他経路もあり(上記が最もメジャー)。
◆各種料金
・厳島神社昇殿料:大人300円/高校生200円/小・中学生100円
※団体割引あり
・宮島ロープーウェー 往復:大人1,800円/子ども900円
※団体割引あり
・広島電鉄1日乗車券
広島電鉄+フェリー(松大汽船)乗り放題:大人840円/子ども420円
広島電鉄のみ乗り放題 :大人600円/子ども300円
各料金は2016年10月現在のものです。