【宮古島旅行】宮古の人々と「オトーリ」を回そう!
日本

Miyako island's sea

Miyako island's sea

10月中旬に初めて宮古島を訪れました。

台風の影響で飛行機の欠航が続き、宮古島で2泊する予定が、図らずも4泊になりました。
しかし2泊延泊したお陰で、島の人々とゆっくりお話をすることができました。
地元の人々との交流は、旅の大きな醍醐味の1つ。
そこでの気づきを2つ共有したいと思います。

 

島民性は、おせっかいなくらいとても温かい。

よく、宮古の人々は「おせっかい」なくらい人がいいと言われるそうですが、まさにその通りだと感じました。
事実、私も2晩連続で宿の融通を利かせてもらったり、2晩連続で飲み会に誘っていただいたりと、何度も助けていただきました。
一度仲良くなると、どこまでも胸襟を開いてくれるのでは?と錯覚するくらいの温かさを感じます。

しかし、そう思って接すると最初は少しギャップを感じるかもしれません。
温かさに期待して馴れ馴れしく接するのではなく、道を聞くとき、お店の営業時間を聞くときなども、マナーと節度をもって挨拶から始めるコミュニケーションを図りましょう。
その先に、「オトーリ」なんかの非日常に遭遇できるかもしれません。
そう。みなさんは「オトーリ」という文化を知っていますか?
私はこの説明を聞いた瞬間、「え?」と唖然としました・・・
そして翌朝、もう酒なんて飲まない!と心から思う結果となったのです。

 

どんとこい「オトーリ」文化!

一体、「オトーリ」とは何なのか?
「オトーリ」とは、最低でも<泡盛(水割り)×飲み会の参加人数+1杯>を飲み干すという、島の人々が昔から大切にしている、飲み会のときの風習です。
宮古島の人々はお酒が好きです。お酒が好きです。(心底そう思ったので2回書きました・・・)
与論島の与論献奉に似ているかもしれません。詳しくはWikipediaをご覧ください。

私はお酒がそこまで嫌いなほうではないので、「オトーリ回したい!」と飲み会の席で伝えると、とても喜んで実践で教えてくれました。
今振り返ると、よくぞ明るくも前向きに、あんな台詞を大声で言えたものだと思います。

Orange pitcher

本来は大人数でやるもののようですが、2人きりでオトーリが回り始めました。
まずは口上を述べるところから。
「それでは、オトーリを回させていただきます。
はじめまして!東京から来ました、宮崎出身の甲斐考太郎です!
今日は台風の最中、このような温かい機会を設けてくださりありがとうございます!
では、いただきます!」
1杯目をごくり。
次に相手にもお酒を注いで差し上げ、飲み終わるのを待ちます。
本来なら他の人にも注いでまわるのですが、今日は2人きりなのでここで親が交代。
親が変わるときも、なぜか「つなぎ」のために今の親が1杯飲まなければなりません。
2杯目をごくり。
親が変わり、また口上が始まります。
「オトーリを回します・・・・・・」

少し記憶があやふやですが、2人きりだと常に飲んでいる状態が続くので途中から、「つなぎ」の1杯は止めようか・・・となったように思います。
そんなこんなで空いたピッチャーは4杯分・・・。
気づいたら、ベッドの上で朝を迎えていました。

 

今晩も飲もうか!

翌日の夜、知らない番号から電話がかかってきました。
電話にでてみると、昨晩一緒に「オトーリ」を回した方から。
「今日も台風で飛行機が飛ばんかった? じゃ、飲みましょか!」

その気持ちの温かさに感動しつつも、少し肝臓の疲れを感じながら居酒屋に到着してみると、ケロリとした顔でいらっしゃいました。
聞けば、もう2軒目で結構飲んできたとのこと。
その肝臓のタフさには驚きました。

Otohri

もちろん飲めないからと言って仲良くなれないわけではありません。
飲みニケーションが地元の人々と心通じ合える重要な方法だと感じました。

この他にも宮古には、”もやい”と呼ばれるコミュニティー内での出資制度など、人との繋がりを大切にする文化・風習が生き続けています。

私は今回初めて宮古島を訪れましたが、そんな人と文化の魅力を知ってからまた訪れたくなる島になりました。
島でゆったりリゾート気分を味わうのもいいですが、宮古の人々と触れ合う機会を大切にすると、もっと旅が豊かなものになると思います。

この記事を書いた人

甲斐 考太郎

甲斐 考太郎Orange株式会社 代表取締役

85年宮崎生まれ。旅によって人生を大きく変えられた経験から、旅が世界中の人々を幸せにすると確信している。この人生は、旅のことだけしかしないと決めています。旅先では、川を見つけたら季節に関係なく必ず泳ぐ。好きな色はオレンジ。特に、インターナショナルオレンジ!

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