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参道が迷路。「秩父御嶽神社・東郷公園」での紅葉狩りは体力勝負

秩父紅葉

飯能にあるのに、秩父という名称がつけられた秩父御嶽神社は、ひとつの山が丸ごと境内になっています。色づいたモミジと、迷路のような参道に、目を奪われてしまう紅葉狩りスポット。紅葉の見ごろをむかえた東郷公園を散策しながら、秩父御嶽神社の頂上本殿を目指します。


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秩父御嶽神社の入口は、R299号沿いにあり、車でのアクセスが良く、西武鉄道吾野駅より徒歩25分の場所にあります。

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鳥居をくぐると、大きな赤い下駄が目に止まります。この下駄がある場所は、参道が険しいという目印にもなっているので、小雨まじりの日に来てしまったことを、今更ながら後悔してしまいます。

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雨が降っているので紫外線が弱いせいなのか、下駄横の真っ赤に色づくモミジが、紫のアメ色に光って観えます。

「秩父御嶽神社」と「東郷公園」の配置図チェックが重要

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秩父御嶽神社の境内は15,000坪あり、大きく分けて、「御嶽神社」と「東郷公園」が配置されています。信州木曾御嶽山を本山とする御嶽信仰の神社と、日露戦争で活躍した東郷平八郎元帥との、縁の深い公園が併設されています。広い境内を効率よく紅葉狩りするには、迷路のように張り巡らされている山道を、チェックしておく必要があります。スマホでパシャ!

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少し歩いた場所に「社務所」があります。わからないことがあったら、訪ねてみてはいかがでしょう。

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まずは、東郷公園に入る必要があります。緩い登り坂を進むと間もなく、最初の分岐点です。案内板もなく、オリエンテーションでもしているかのようです。右の石段は、最短ルートになっていて、左のスロープは、緩やかな迂回路になっているようです。当然、体力のあるうちは、最短ルートを選びます。

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とは言うものの、どのぐらい上るのか? 先の観えない石段を進みます。

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約2~3分進むと、石段途中で案内板も無い分岐点があります。先ほどスマホで撮った配置図は、あくまでも略図なので、参考にしながら進みます。分岐点の先に何かみえるので、左へ進んでみます。

砲弾と水雷が物騒

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石段を挟んで両側に、何やら物騒なものがあります。東郷公園は、日露戦争の遺物や、後の日本海軍省の記念品が点在しています。砲弾は、当時ロシアのバルチック艦隊の主砲弾を、日本軍が引き上げたもの。水雷は、中国の旅順港口から、日本軍が引き上げたものです。それぞれの展示物を観ると、戦争を知らない時代に生まれてきて良かったと感じます。

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石段を上がると、手水舎があります。

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先ほどの、石段途中の分岐点を右に進むと、赤い桟橋を渡りようにして、手水舎に辿り着きます。

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上って来た石段を、手水舎から振り返ると、色づいたモミジの囲まれていることに、気づかされます。

東郷公園主役の東郷元帥銅像

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東郷元帥銅像は、石段を上り始めて、5分ほどの場所にあります。若いころの人物銅像なら、サクラが似合うでしょうが、貫禄のある人物銅像は、やっぱりモミジが似合いますね。

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雨が降っているなかでの、東郷公園の紅葉狩りは初めてですが、見慣れた紅葉狩りの風景とは、ぜんぜん違う光景が広がっています。銅像のスグ横のモミジは、真紅のモミジのはずが、アメ色の紫に観えます。

秩父紅葉

晴れた日の紅葉狩りは、紅葉をより一層赤く見せると言われていますが、紫外線の効果を実感する光景です。

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東郷元帥銅像の正面から観る紅葉も良いですが、銅像から更に坂を上り、紅葉やまを見下ろしているかのような、バックショットがイチオシです。銅像を見下ろせるあたりまでが、紅葉狩りを思う存分楽しめるエリアです。

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見慣れている光景とは違い、真っ赤に染まったモミジが、サクラに観えてしまう貴重な経験ができました。

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銅像から少し離れた場所に、日露戦争でロシア戦艦の攻撃を受けた日本戦艦「三笠」の被弾甲板があります。紅葉狩りしながら、戦乱の展示物を観ることのできる東郷公園は、貴重な場所と言えるかもしれません。

紅葉やまの中で飛び交う声のナゾ

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銅像の周りでは、アチコチから人の名前を呼び合う声が飛び交っています。雨が降っているにも関わらず、ワタシのような「モノ好き」な人が、たくさんいるようです。

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声はすれども姿が見えません。案内板も無く、分岐点が多い参道のせいなのか? それとも、神社にいるキツネにだまされているのでしょうか? 不気味に感じながら、銅像の後ろから上がる石段を進み、案内板の無い参道を「鳥居」や「灯籠」を探しながら、東郷神社へ向かいます。

殺風景な東郷神社と別荘のような至誠館

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建物の壁が無くなってして、日本海海戦の絵が2枚飾られているだけの神社。東郷公園から外れた場所にあり、複雑に入り組んだ参道なので、訪れる人も少ないのかもしれません。

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崖にへばりつくように建つ洋風の建物は、今でも使えそうな状態に観えますが……

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日露戦争の戦利品として持ち帰った、ロシア製の大砲が展示されています。100年もの時が経過しても、ほぼ原型を留めているものです。

どこまでもまっすぐに伸びる!ハンパじゃない秩父御嶽神社の石段に唖然!

秩父紅葉

東郷公園から更に上にある、秩父御嶽神社の入口です。東郷公園の石段を上り始めて、ようやく目にした案内板もあります。頂上の本殿まで、約15分上り続けなければなりません。

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紅葉狩りを満喫する東郷公園とは、明らかに違うステージとわかる、先の観えないほどに、まっすぐに伸びる368段のゲキ坂石段です。

石段途中にある鳥居に辿り着くまでに、傾斜が急激に変化する特殊な石段です。長い石段の途中を、迂回路が5回ほど横切って、見どころが配置されています。

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階段途中の鳥居を過ぎると、石段が歪んでいる場所があります。気を付けないと、バランスを崩しそうになります。

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ひとつめの迂回路を右に進むと、祈祷殿があります。東郷公園より、紅葉狩りできる場所の少ない石段付近の中でも、モミジの多いエリアです。

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石段を上る行程のおよそ半分あたりですが、まだまだ続く石段の途中で、息を整える場所になっているようです。

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ふたつめ、3つめの横切る迂回路は、「日本武尊社」「大江権現社」へ繋がっています。3つめの迂回路は、三笠山神社へ繋がり、4つめのう回路は大黒天社へ繋がります。更に、石段の傾斜がきつくなっているような気がするのですが、気のせいでしょうか?

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ココから寄り道せずに、一気に頂上本殿を目指します。

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3つめの迂回路から気づいたのですが、迂回路まで残り5段ぐらいから、何か違和感がありました。ご覧のように、石段の傾斜がきつくなり、石段の奥行が変化して、踏み段の傾斜がつま先上がりになり、後ろによろけそうになってしまいます。十分に気をつけるポイントになります。

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最後に横切る迂回路は、石垣積みになっているので、石段がクランクに曲がった先に、頂上本殿の鳥居が観えます。

秩父紅葉

最上部の迂回路から、上って来た石段の下を覗いてみましたが、上り始めた地点を確認することができません。

チカラ尽きた頂上本殿で「幸(しあわせ)の鐘」つき

秩父紅葉

もう足にチカラが入らなくなり、何とか辿り着きましたが、チカラ尽きました。標高370mの頂上本殿と、アメ色に染まったモミジです。

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本殿に向かって右側には、「幸の鐘」という梵鐘があります。「ひとつ打つとき、神に通じ。ふたつ打つとき、幸せを呼ぶ。みっつ打つとき、平和を招く。」という噂がありますよ。あなたなら、どんな願いを込めるのでしょうか?

迂回路はとんでもなく滑りやすい悪路

秩父紅葉

急な石段を上って来たので、下りの石段を踏ん張る自信がありません。迂回路を下ることにします。頂上本殿から、わずか数メートルで、未舗装になってしまう迂回路です。

こぶし大の石が、ゴロゴロ転がっているうえに、思った以上に急斜面が続きます。石段の上りで体力を使ってしまい、踏ん張る足のチカラに自信がありません。下りの「石段か迂回路の選択」に迷ったら、雨降りかどうかに関係なく、急斜面に恐怖を感じるかもしれませんが、石段で下ることをオススメします。

秩父紅葉

急斜面の迂回路わきには、大黒天社などがありますが、色づいたモミジを見かけることがありません。祈祷殿ウラまで下りると、モミジが目にも鮮やかに写ります。迂回路の砂利道は、ココから舗装路に変わりるのでホッとします。

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正直に言うと、雨で足元が滑りやすかったせいもあり、景色を観る余裕がありませんでした。

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乃木神社や清瀧不動堂を経て、瑞々しく光る竹林に囲まれた参道を下ると……

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頂上本殿への石段下に戻ります。石段の上りは、寄り道しながら約30分かけて、頂上本殿に着きました。下りは、歩く距離が長くなる迂回路で、寄り道しながら約20分で石段下に戻りました。スリル満点の秩父御嶽神社石段は、記憶に残る場所になるに違いありません。

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秩父御嶽神社石段の、深い緑の中で映えるモミジの美しさと、東郷公園内で体中を覆い隠すようなモミジの迫力を、楽しめる紅葉狩り。迷路のように張り巡らされている参道で、迷子にならないように注意しましょう。

東郷公園 秩父御嶽神社
埼玉県飯能市坂石580
公式HPはこちら

遭難しそうになるほど、モミジと参道に目を奪われる場所

雨の紫外線の少ない中で観る、アメ色に輝くモミジやピンク色に観える色彩が印象的でした。案内板のほとんど無い、迷路のような参道はドキドキします。秩父御嶽神社の険しい斜面に点在するモミジと、東郷公園の体を包み込むようなモミジという、タイプの違う紅葉狩りを楽しめるスポットです。
遭難しそうになるほど、モミジと参道に目を奪われる場所

この記事を書いた人

MAKIJI

MAKIJI

秋田生まれ東京育ち。中年デビューのスピリチュアル系フリーライターとして、都市伝説でウワサされる神秘的なエリアをotaku感覚で追いかけます。日本人が忘れかけている魅力的なスポットの隠された謎を一緒に紐解きしませんか?五感をフル活用した情報であなたの背中をそっと後押したいと思います。