タイ王国の特集

北京にも、ジャズと猫が馴染む本屋&カフェ「万聖書園」があります。
中国

本屋さんが好きだ。旅行先でもそれは変わらない。ここに紹介する「万聖書園」はたまたま新聞の記事で見つけた、中国・北京の本屋さんだ。
 
はっきり言って交通の便は悪い。北京大学東門前駅からも五道口駅からも、多少の疲労感を覚えるくらい歩かねばならない。もっとも北京大学からの方が近いことは近い。あえて言えば、この前の停留所にとまるバスが都合よくあれば、それに乗るのが一番。

▲百度地図で見たこの本屋さん


 
しかも、百度地図版ストリートビューで見ておかないと見落としかねない。普通の雑居ビル、それも低層階2階建てだから下手すりゃ通り過ぎることにもなりかねぬ。それに大きな看板も出ていない。
 
それでも階段を昇っていくと、そこには知的な空間が広がっているのだ。

知的空間


本屋さんといっても、雑誌とか娯楽系の本や雑誌は一切なし。ひたすら社会科学、人文科学の専門書。多少の理工書。小説も大衆小説、ベストセラー小説はない。

▲売り場

CAFEに和む

併設してカフェがありWi-Fiも飛んでいるので、学生らしき人がパソコンを広げて必死に打ち込んでいたりする。室内はジャズが流れ、飼い猫らしき猫ちゃんがその空間に馴染んでいた。

まったりとした中、みんな黙々とパソコンに立ち向かう。場所柄、北京大学か、清華大学の学生だろうか。コーヒーをすすっているとちょっとお腹が空いてきた。カウンターで焼きサンドイッチを頼む。

▲焼きサンド!


北京大学内の学食に比べれば高い。それは仕方ない。中国でもネット通販や電子書籍が幅を利かせており、市内に何軒かある旧国営の巨大書店に押され民間の個性派書店は危機にひんしている。この書店も一回潰れたのだが、復活を望む声が大きく、それでこぢんまりと復活。
 
まあ、高いサンドイッチもその維持費だと思えばね。
 
そのサンドイッチ、パンの部分が適度に焼きあがっていて、サクサク感の歯ごたえが心地よい。これを食べるために来てもいいくらい。そして、マグカップに注がれたコーヒーを喉に。
 
書店そのものでは、お客さんが自由に書をとって、時間の過ぎ行くのを楽しんでいる。そんな印象。よく知識人とか訪れるそうだ。そしてこの場で議論がなされたり。
 
でも、この訪れた日は厳冬の寒さの中であったが、窓ガラスがその寒さを遮断してくれて、太陽の暖かさだけを店内にとりこんでくれて、静かな昼下がりの時間を楽しめた。
 
こんな感じの書店、日本、いや東京にあったかな。あえて言えば神保町の東京堂書店? ちょっと違うか。
この後、西単という北京を代表する繁華街にある北京で一番大きな書店に行くが、大きいだけの印象。

▲ちなみにここが北京で一番大きな西単にある巨大店


 
今更ながら、万聖書園には頑張って知的空間を維持し続けてほしいな、と思った。

北京の神保町?とは違うか

中関村では大学がまさに軒を連ねている。その中にこの万聖書園はある。大学内にも専門書店はある。学割がきいたりするが、それでもこの万聖書園が存在しているというのは、それだけ北京という都市がそういう空間を求めているからだろう。
 
中国語が分からなくても、この2階の空間に入ってコーヒーをすするだけで、北京の違う側面を味わえると思う。
北京の神保町?とは違うか

▲万聖書園のトイレ内のポスター

この記事を書いた人

Songben

Songben

「この世界の片隅に」の舞台、広島県呉市の出身。18歳、予備校進学のために上京。大学時代は、都内の名画座の顔になるほど映画漬け。5年の時(?)国境が解放された報を聞き、北京発モスクワ行き国際列車に乗る。これが初めての海外。仕事は全く旅行とは関係ない経理職。毎年のようにどこかに出没。といっても、中国が多く訪中は20回。

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