ポルトガルと聞いてもヨーロッパのどこかにある国というぐらいで、具体的なイメージを想像できる方は少ないかもしれません。
地味なイメージのポルトガルですが、実際には歴史的な建造物や遺産が数多くあり、2大都市のリスボンとポルトはもちろんのこと、各地方にも特色あるエリアが数多く存在しています。
物価も西ヨーロッパの中ではダントツに安いので、贅沢をしてもリーズナブルな滞在ができるのがポルトガル旅行の嬉しいところです!
ポルトガルの中でも旧市街全体が世界遺産に認定されているポルト。今回はそのポルトにあり、イギリスの新聞社ガーディアン紙から「世界一素晴らしい本屋」に選ばれたこともある「Livraria Lello & Irmão(レロとイルマオン書店)」を紹介します。
歴史を感じさせるポルトはヨーロッパの人々にも人気の高い観光地
ポルトガルの国名の由来にもなったポルトは歴史の面影が色濃く、ヨーロッパらしい雰囲気に浸りながら観光ができるのが魅力!
ドウロ川では小さな船に乗ってクルーズ観光もできます。
世界中で船に乗っている私ですが、川の両サイドの建物や橋に見ごたえがあって特にテンションの上がるエリアでした!
ドウロ川沿いのエリアではポルトガルの料理やワインを提供するレストランが目白押しで、対岸のヴィラノヴァデガイア側のエリアにあるポートワインの貯蔵庫を眺めながら食事が楽しめます。
寄り道をしながら本屋さんに向かいます
そんなポルトの中で、世界一素晴らしい本屋さんは歴史地区の一部にあり、ポルトの交通の拠点ポルト・サン・ベント駅から徒歩5分ほどの場所にあります。この駅からはポルトガル中、そしてスペインやその他ヨーロッパの国々にに向かう電車が出ています。
ちなみにポルト・サン・ベント駅は、ポルトガル特有のアズレージョという白と青のタイルが壁中に敷き詰められていて、電車に乗らなくても見に行く価値ありです!
世界遺産の主要ポイントであるクレリゴス教会からは徒歩3分の近さです。ここまで来れば本屋さんはもう目の前!
ポルト大学の向かいにあります。
いよいよ世界一素晴らしい本屋さんへ
ゴシックリヴァイヴァルという様式で作られた建築は、小さいながらも迫力がありますね。
私が本屋さんに到着した時には、前に短い行列ができていました。
小さな本屋さんですが、世界遺産なので入場料もしっかり3ユーロかかります。すぐ向かいにある赤い小屋がチケット売り場になっているのでチケットを購入して、いざ中に入ります!
2階まで吹き抜けの店内はアールヌーボー様式の内装で彩られており、重厚感があります。
写真には一部しかとらえられていませんが、店中央の赤いじゅうたんが敷き詰められ、らせん階段は店のシンボルにもなっています。
さらに、天井のステンドグラスから差し込む光が店内の雰囲気をより一層引き立てています。
ハリーポッターの作者であるJ.K.ローリングさんが英語教師としてポルトに住んでいた時には頻繁に訪れ、物語の世界観を構築するのに一役買ったともいわれているようです。
店内には古い本ばかりが並んでいるものかと想像していましたが、意外にも並んでいるのは現代の本ばかり!
小説や料理本などの品揃えが豊富で小物なども販売されているので、お土産の購入にも便利そうでした。実際に店内はほとんどが観光客で、写真を撮ったりお土産を探すお客さんでにぎわっていました。
また、私が訪れた時は地元のゆるキャラがなぜか本屋さんの前に登場していましたよ。
何がかわいいのか全く理解できませんでしたが、地元の方々には大人気!
皆さんもポルトに行った際には、このゆるキャラも探してみてくださいね。
(おまけ)世界一美しいマクドナルド
おまけですが、ポルトで街歩きに疲れたら、ぜひ私認定の世界一美しいマクドナルドもすぐ近くにあるので足を運んでみてください。
世界一美しい(筆者認定)マクドナルドは、シャンデリアやステンドグラスでデコレーションされた店内が印象的です。
ポルトガル限定メニューもあるのでぜひ訪れてみてください。
これはMcBifanaという日本でいう100円マックのようなメニューです。Bifanaというポルトガルのポークサンドイッチをマクドナルド風に解釈した商品みたいですね。
ポルトの中心リベルダーデ広場にあるので、Livraria Lello & Irmão(レロとイルマオン書店)からも徒歩5分の近さです。