LCC「ベトジェットエア」新規就航100円セールの搭乗レポート
ベトナム

2018年12月14日、ベトナムのLCC「べトジェットエア」が関空~ホーチミン線に就航しました。2019年1月には、成田~ハノイ線への就航を控えており、いま最も勢いのあるLCCのひとつです。

 

今回筆者は、特別セールでホーチミンまで片道100円の激安航空券をゲット。就航直後の関空~ホーチミン線に搭乗してきました。手荷物やチェックインのルール、機内食など、利用にあたって気になるポイントを盛り込みつつ、ベトジェットエアのフライトをレポートします。

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ベトジェットエアとは?

 

ベトジェットエアは、2007年に設立されたベトナムのLCC(格安航空会社)。就航したばかりの日本ではあまりなじみがありませんが、中国や香港、韓国、台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、ミャンマーなどにも路線をもち、東アジア・東南アジアで存在感の大きいLCCです。

 

2018年12月17日現在、日本発着便としては関空~ホーチミン線と、関空~ハノイ線を運行しています。2019年1月11日には成田~ハノイ線に就航予定。さらに、2019年春には羽田~ホーチミン線の開設を目指しています。

 

驚愕の片道100円航空券をゲット

航空券はベトジェットエアの公式サイトで予約できます。ベトジェットエアは、ときどき驚愕のプロモーションを開催することで有名。日本路線の開設に先立って行われていたのが、「片道100円セール」。文字通り、日本~ベトナム間の片道運賃が100円になる驚きのセールです。

 

大胆なプロモーションゆえチケットの争奪戦が激しいのかと思えば、いまのところそうでもなく、定期的にベトジェットエアの公式サイトを確認していたらセール情報が入手でき、あっさりと100円航空券を購入することができました。ベトジェットエアのセール情報を入手するには、公式サイトを定期的に確認するか、「LCC.jp」のセール情報などをチェックしておくといいでしょう。

 

ただし、片道100円とはいっても、燃油サーチャージや諸税が加算され、荷物や食事などの追加オプションなしで往復150ドル(約17,000円)ほどとなりました。

 

100円セールとはいえ、実際には100円では済まないのが残念なところではありますが、関空~ホーチミン線の通常運賃は6,300円~なので、片道6,200円以上、往復で12,400円以上の割引というのは大きいですね。

 

手荷物の重量とサイズに注意

ほかのLCC同様、ベトジェットエアでは手荷物の預け入れや機内での食事、飲み物などは有料のため、それらが必要であれば別途料金を支払う必要があります。

 

機内に持ち込める荷物は、手荷物(小型のキャリーケースやリュックなど)と身の回り品(ハンドバッグやパソコンなど)をあわせて2個まで。

 

手荷物の大きさは、56cm×36cm×23cm以内、合計重量は7キロ以内でなければなりません。手荷物の重量は空港カウンターでチェックインする際に確認されますので、事前に計ってオーバーしないように気を付けましょう。

 

重量やサイズをオーバーする荷物がある場合には、荷物の重量に応じた預け入れ料金を支払います。預け入れ荷物の料金は、事前にオンラインで支払っておくとお得。預けられる手荷物は40キロまでで、重さによって料金が変わります。

 

最安オプションは15キロで19ドル、続いて20キロで24ドル。安くあげるなら、荷物の重量を見極めて、できるだけ安い選択肢を選ぶのがポイントです。

 

機内食や飲み物も有料

LCCの世界では当たり前ですが、ベトジェットエアでは、食事や飲み物は有料。機内で購入することもできますが、事前にオンラインで予約しておけば、優先的に食事が提供されます。機内食は水とセットで5.16ドル~。

 

ベトナムの物価を考えればかなり高いですが、LCCの機内食というのは、現地の物価に関係なくだいたいどこも似たようなものです。

 

預け入れ荷物や機内食などの追加サービスは、航空券と同時に購入してもいいですが、公式サイトの「予約の管理」の画面で、予約確認メールに記載されている予約コードと氏名、往路の出発空港を入力することで、航空券購入後も追加可能です。

 

まずは急いで航空券だけを確保しておきたいときは、いったん追加サービスをスキップするというのも手です。

 

出発は関空第1ターミナルから

ベトジェットエアの関空~ホーチミン線は、往路が9時30分関空発、13時30分ホーチミン着。ベトナムは日本より2時間遅れているため、6時間の空の旅です。

 

目指すは、関西国際空港第1ターミナル。関空には、LCC専用の第2ターミナルもありますが、ベトジェットエアはメインの第1ターミナルで手続きを行います。

航空券予約時に確認メールが送られてきた後、チェックイン方法の案内などがないのでやや不安になりますが、関空発のベトジェットエアの便は、空港カウンターでのチェックイン。現状では、事前のオンラインチェックインはありません。

 

通常、パスポートを提示するだけでチェックインができますが、ベトナムでの入国審査時に帰りの航空券を持っているかどうか確認されるので、予約確認メールを印刷しておくとスムーズです。

 

1時間ほど遅れて出発

搭乗口で待機していると、「到着便の遅延のため、搭乗が遅れます。」とのアナウンス。LCCは目的地間をピストン運航しているので、フライトが1本遅れると、次のフライトも玉突き的に遅れるというのはよくあることです。

 

もともとは9時30分発、8時50分搭乗開始でしたが、ほぼ1時間遅れて9時45分搭乗開始に。調べてみると、ベトジェットエアの遅延率は高く(ベトナム国内線では50パーセント程度)、日系のLCCに比べるとずっと遅延が多いことがわかりました。ベトジェットエアを利用するなら、多少の延着は覚悟しておいたほうがよさそうです。

 

座席は問題のない広さ

ベトジェットエアの座席は、LCCとしては特に窮屈なこともなく、標準的な体型の日本人であれば、問題なく過ごせます。筆者は小柄なので、座席の前後左右に余裕があってじゅうぶん広く感じられました。

100円セールも実施していたにもかかわらず、就航直後で認知度が低いためか、機内にはところどころ空席が。筆者の隣の席も空いていました。

 

量がやや残念な機内食

筆者は事前に機内食を予約していたので、優先的に食事が運ばれてきました。今回注文していたのは、ご飯にお肉がのった「Combo Com Chien ITL」(6ドル)。

 

味は可もなく不可もなくといったところ。スパイスとハーブがたっぷり使われていて、ベトナム到着前からすでに異国の気分を味わうことができました。

 

味はともかく、残念だったのが量で、小食な筆者ですら満足できるものではありませんでした。とはいえ、LCCの機内食はどこもこのような感じなので、他社と比べてベトジェットエアの機内食の質が低いというわけではありません。

ちなみに、機内で購入する場合の値段は、6.5ドル~。オンラインで予約できる食事と、機内で注文できる食事のラインナップは違っていました。事前に予約しておくと少し安くなりますし、大阪~ホーチミン便はちょうどお昼を挟むので、予約して損はないでしょう。

 

ホーチミン到着

ホーチミンのタンソンニャット国際空港に着陸したのは現地時刻で13時50分。定刻の13時30分よりは遅れましたが、離陸が1時間近く遅れたことを考えると、フライトでその遅れを挽回したといえます。

 

フラッグシップキャリア(JALなどの従来からの大手航空会社)とLCCを合わせ、これまで20以上のエアラインに搭乗してきた筆者ですが、今回のベトジェットエアの旅は、設備やサービスの面で日系LCCやヨーロッパ系LCCと比べ、特に遜色のないものでした。

多少の延着はありましたが、どの航空会社であれ、遅れるときは遅れるので、LCCを利用するなら割り切るしかないでしょう。公式サイトが使いづらく、情報が少ない点がデメリットではありますが、ベトナムまで直行で、諸税等を含め片道8,500円という運賃を考えれば、じゅうぶん満足のいく旅でした。

 

ベトジェットエア公式サイト:https://www.vietjetair.com/Sites/Web/ja-JP/Home

いまベトナムがアツい!

目下、ベトナムのホテルでこの記事を書いている筆者がひしひしと感じているのが、「いまベトナムがアツい!」ということ。

1990年代、日本でのベトナム雑貨ブームに伴ってベトナムを訪れる日本人が増えましたが、ここ数年、日本で新・ベトナム旅行ブームがきているように感じます。

筆者が大きな転機だったと感じるのが、ベトナム航空とジェットスターが、日本とベトナム中部のダナンを直行で結ぶようになったこと。それに今回のべトジェットエアの就航が加わり、ベトナム旅行がますます安く、身近になりました。その背景には、経済成長に伴って日本を訪れるベトナム人が増えていることもあります。事実、筆者が搭乗したべトジェット便の乗客の半数はベトナム人でした。

直行便LCCの拡大で、かつてないほどに安く気軽になったベトナム旅行。ベトナムは、まさにいまが「行きどき」なのです。

いまベトナムがアツい!

この記事を書いた人

はるぼぼ

はるぼぼ旅するライター・ブロガー

和歌山出身。東京での会社員時代、旅先の長野でドイツ人夫に出会う。5ヵ月間のアジア横断旅行と2年半のドイツ生活を経て、2018年7月日本に帰国。これまでの海外旅行歴は60ヵ国240都市。特に目がないのが、「旧市街」「歴史地区」と名のつく古い街並みを歩くこと。旅のリアルな「ワクワク」をお伝えします。

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