ヨーロッパの格安航空・LCCを使ってみよう!予約~乗り心地までご紹介
スペイン

近年、世界的に増え続ける格安航空会社。特に欧州では各国間が2時間前後で移動できるため、観光客だけでなくビジネスマンなどにも非常に多く利用されています。

早めに予約すればかなり割安で乗れる格安航空。どんな乗り心地なのでしょうか? 今回はスペインの格安航空ブエリングに乗ってみました。

①価格の秘密は時期と曜日


スペインの格安航空会社ブエリングは、2004年に設立された比較的新しいLCCです。

スペインのバルセロナをハブ空港にして、欧州、北アフリカ、中東を中心に155の地域を結んでいます。ちなみにスペイン語のvuelo(飛ぶ)に英語の進行形ingが一緒になっている名前。

他の格安航空会社と比べて、非常に離れた空港に離着陸することもなく非常に便利。特にヨーロッパでは、格安航空券購入の際、遠い空港であるということを見逃してしまう場合が多いので、空港が近いのは大きな利点になります。

遠い空港に離着陸する、より安価な格安航空会社を利用し、地上で高い移動費を払うのなら、目的地に近い空港に着陸して移動費と時間を節約したほうがトクですね。

さて、疑似旅行気分でブエリングのHPを開いてみます。言語設定は欧州各国語からチョイスできます。

仮に目的地と日付の往復チケットを入力。今回はパリ、シャルル・ド・ゴール空港からバルセロナ、エル・プラット空港へ往復設定です。

6月20日時点のパリ~バルセロナ間の7月の料金設定です。日にちが近いため比較的高額。火曜日、水曜日移動の価格設定が安めなようです。

7月13日だけが突然高額になっていますが、実は次の日7月14日がフランス革命記念日で祝日。つまり13日出発はフランス人にとって3日間の連休にあたるので価格帯が高め設定だということがわかります。

早割の半年後の12月は日によってバラツキがありますが、比較的安価。12月の週末やクリスマスのバカンスシーズンが高めだということがわかります。

実は11月は39.99ユーロの日が殆ど。欧州の祝日カレンダーと照らし合わせバカンスシーズンを避ければかなりお得に移動出来ることがわかります。

②価格の秘密は時間と席クラス


さて、曜日設定してみると席が時間とクラスで全く違うことがわかります。上記はバルセロナ発パリ行7月28日です。早朝から飛行機に乗ればかなりお得。午後からゆっくり出発の人は割高です。

ちなみに格安航空会社では、スーツケースの預入れ荷物の有無で値段が全く違います。ブエリングの場合を見てみましょう。

・ベーシック 10キロまでの機内持ち込みのキャリーケースやバッグのみ。預入スーツケース無し 座席指定不可
・オプティマ 10キロまでの機内持ち込みと23キロまでのスーツケース可能 座席指定可能
・エクセレント オプティマクラスのオプションに加えて、14キロまでの機内持ち込みスペース確保、席が機体の前方、機内サービスなど。ビジネスクラスに相当しますが、欧州内の機体は小さめなので、左右に人がいないという自由が確保されます。

欧州内短距離のフライトでは、小さめのキャリーケースで旅行、出張する人が殆ど。日本からビジネスクラス利用で乗り換えに乗った際、LCCに限らず、席の広さはエコノミーと同じなので驚かれます。

実際に乗ってみた

さて、今回は3泊4日でフィレンツェーバルセロナ間往復してみました。エクスペディアで価格はベーシッククラスのエアーと4つ星クラスの中心街のホテルで友人と2人で815ユーロ。ちょっと高めなのは、1ヶ月弱前に決めた為です。

ウェブチェックインはしていきましたが、出発空港カウンターで「荷物無料で預けませんか?」と言われました。理由は機内の荷物置き場が既にいっぱいのためとのこと。

ビジネスマンや欧州内の観光客が殆どのため、多くの人が手荷物のみで移動するので機内の荷物置き場がなくなってしまうことがあります。

中央廊下を挟んで3席づつですが、ウェブチェックインの際1番安いベーシッククラスだったため、選択できる席は3席の真ん中の数席のみです。

追加料金を払えば隣同士の席も可能だと思われます。席の広さは普通の国際線と変わりません。

機内の席のまえにも良い席確保のインフォメーションが。クレジットカード払いで30ユーロプラスで足の伸ばせる席が確保できるようです。

しかし、国際線といえど約2時間前後の移動のみ。友人やカップルも離れ離れな人が多数でした。

機内サービスは全て有料

2時間の移動と言えど、乾燥した機内では喉が渇きます。ゲートに入る前に飲み物を購入するか、機内で有料サービスを受けます。勿論、機内前方のエクセレントクラスはサービスは含まれています。

温かい飲み物は2.6ユーロ。

冷たい飲み物もほぼ同じ値段ですね。500ccの水は2.1ユーロです。

この他、スナック菓子やチョコなども2.6ユーロでした。謎のアジアンヌードルや、おつまみボックスもあります。

出発前からスペイン気分を味わいたい人にはイベリコ豚のハムボックスも!

空港ゲート内の売店より少しだけ割高なだけであまり変わりません。出発時間によって購入する人の数も差があるらしく、行きの夜便では数人が購入していましたが、帰りの便は早朝6時出発のため購入者はほぼいませんでした。

感想と注意点

機内は清潔ですし、席の広さも普通です。上手に利用すれば安く移動できますね。

機内にTVモニターや音楽サービスはありませんので、慣れているビジネスマンたちは、座った途端タブレットやスマホで音楽を聞いたり動画をみたりしていました。

欧州内は短距離移動がほとんどなので手厚いサービスを期待するより「乗り物」として考えればかなり安上がりだと思います。

チェックインの際、スーツケースなどの預入れ荷物のある方はチェックインカウンターに行かなければいけません。格安航空では長蛇の列があることが多いので、早めの行動が重要です。

日本からの利用ですとスーツケースは預け入れますが、機内持ち込みだけの荷物の旅行者は液体類や刃物類の持込み制限があるのでお気を付け下さい。

賢く利用したい

格安航空会社といえど、ごく普通に利用しているビジネスマンが多数です。

預け入れ荷物だけだと、重量にかなりうるさく言われる航空会社もあります。お土産をたくさん買って、追加料金を払うことになる場合もありますよ。

欧州内移動ではできるだけ軽量のキャリーケース利用と、自分の荷物をいかに軽くするか考えながら荷物を用意します。

この記事を書いた人

ゆきとさな

ゆきとさなフィレンツェ県公認ガイド

旅行業界で20年以上働いています。旅行の度にコロコロシステムが変わるイタリアですが、できるだけ最新の情報を心掛けます。歴史と魅力が沢山の国イタリアに来て下さいね!

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