今日3月3日は桃の節句、ひな祭りの日です。女の子の健やかな成長を祈って、日本では昔から女の子のいる家庭ではお雛様を飾ります。
家庭の雛人形は3月3日を過ぎたらすぐに片付けなければお嫁に行けなくなるといいますが、東京では雛人形やつるし雛を3月3日を過ぎても鑑賞して楽しめるスポットがあるのでご紹介します。
寒さはまだ続くものの梅、桜、桃の花が咲き始め徐々に春めいてくるこの時期、歴史ある様々な雛人形を眺めて春らしさを感じてみてはいかがでしょうか。
目黒雅叙園
こちらでは3月12日まで雛人形の展示を開催しています。目黒雅叙園には「百段階段」という東京都の有形文化財にも指定された歴史ある美しい階段と、その階段が繋ぐいくつもの宴会の間があります。そのいくつもある宴会の間で雛人形の展示が行われています。
残念ながら百段階段と宴会場の写真撮影は禁止ですが、インターネット社会の現代だからこそ、実際に行かないと見られないものを見に行くことの醍醐味があるともいえます。
入口の雛人形は撮影可。平日の昼間に行きましたがは沢山のマダムで賑わっていました。1人で来ている男性も意外と多かった事も印象的でした。
こちらも撮影可能なつるし雛。実は目黒雅叙園での雛人形展示は毎年開催しており今年で8回目だそうです。そんな今年は九州の雛人形の展示でした。
ところで百段も階段を登るのか、と少し不安な気持ちでしたが、百段の階段の途中途中に宴会の間があるので一気に登るわけではなく足腰の負担は小さいものでした。
また、ミュージアムショップも併設しており雛人形に関するグッズや桜のグッズや、春らしいグッズも多数扱っていました。早速桜のハンカチと雛人形のレターセットを購入。物欲がかなり掻き立て、厳選するのに必死でした。ミュージアムショップもすごい賑わいでした。
今回は行きませんでしたが目黒雅叙園内でひな祭りにちなんだメニューの可愛らしいランチも用意されてるようでしたので、行く際には是非チェックしてみてください!
京王プラザホテル新宿
こちらは入場無料。というのも、展示会というよりは館内の至る所につるし雛の装飾がなされているといった感じです。メインロビーにはつるし雛とお雛様が存在感たっぷりに飾られています。
このつるし雛、江戸時代に始まった文化のようです。当時全家庭で雛人形を持てるほど裕福ではなかったので、簡易的な雛人形の代わりとしてつるし雛が出来たそうです。
よーく見てみるとひとつひとつ違うんです。可愛らしさにホッコリ和んでしまいました。これが京王プラザホテル新宿内に6,500個あるというから驚きです。2階、3階エリアにあります。
廊下一面ずらっと並ぶ華やかなつるし雛、新宿駅からホテルも近いので、是非新宿に行く際は寄ってみてください! 3月27日まで開催しています。
この貝殻に繊細な絵を描いたものを見て、美しさに感動しただけでなく日本人の物を大切にする心と手先の器用さに感激しました。
こちらの京王プラザホテル新宿でも様々なレストランでひな祭りにちなんだ食事メニューを用意しているようです。沢山あって迷ってしまいます。
三井記念美術館
こちらは美術館で雛人形の展示を行っています。中が写真禁止でうまく紹介できないのが残念ですが、見応えはダントツで1番でした。
三井家のおひなさま、というタイトルの通り三井家のおひなさまや関連するお道具などが展示されているのですが、きらびやかで雅で、展示の仕方にも重厚感があります。
三越前駅からすぐというアクセスなので、日本橋観光や日本橋に来たてついでなどでいかがでしょうか。春を存分に感じる頃であろう4月2日まで開催しています!
以上、東京でひな祭りを感じられるスポットを3つご紹介しました。桃の節句、女の子の祭りに身を委ねて、日本文化の繊細さと美しさに酔いしれるのもたまには面白いと思います!