タイ王国の特集

タイに動物たちの楽園「サファリワールド」があると聞いて行ってみた (提供:タイ国政府観光庁)
タイ

まるでアフリカのサバンナを彷彿させられるような広大な敷地を誇るサファリパークと、イルカやアシカのショーなどが楽しめるマリンパークが一体化した超大型動物園「サファリワールド」がタイにあるらしいという情報を聞きつけたのは、つい最近のこと。

えっ、そんな夢みたいな場所実在するの?ということで、動物好きが高じてカナダ留学&水族館スタッフ経験もある、動物と触れ合える場所を求めて現在も国内外を飛び回っている筆者が、早速真相を確かめにタイに行ってきました!

「サファリパーク」は圧巻の光景

いざ、動物たちの楽園へ

バンコク郊外にある「サファリワールド」まではバンコク市内から車で片道約1時間。この日はベルトラさんのオプショナルツアー(送迎付き)に参加させていただきました。

ツアータイトルは「サファリワールド+マリンパーク1日ツアー キリン餌やりにイルカのショー! 動物好きにたまらない!」。

なんと魅力的なタイトルなんでしょう。動物オタクの筆者はタイトルを見た瞬間に参加即決。集合時間も8:00にバンコクのホテル出発と、ツアーにしては遅めなのがありがたかったです。
トイレ
こちらは入園前のトイレ。なんだかもう既に野生の世界に招待されている感満載です。
サファリ入り口
サファリパークは、自家用車(または動物園のバス)でそのまま周遊可能。ということで、私はツアーの車に乗ったままサファリパークの中へ! ワクワクが止まりません。

すぐ脇に動物の群れ、群れ、群れ、の草食獣ゾーン

シマウマ
まず始めにお出迎えしてくれたのは、シマウマたちでした。
シマウマ
車の正面をシマウマが横切ります。

※サファリパーク内には数え切れないほど沢山の動物たちが暮らしています。レンタカー等でサファリパークに入園する場合は、動物達を轢かないよう、細心の注意を払ってください。
シマウマ
こんなに近くに動物たちが寄ってきてくれるなんて、幸せです。
ラクダ

サイ

キリン
ラクダやサイやキリンもいました。ちなみにこのサファリワールドのキリンの群れは世界最大なんだとか。
草食獣
草食獣
インパラやニルガイやシカなど、本当に様々な種類の動物がいました。
シカ
牛
それにしても動物たちが人間のことを気にする様子は全くなし。お陰様でかなり至近距離で車から動物達を観察することができました。

※いくら動物たちが人間を警戒していない様子でも、絶対に車から降りてはいけません。餌付けやクラクションを鳴らすのも、もちろんNGですよ。

肉食獣ゾーンで出会えたらラッキーなライオンにも遭遇!

肉食獣入り口
さてさて、ここからは肉食獣ゾーンです。
ライオン
ライオン
ライオン
これまた私の大好きな動物、ライオンです。近くで見ると大迫力ですが……あれ? もしかしてメスしかいない?
ライオン
と思ったら、オスらしき個体を発見。でもまだ子供のようです。

実はこの日のツアーは幸運なことに参加者は私1人。1日私のためにツアーガイドを務めてくれたピッチーさんによると、なんとライオンをサファリワールドで見たのは今年初とのこと。私はとてもラッキーだったようです。
トラ
トラがじゃれあっているのか喧嘩しているのか分かりませんが、突然トラの鳴き声が辺りに響き渡りました。しかもかなり近い距離感で迫力満点。さすがに何度もサファリに来ているドライバーさんでさえもビックリしていました。

一方私はというと、もしこのじゃれあいに人間が巻き込まれたらひとたまりもないんだろうなぁなんて想像しながらも、微塵も恐怖は感じませんでした。動物が恐いという感覚は、幼少期から一度も持ったことはありません。
トラ
水に浸かって気持ち良さそう。うだるような暑さがしんどいのは、動物だって一緒です。私もご一緒したいぐらいでした。
クマ
おやおや、今度はツキノワグマの登場です。ちなみにクマはタイ語で「ミー」。
クマ
おっと、こちらはかなりプライベートな入浴シーンです。失礼しました。
水牛
最後に水牛(タイ語で「クワーイ」)エリアを通り抜けて、約40分に及ぶサファリパークの周遊は終了。私はここでいったい何百種類の動物を見たのか、もはや良く分かりません。

なんせ園内は194ヘクタール(480エーカー)のオープン型動物園+72ヘクタール(180エーカー)のバードパークが合体した、超大規模スペース。正直日本のサファリパークとはスケールが違います。いつかアフリカのサバンナに行くのが夢な私は、本物のサバンナの臨場感を味わえて大満足。

ピッチーさんいわく、タイが一番暑い時期は4月、5月で、この時期には沢山の動物が死んでしまうそう。「前よりも動物が少なくなった」と嘆いていましたが、私からしてみれば「えっ、これで少ないんなら、以前は渋谷や新宿みたいな混み具合だったってこと?」という印象です。

とにかくこちらのサファリパークは見応えバッチリなので、期待してもしすぎることはないでしょう。

「サファリワールド」で動物との触れ合い&ショーを楽しもう

普通の動物園とは一線を画する「サファリワールド」

マリンパーク入り口
サファリパークの周遊を満喫した後は、歩いて動物園のほうへ。「サファリワールド」の園内は、「サファリパーク」と「マリンパーク」の2つのパークで形成されています。

ピッチーさんに、「今日はかなり盛り沢山ですよ」とあらかじめ予告されていたので、園内をせわしなく歩き回る覚悟はできていました。広さと動物の多さ、ショーの数や内容などなど一般的な動物園のイメージを大幅に超えています。
売店
ポニー
インコ
遊園地
従来型の動物園と遊園地が一緒になったような園内も、やはり広かったです。
ワ二
突然現れるワニのオブジェ。
カバ
遊び心満載の園内。偽物だとは分かっていても、いきなり動物がぬっと現れると、ついびっくりしてしまうのが悔しいところです。ピッチーさんは驚く私を見て、「本物なわけないですよ」と大爆笑していました。
ショースケジュール
サファリワールドでは1日に7本ものショーが開催されていました。人気のショーは非常に混み合いますので、入り口で事前にタイムテーブルを確認して、当日の動きを決めるのが良いでしょう。

個人的に気になったのは、タイならではのゾウのショーと、ハリウッドのようなパフォーマンスが売りの人間のショー、「スパイ ウォー」でした。

「サファリワールド」最大の目玉、キリンの餌やりは体験するべし!

キリン
ショーを観る前にキリンのもとへ。キリンは元々私のお気に入りの動物な上にピッチーさんにも勧められたので、キリンの餌やりを体験してみることに。
キリンの餌
キリンの餌
まずはキリンの餌を100バーツ(約300円)で購入。
キリン
うわー、可愛い!
キリン
最初は細い木の棒にキリンの餌を刺して餌付けしていましたが、硬くてうまく刺さらないものもあるので……
キリン
素手で餌付けに挑戦。キリンの長い舌で手を舐められてちょっとくすぐったいけれど、素手で餌をあげているうちに、キリンたちとの距離も縮まってきました。
キリン
餌をやりつつ撫でることにも成功。
キリン
餌を持っているときは沢山のキリンが寄ってきてくれますが、
キリン
なくなった途端にみんな別の餌を持っている人のところへそそくさと移動してしまいました。バケツ一杯あっという間だったけれど、めっちゃ楽しかった!
キリン
バイバイ、キリン。

ゾウのショーは必見

オランウータン
後ろ髪を引かれながらもキリンテラスを後にし、ショーへと移動。この日最初に見たショーはオランウータンショー。司会の人のテンションの高さと、異常なまでの混み具合にすっかり圧倒されてしまいました。
アシカショー
アシカのショーも大盛況。どうやらタイの動物ショーは、日本と比べると小道具を用いた芸が多いようです。

日本のように感動的なシナリオがあるショーとは全然違って、アクションだったり、笑いを取ることに焦点を当てたハイテンションのショーが売りのようですが、これはこれでユーモアがあって面白いです。
ゾウ
そしてそして、やって来ました、お待ちかねのゾウのショー! ちょうど同じ時間に開催されていたカウボーイのショーも捨てがたかったのですが、タイといえばゾウ!ということで、今回はゾウのショーを選択。
ゾウ
こちらのショーはとてもダイナミックなので、できるだけ前の席で見ることをおススメします。
ゾウ
えっ、ちょっと待って。ゾウが綱渡り? 巨体なのにこんなことができるなんて、ゾウって見た目によらず器用みたいです。そういえばゾウはサーカスでも欠かせない存在。かなり芸達者なんですね。
ゾウ
おやおや、今度はゾウによるペインティングが始まりました。”見た目によらず器用”なんて言って失礼。あなたたちは私よりも断然器用です。
ゾウ
ときには雄叫びをあげながら、
ゾウ
完成した絵がこちら。うーん、素晴らしい。とても綺麗です。木に花をつける作業はかなり緻密な作業でしたから、ゾウは紛れもない天才芸術家です。

※ゾウ作の絵画はライディングとセットで750バーツ(約2,250円)で購入可能。ただし早い者勝ちです。
ゾウ
それにしてもゾウ使いとゾウの息がピッタリですごいです。いいなぁ、私もゾウと心通わせたい。
ゾウ
ゾウ
あらあら、スポーツも万能なんですね。参りました!
ゾウ
ゾウ
こちらもショーの一環ですが、観客参加型。ゾウのマッサージ体験をしてみたいというあなたは、是非とも挙手してみてください。

この後ゾウに跨れますが、それも貴重な経験。危険な様子は一切ありませんので、ご心配なく。私も挙手すれば良かったと後悔しています。
ゾウ
ゾウ使いのお兄さんもゾウたちも、とっても素敵なショーをありがとう。

たらふく食べられるタイ・ビュッフェ

タイ・ビュッフェ
午前中だけでかなり盛り沢山な内容だったので、興奮しすぎてお昼のことなんてすっかり忘れていましたが、ここでランチタイム。
タイ料理
タイ料理
タイ果物
種類豊富なタイ・ビュッフェ(園内レストラン)では、何を食べようか迷ってしまいます。
タイデザート
こちらは「ルアンミット」というタイのデザート。実はこの日朝ご飯を食べすぎていた私は、せっかくのビュッフェなのにあまり食べることができず、デザートまでありつけませんでしたが、このデザートはとても甘くて美味しいようです。

大人気のイルカショー

イルカショー
本当はランチタイムの後は完全に自由行動のツアーらしいのですが、今回はプライベートということで、ピッチーさんが午後もお付き合いしてくれました。

サファリパークとマリンパークを行き来してお目当てのショーや動物たちを楽しみます。イルカショーは始まる前から熱気ムンムン。満員というより、定員超えしていました。
イルカ
イルカ
なるほど、イルカのショーは日本のショーと近いものがありました。
イルカ
と油断していたら、いきなりタイタニックが始まりました。この発想は間違いなくタイのオリジナルですね。
イルカ
イルカ
イルカ
その人気からも、やはりイルカは世界中の人々から愛されている存在なんだなとつくづく実感しました。

唯一の人間のショー「スパイ ウォー」の壮大な世界観に釘付け

スパイウォー
もう1つ、他の動物園や遊園地では見ることのできない特別なショー「スパイ ウォー」をご紹介します。このショー、見ている間は予測できない展開にハラハラドキドキが止まりません。
スパイ ウォー
内容はタイトル通りでシンプルなのですが、いきなり客席に水しぶきがかかったり、
スパイウォー
ものすごい爆音を伴う爆発シーンがあったりします。
スパイウォー
発砲しまくり。スリルを味わいたい方にはぴったりのショーです。
スパイウォー
ただちょっとむごいシーンもあるので、あまり小さなお子様をお連れの方にはおススメできません。でも少年だったら大喜びでしょう。正直私も結構恐いと思う場面もありましたが、かなり本格的なショーで見入ってしまいました。

ピッチーさん、ドライバーさんありがとう!

最後に例に漏れずハイテンションなバードショーを見て、ツアー終了。
バードショー
バードショー
バードショー
これはもう充実した1日でしたなんて言葉では片付けられません。内容が濃すぎて消化しきれません。
ピッチーさん
ピッチーさん、1日ありがとうございました!
ドライバーさん
ドライバーさんも運転ありがとうございました!

お2人のお力添えがなければ、私は今日1日こんなに快適に楽しむことはできませんでした。なんせ園内はとてつもなく広くて迷路みたい。お2人とも、本当にありがとう!

サファリワールドツアーに参加して

もうこれ以上説明は不要だと思いますが、ちょっと補足します。 実は写真を掲載した動物たちは、この園の動物のほんの一部。各ショーの場所が離れているので、移動の際に沢山の動物たちと出会うことができるんです。

また、オランウータンやオウム、トラの赤ちゃんと記念写真(全て有料)を撮ることもできるんですよ! タイ人も観光客も家族揃って楽しめる大人気のサファリワールド。人気の秘訣は、唯一無二のエンターテイメント性の高さと、本物のサバンナを思わせる大規模オープン型サファリにありました。

今回予約したツアーの催行会社は「スペースバス」
詳細はこちらからチェック!
「Safari World」
住所 99 Panyaintra Road, Samwatawantok, Klongsamwa
営業時間 Safari Park 09:00~16:30 / Marine Park 09:00~17:00
公式HPはこちら

タイ国政府観光庁提供:タイ国政府観光庁

熱中症に要注意

1年を通して温暖な気候のタイ、バンコク。11~4月が乾期にあたり、12月~2月くらいが最も過ごしやすいと言われています。今は雨季とはいえ、ジメジメととても暑く、この日の気温は40℃前後でした。一番危険なのはショーが始まる前とショーの最中。本当に信じられないぐらい混むので、ただでさえ暑い気温に拍車がかかります。サファリワールドへ足を運んだ際は、ミネラルウォーターを片手に、水分補給を欠かさないよいうにしましょう。

この記事を書いた人

Makiko Suga

Makiko Suga海洋生物の素人スペシャリスト/動物&自然オタク/世界中の秘境地&穴場スポットマニア

幼少期に有名なイルカの研究家と運命的な出会いを果たす。以来海洋哺乳類に魅せられ、海洋生物学者への道を志すが挫折。その後は海洋生物とは無縁の生活を送っていたが、2015年に海洋生物の宝庫であるカナダに留学。あるクジラとの出会いが自分の人生を変える。子供の頃の夢を追い続けながら世界に目を向けている永遠の旅人。得意分野は自然、動物関連だけにとどまらず、多岐にわたる。

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