天井にはダチョウの卵!? イスタンブール観光の穴場はスレイマニ・モスク!
トルコ

かつてはギリシャの植民地としてビザンチウムと呼ばれ、その後ビザンチン帝国の中心地コンスタンティノープルとして繁栄を極め、オスマントルコに侵略された後はイスラム教の都市となり激動の歴史を辿ってきたイスタンブール。

 

歴史の面白さとヨーロッパとアジアという西洋と東洋が出会う唯一無二の場所にあるということで、世界各国からたくさんの旅行客を魅了してきました。

 

街は金閣湾、ボスポラス海峡によって旧市街と新市街、そしてアジア地区の3つに分かれています。

空港から中心部に向かうと鉛筆のようなミナレットの塔があちらこちらに見え、イスラム教の国だという異国情緒を感じることができます。

 

イスタンブールというと有名なブルーモスク、現在は博物館となっているアヤ・ソフィア、歴代のスルタンが優雅な生活を繰り広げたトプカㇷ゚宮殿などを楽しみに訪れるかと思いますが、残念ながら現在(2018年9月現在)ブルーモスクやアヤソフィアの内部は足場が組まれ修復中の箇所が多く、トプカㇷ゚宮殿は宝物館が閉鎖中となっています。

 

そこで私のおすすめはスレイマニ・モスク!! あまり観光客もいなくゆっくりとモスク建築とその空間に浸ることができる穴場の観光地です。

ソクたびソクたび

建築家 ミマール・シナンの最高傑作

スレイマニ・モスクとはオスマン帝国最盛期のスルタンであったスレイマン大帝の命令によってつくられたモスク。

 

少し高台に作られ、対岸の新市街からも目につく巨大なモスクです。最近は偉大な建築物を見ると「どうやってこの建築物を建てたんだろう」と建築家に興味津々。

球体の屋根がいくつも重なってはいるものの全体的に均整がとれており、緑の自然との見事な調和が素晴らしく青空に映える白いモスクは訪れる人々を圧倒します。

 

この建築を手がけたのはミマール・シナン。歴代4名のスルタンに仕え、最高傑作のモスク建築を残しました。

空間の広さに驚く

内部に入る際は靴を脱ぎます。

小さな下駄箱が内部にありますが、ビニール袋を持っていくと便利です。

女性はスカーフ着用で、男性もひざ下丈のズボン着用で中に入ります。

なんといっても入った瞬間驚くのはこの内部の空間の広さ。

1557年に完成ということですが、その時代にこれだけ大きな球体の天井をよく作れたものですよね。

 

直径27.5mの球体天井はアヤソフィアよりは小さいですが、十分な見応えがあります。

そして無数に作られた明かり窓のおかげで内部が明るい! ブルーモスクのようにタイルで装飾されているわけではなく、内装はシンプルですがこのシンプルさが逆に静謐な空間を醸し出し、おもわず床に座ってこの空間に浸ってしまう。

 

無駄なものがなく祈る場所として最高の空間です。

天井にはダチョウの卵!?

天井から吊るされた円形のランプは昔はろうそくを使用していたそうです。

建築家のシナンはそのろうそくから立ち上る煙の筋を見ながら壁の装飾を描いていったという逸話が残っているそうです。

もう一つ面白いのはランプの間につるされているダチョウの卵!!

これは蜘蛛の巣防止のためにつけられているものだそうです。じっくり見ないと見逃してしまいますよね。

スレイマニモスクは高台の上に作られているのでテラスのお庭から見事な金閣湾をのぞむことができます。

秋色に色づく木々と芝生の緑、青い空に白いモスク……。

自然との調和も素晴らしいモスク! 中心から少し離れているので観光客が押し寄せる場所ではありません。

 

内部ではぜひ床に座りじっくりとミマール・シナンの手掛けた最高傑作のモスクの空間にひたってほしいです。

スレイマニ・モスク(Süleymaniye Camii)
Süleymaniye Mah, Prof. Sıddık Sami Onar Cd. No:1, 34116 Fatih/İstanbul, トルコ

礼拝の時間は入れません!

イスラム教には1日5回お祈りの時間がありますが、その時間は入ることができません。時期により異なりますのでお気を付けください。

この記事を書いた人

小春日和

小春日和旅行コンシェルジュ 現役添乗員

これまで約200回、50か国以上を旅してきた大の旅好き。社会人になってからスペイン語も習得し、スペインはもちろん、イタリア、ポルトガル、フランス、イタリア、中南米が特に詳しいです。
東京と京都に拠点をおき、国内も時間のある時は車でドライブ。常に何か面白いものはないかとアンテナをはっています!かわいらしい小物やお菓子が大好きです。

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