こんにちは。韓国在住のMelekです。
韓国料理は、どこの国の人からも比較的人気があります。しかし! そんな韓国料理の中で、外国人に不動の不人気ナンバーワンの料理があるのです。
それが「サンナクチ(산낙지)」=生きたタコです。韓国では「倒れた牛も立ち上がらせる事が出来る」とまで言われているスタミナ料理で、冬の保養食といわれています。でも、見た目はだいぶ宜しくないんです。
食べたいけれど、食べたくない。とにかくビジュアルショックな料理です。それでも、冬に韓国旅行に来たら是非とも食べて頂きたい「サンナクチ(산낙지)」。ご紹介させて頂きます。
ビジュアルショック! 韓国に来た外国人たちに不動の不人気「サンナクチ」をご紹介!
「サンナクチ(산낙지)」とは、日本語にすると「生きたタコ」です。「살아 있는(生きている)」という韓国語の「산」と、「낙지(タコ)」の言葉から名前が付けられています。
といってもただの生タコではありません。韓国の「サンナクチ(산낙지)」はまさに「生きたタコ」を食べるのです。どういうこと?と疑問に思う方もいるかも知れませんが、言葉の通り「生きたタコ」=「動くタコ」=「タコの踊り食い」です。
一口サイズに切られてお皿に出て来るのですが、うねうねと動いているのです。その動く感じのビジュアルが、まるで幼虫の様だと、外国人にはとっても不人気の料理です。しかも、食べにくい! 動く生タコは、お箸で食べるのも一苦労なのです。
「サンナクチ」はスタミナ料理?
実は生タコには、タウリン・鉄分・マグネシウム・マンガンなどの豊富な栄養素が含まれています。また、アミノ酸が解毒作用を助けてくれ、二日酔いの改善にもなると言われています。肝機能を改善してくれる助けもあります。
さらに、DHA・タンパク質・カルシウムが豊富に含まれているタコは、成長期の子供にもおすすめとされています。集中力向上やアルツハイマーにも効果的と言われています。
また、なんといってもカロリーが低くヘルシーで、女性に多い貧血も効果的との事です! 貧血などの改善にもなり、定期的に食べ続けると効果が見られると言われています。
ビジュアルショックな「サンナクチ」ですが、さすが冬の保養食と言われるだけあり、嬉しい栄養素がたっぷりの料理です。
「サンナクチ」は、一般的にごま油にお塩を入れたタレで頂きます。口の中でも動くのでよく噛んで食べます。新鮮なタコはとっても美味しいですよ!
美味しい「サンナクチ」を求めて少し遠出を!
もちろんソウル内でも「サンナクチ」は食べられますが、より新鮮で美味しいものを食べたい方は、韓国の北部にある江原道(カンウォンド)や束草(ソクチョ)に行くのをオススメします! 海沿いなので、より新鮮な「サンナクチ」を食べることが出来ます。
ソウルからバスで約2時間10分程度なので、長期で韓国旅行に来る方や、ソウルからプチトリップしたいという方には、おすすめの場所です! 韓国人が国内旅行でよく行く場所でもあり、観光スポットがたくさんあります。
ただ、江原道と束草は韓国の中でも北部なので、寒いです! 冬に「サンナクチ」を食べに行かれる場合は防寒をしっかりされることをお勧めいたします! 本当に思いのほか寒いですよ!