飯能エリアは、自然をカラダいっぱいに感じることができますが、案内板も十分ではなく、隠れた見どころがたくさんあります。実際にサイクリングをして探しながら、紅葉狩りの情報も合わせてご紹介します。
知る人ぞ知る! 多彩な色の紅葉狩りができる「美杉台エリア」
飯能駅南口からまっすぐ進んだ、かなり息の上がるキツい坂の高台にある新興住宅街です。美杉台の中には、メインになる2本の道路があり、街路樹によって四季を感じてウキウキする環境です。こんな街に住めたら1年中楽しいでしょうね。
色づき始めた時期のイチオシは、美杉台小学校付近です。多彩な色に変化する様子を、身近に楽しむことができる希少なエリアです。
飯能河原のランドマーク「割岩橋(われいわはし)」
夏はBBQや川遊びでダントツ人気の河原です。はるか頭上に架かる真っ赤な橋は、歩行者と自転車のみ渡ることができます。橋の上からハラハラしながら入間川を見下ろすと、モミジのテンペンあたりが、オレンジ色に色づいているのが見えます。
飯能駅からも近い河原に隣接するエリアは、車輌進入禁止になっているので、ハイキングやサイクリングものびのび楽しめます。小さな子供連れの家族でも、安心して川遊びをできる場所です。
うっそうとした森に囲まれた別世界の「吾妻峡」
入間川の両岸は、色づきはじめたモミジも多いので、これから見ごろになる紅葉狩りが待ち遠しく感じます。水辺には大きくゴツゴツとした岩がたくさんあり、ほとんど手つかずの自然渓谷になっています。
子供心をくすぐる「ドレミファ橋」を、ピョンピョンとリズム良く渡ったり、大きな岩の上から川の中へジャンプしたり、変化に富んだ渓谷は、河原デートや少人数向けの散策にピッタリのエリアです。
歩くたびにボヨーン!ボヨーン!と音が響く「弁天橋」
入間川沿いに両岸の道路には、案内板も目印も無い場所から、民家の間を渓谷に降りた先にあります。真っ赤なつり橋の欄干は、腰より低い高さまでしか無いので開放感がありますが、歩くたびに「ボヨーン、ボヨーン」と独特な音を響かせます。とても平常心では歩くことができない、スリル満点のつり橋です。
色づき始めたモミジを探しているうちに、偶然見つけられるかもしれませんが……。知らないと通り過ぎてしまう弁天橋は、一部のハイカーやサイクリストのブログで見かけることもあります。しかし、詳細な場所が紹介されていないために、「幻のつり橋」と言えるかもしれません。