ポルトガルの年末年始はホッとします。イルミネーションが1月6日までの理由とは?
ポルトガル

ポルトガルでは、クリスマスのイルミネーションは1月6日まで続いています。何故1月6日なのかというと……イエスキリストの生誕を知った東方の三博士が、贈り物を持ってイエスのもとにたどり着き、最初にイエスの生誕を祝ったのが1月6日だから。つまり、この日までクリスマスは続くので、イルミネーションもこの日まで、というわけです。
今回は、そんなクリスマス感たっぷりで華やかな、ポルトガルでの年末年始の過ごし方をご紹介します。

年末もリスボンの町並みはとっても華やか!

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こちらはポルトガル・観光の中心地、コメルシオ広場のクリスマスツリー。年末31日の年越しの様子です。
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コメルシオ広場からロッシオ広場までの道にはたくさんのレストランやカフェ、ブティック、雑貨、有名店が並び、観光シーズン以外でも、ここは多くの観光客で賑わっています。
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大晦日のこの日、たくさんの路面店がでていました。アズレージョ、ポルトガル人の大好きなサルディーナ(イワシの飾り)、幸福のシンボルのニワトリといった雑貨に、見ているだけでもワクワクしてしまいます。さらに、美味しいナッツとドライフルーツも。ポルトガルにしかない魅力的なお店に、観光客のお財布はついつい緩んでしまいます。

お家のなかでもクリスマス感たっぷり!

次に、ポルトガルで迎えるクリスマスをご紹介。今回は、ポルトガルの友人のお家で家族の仲間入りをさせてもらいました。
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このように、ツリーの前には何日も前から用意されたプレゼントが置かれていきます。日に日に増えていくプレゼントを見ていると、子供たちだけでなく大人もテンションが上がり、ワクワクしてきます。
24日の夕食は、七面鳥とポルトガルの伝統的なバカリャウ(干しダラ)のお料理。普段は使わない豪華な食器・グラスをテーブルコーディネートして、もちろん服も綺麗にドレスアップしてクリスマスを迎えます。普通は、24日は家族だけで集まり、25日に友人や親戚を訪ねるのですが、単身でポルトガルに住んでいる私を気遣って招待してくれました。ひとりで海外に住んでいると、こういう友人の優しさにふれてホッとします。
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友人宅のクリスマスデコレーションの中のあった、東方の三博士。ポルトガル語では「os três reis magos」といいます。
私はクリスマスについて、もともとイエス生誕の日くらいの知識しかありませんでした。なので、カトリックの歴史と深く結びついたポルトガルの文化、食事、暮らしをポルトガル人から教えてもらうのは、とても興味深く勉強になります。
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そして年末年始といえば、日本もポルトガルも変わらず、美味しいお酒が欠かせません。日本なら日本酒ですが、ポルトガルでは勿論、美味しいワインです。クリスマスの七面鳥には赤ワイン、料理が終わったら少し甘いさくらんぼのリキュール、ポートワイン。美味しいデザートも欠かせません。ポルトガル人の胃袋はかなり丈夫だと思います。
 
食いしん坊で明るくパワフルなポルトガル人と年末年始を過ごし、ポルトガルの文化に触れて、この国がまた好きになりました。

この記事を書いた人

MamikoTakada

MamikoTakadaセラピスト兼社長inポルトガル

ポルトガルのワイン・チーズ・シーフード・美味しい食べ物たち…海・青い空・眩しい太陽・美しい町並み・友人たち…
ポルトガルのすべてに「SAUDADE」な思いが断ち切れず、ポルトガルで起業した無鉄砲なR50のセラピスト兼社長。
「Pensando morreu burro」考えてる間にロバが死ぬ
「考えすぎず行動を!」をモットーに無鉄砲な人生をポルトガルで謳歌しています。

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